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アキレスJP:5142
沿革
1947年5月 |
資本金2,000千円をもって興国化学工業株式会社を設立、本店を東京都中央区日本橋とし、工場を栃木県足利市に置き、ゴム製品の製造、販売を開始。 |
1948年4月 |
塩化ビニール製品の製造、販売を開始。 |
1951年3月 |
本店を東京都中央区新富町に移転。 |
1956年6月 |
大阪市に大阪支店を開設。 |
1957年4月 |
栃木県足利市に山辺工場(現・足利第一工場)を建設。 |
1961年6月 |
英国インペリアル・ケミカル・インダストリーズ社と軟質ポリウレタンフォームの製造に関する技術提携を行う。 |
1962年4月 |
ウレタン製品の製造、販売を開始。 |
1962年9月 |
東京証券取引所市場第一部上場。 |
1963年1月 |
当社独自の合成皮革(カブロン)の製造に成功、販売を開始。 |
1964年2月 |
本店を東京都新宿区大京町に移転。 |
1965年11月 |
米国ニューヨーク州に現地法人アキレスK.C.I. Corp.を設立。(1978年ACHILLES USA, INC.により吸収) |
1969年7月 |
栃木県足利市に御厨工場(現・足利第二工場)を建設。車輌内装材、硬質ウレタンシェル等産業資材の製造に着手。 |
1973年10月 |
滋賀県犬上郡に関西工場(現・滋賀第二工場)を建設。 |
1973年11月 |
米国ワシントン州にKOHKOKU USA, INC.(現・ACHILLES USA, INC.)(現・連結子会社)を設立。 |
1974年8月 |
北海道美唄市に美唄工場を建設。 |
1978年11月 |
滋賀県野洲市に滋賀第一工場を設立。 |
1982年2月 |
商号を変更しアキレス株式会社とする。 |
1986年6月 |
ドイツA.S.Création社と壁材の製造に関する技術提携を行う。 |
1988年1月 |
大阪支店を関西支社と呼称を変更。 |
1988年3月 |
スウェーデンTarkett社と床材の製造に関する技術提携を行う。 |
1989年1月 |
福岡県飯塚市に九州工場を建設。 |
1993年12月 |
中国江蘇省に合弁会社昆山阿基里斯人造皮有限公司(現・昆山阿基里斯新材料科技有限公司)を設立。 |
1998年12月 |
導電性素材「STポリ」の生産を開始。 |
2002年10月 |
中国上海市に阿基里斯(上海)国際貿易有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2008年2月 |
台湾新竹市に阿基里斯先進科技股份有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2015年2月 |
本店を現住所に移転。 |
2019年5月 |
中国広東省に阿基里斯(佛山)新型材料有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
アキレス株式会社とそのグループ企業は、シューズ事業、プラスチック事業、産業資材事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。これらのセグメントは、製造および販売を中心に様々な製品やサービスを提供しています。
シューズ事業では、アキレスリテール株式会社やACHILLES HONG KONG CO., LTD.などの関連会社を通じて、靴製品の製造販売を行っています。このセグメントは、消費者向けのシューズ市場に焦点を当てています。
プラスチック事業では、車両内装用資材、一般レザー、カブロン、ラミネート、フィルム、建装資材、防災対策商品などの製造販売を手掛けています。アキレスコアテック株式会社やアキレス大阪ビニスター株式会社、ACHILLES USA, INC.など、国内外の複数の関連会社がこのセグメントに属しています。
産業資材事業では、ウレタン、断熱資材、工業資材、衝撃吸収材などの製品を提供しています。東北アキレス株式会社や関東アキレスエアロン株式会社など、特定の産業向けの資材を製造販売する関連会社がこのセグメントに含まれています。
アキレス株式会社グループは、これらの事業を通じて、多岐にわたる製品とサービスを提供し、様々な市場ニーズに応えています。各セグメントは、特定の市場や顧客基盤に特化しており、アキレス株式会社グループの多角的な事業展開を支えています。
経営方針
アキレス株式会社は、社会との共生を企業理念とし、顧客起点での製品創造とサービス提供を通じて、持続的な企業価値の向上を目指しています。同社は、安定的な利益を確保できる事業基盤の確立と、成長分野への積極的な投資により事業強化を図っています。これにより、株主を含む全ステークホルダーに対して、同社の存在意義を示し、応えていくことを目標としています。
経営環境においては、ウィズコロナ下での社会経済活動の正常化や個人消費の回復が見込まれる一方で、ウクライナ情勢の長期化や世界的なインフレの継続などによる経済減速の懸念があります。また、SDGsの重要性の増加や脱炭素社会への企業変革の必要性、AIやICT技術の発達など、新たな事業機会と課題が存在します。
アキレス株式会社の経営戦略は、これらの変化に対応し、持続的な成長を遂げるために、保有する技術と経営資源を最大限に活かし、新たな価値を創造し続けることにあります。具体的には、脱炭素社会に向けた事業強化、人口動態に連動した課題解決のための事業育成、防災事業の拡大、海外事業の拡大推進、生活基盤整備に資する中間財の高品質化によるシェア拡大など、5つの重要課題に取り組んでいます。
これらの戦略を実行するため、アキレス株式会社は、シューズ事業の収益性改善、顧客起点に立った迅速な新商品開発、設備更新による競争力向上、CO2排出量を極小化した生産活動の推進、スマートプロセス・デジタル技術による生産性向上、物流改革によるCO2削減と収益性改善、多様な人材の育成と働き方改革の推進など、経営基盤の強化にも注力しています。