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テリロジーホールディングスJP:5133
事業内容
テリロジーホールディングスは、2022年11月に株式会社テリロジーの完全親会社として設立されました。同社は持株会社として、グループ会社の経営管理を行っています。テリロジーホールディングスグループは、製品・サービス別に営業部門を設置し、各部門が包括的な戦略を立案・実行しています。
同社の事業は「ネットワーク部門」、「セキュリティ部門」、「ソリューションサービス部門」の3つの部門に分かれています。ネットワーク部門では、ルータやスイッチ、無線LANなどのネットワーク機器の販売や、企業内情報通信システムの設計・構築を行っています。また、THXやCloudTriageといった自社開発製品を用いたサービスも提供しています。
セキュリティ部門では、サイバー脅威情報を提供するCTIインテリジェントセキュリティサービスや、ファイアウォール、侵入検知・防御システムなどのネットワークセキュリティ製品を取り扱っています。さらに、ログ管理・分析クラウドサービスの販売・構築も行い、24時間365日の保守業務体制を整えています。
ソリューションサービス部門では、RPAツール「EzAvater」や多言語映像通訳サービス「みえる通訳」、クラウド管理型VPNサービス「MORA VPN Zero-Con」などを提供しています。また、ウェブ会議サービスや法人向けインターネット接続サービス、訪日インバウンドメディアを活用したプロモーション事業も展開しています。
経営方針
テリロジーホールディングスは、デジタル社会の変化に対応し、最適なソリューションを提供するテクノロジーオーガナイズ企業を目指しています。2022年11月に持株会社として設立され、グループ全体の経営管理を行っています。中核事業会社である株式会社テリロジーは、インターネット技術の先端を追求し、新たなテクノロジーの導入に挑戦しています。
同社は、デジタル社会の基盤づくりにおいて、最新技術の予見と分析を基に、独自のソリューションを提供し続けることを目指しています。売上高や利益を重視しつつ、時価総額の拡大を重要な指標とし、持続的な成長と企業価値の向上を図っています。
経営環境は、個人消費の回復やインバウンド需要の高まりにより、緩やかな回復基調にあります。しかし、地政学的リスクや為替変動、物価上昇などの不確実性も存在します。テリロジーホールディングスは、サイバーセキュリティ対策を強化し、社会インフラの安定運用を支援しています。
同社は、デジタル変革をチャンスと捉え、サイバーセキュリティ技術やクラウドサービス、データマネージメント技術を提供し、DX化を推進しています。中期経営計画「挑戦と更なる成長」を策定し、持続可能な社会の支えとなることを目指しています。
経営戦略として、経営資源の最適化や営業力の強化、グループ事業価値の創造を掲げています。財務戦略では、効率的な資金運用や株主還元策を進め、M&Aアライアンスを推進しています。人事戦略では、社員のスキルアップやグループ人事交流を活発化し、経営層の強化を図っています。
投資戦略では、既存事業の成長強化や新市場獲得を目指し、戦略的な投資を行っています。グローバル戦略としては、ボーダーレス取引の増大や海外進出を進め、海外取引先との信頼関係を強化しています。