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アップコン (5075) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
アップコンは、地震や地盤沈下により生じたコンクリート床の沈下・傾き・段差を修正する建設事業を手がけています。同社独自の「アップコン工法」では、環境に優しいノンフロンのウレタン樹脂と小型機械を用いて、既存のコンクリート床を解体することなく短期間で修正することが可能です。従来のコンクリート打替え工法と比較して工期を10分の1に短縮でき、企業や住民が営業・生活を続けながら施工できる点が大きな特徴となっています。
同社の主要顧客は工場・倉庫・店舗などの事業施設と一般住宅です。民間事業では、床の傾きが原因で装置が振動し不良品率が増加している工場や、荷物の積み上げが困難になった倉庫、住宅の傾きに悩む個人などに修正工事を提供しています。収益源は主にこれらの施工サービスですが、近年は公共工事分野にも進出し、農業用水路トンネルの補修や道路・港湾・空港の段差修正工事なども手がけています。
同社の事業は民間事業と公共事業の2つの柱で構成されています。民間事業では工場・倉庫・店舗の床修正が主力で、住宅や建物構造物の沈下修正も行っています。一方、公共事業では産官学連携で開発したFRT工法による農業用水路トンネルの機能回復工事や、高速道路のコンクリート舗装版の修正、港湾のコンテナターミナル補修などを展開しており、老朽化が進む社会インフラの延命化に貢献しています。
経営方針
アップコンは、コンクリート床の沈下・傾き修正を主力とする建設会社として、「ストック型」社会への転換を見据えた成長戦略を推進しています。同社は売上総利益率と売上高経常利益率を重要な経営指標として位置づけ、収益性重視の経営を行っています。継続的成長を確実なものにするため、新たな事業の柱を開拓し、収益獲得手段の多様化を図ることを基本方針としています。
技術革新と人材育成が同社の差別化戦略の中核となっています。技術部を中心としたウレタン樹脂を用いた新技術の継続的開発に加え、材料メーカーとの緊密な連携により専門性を高めています。特筆すべきは、代表取締役社長直轄の「健康活動倶楽部」を発足させ、技術部社員の健康管理を通じて施工品質の維持向上を図っている点です。同社では「社員の健康は経営の安定と企業価値向上につながる」との考えのもと、人的資源への投資を重視しています。
新市場開拓では、従来のコンクリート床沈下修正から事業領域を拡張し、ウレタン充填工法「FRT工法」による水路トンネル空洞充填や空港地盤圧密強化工事などの公共インフラ分野への参入を進めています。海外展開についても、ベトナムでの営業活動を北部から南部まで拡大し、年2回程度の現地プレゼンテーションやジェトロとの協議を通じて市場開拓を加速させる計画です。中長期的には研究開発とM&Aの両面から事業基盤の拡充を目指しています。
ブランド力強化も重要な成長戦略の一環として位置づけられています。同社では新聞・専門誌・テレビなどのメディア活用や展示会出展、説明会開催などの広報活動により、「アップコン工法」の知名度向上と競合優位性の確立を図っています。これらの取り組みを通じて新規顧客獲得と海外進出を促進し、販路拡大につなげる方針です。費用対効果を見極めながら十分な市場調査に基づいたPR活動とIR活動を展開し、企業価値向上を目指したブランド化を推進しています。