テスホールディングスJP:5074

時価総額
¥307.2億
PER
10.1倍
持続可能な社会実現を目指し、エネルギープラントやユーティリティ設備のEPC、再生可能エネルギー発電所の運営・売電、O&M、電気小売供給などを手掛ける。

沿革

2009年7月

創業者の事業継承等を目的として、テス・テクノサービス株式会社(現当社)を設立

2018年4月

テスホールディングス株式会社に商号変更

テス・エンジニアリング株式会社との株式交換により当社を完全親会社及び同社を完全子会社化とし、持株会社体制に移行

2018年10月

バイオマス燃料製造の研究開発を目的としてPT PTEC RESEARCH AND DEVELOPMENT(現連結子会社)を設立

2019年1月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社千葉香取ソーラーパワーを営業者とする匿名組合(現連結子会社)を組成

2019年9月

バイオマス燃料供給を目的としてPTEC SHINGAPORE PTE. LTD. (現連結子会社)を設立

2019年10月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社茨城牛久ソーラーパワーを営業者とする匿名組合(現連結子会社)を組成

2019年12月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的としてプライムソーラー2合同会社を営業者とする匿名組合(現連結子会社)を組成

2020年3月

バイオマス燃料供給を目的としてPT INTERNATIONAL GREEN ENERGY(現連結子会社)を設立

2020年3月

バイオマス燃料供給を目的としてINTERNATIONAL GREEN ENERGY PTE. LTD. (現連結子会社)を設立

2020年8月

ヴェオリア・ジャパン株式会社との合弁により水、廃棄物、エネルギー分野におけるユーティリティマネジメントサービス提供を目的としたVTユーティリティーズサービス株式会社(現持分法適用関連会社)を設立

2020年9月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的としてプライムソーラー3合同会社(現連結子会社)を設立

2021年4月

東京証券取引所市場第一部に株式上場

2021年6月

バイオマス発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社熊本錦グリーンパワー(現連結子会社)を設立

2021年9月

バイオマス発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として株式会社伊万里グリーンパワー(現連結子会社)を株式取得により子会社化

2022年1月

英国系統用蓄電事業への出資参画を目的としてTOLLCUX INVESTMENTS LIMITED(現持分法適用関連会社)の株式を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行

2022年7月

気候変動リスク対策や人材の多様性等の取り組みの推進を目的としてESG推進委員会を設立

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社T&Mソーラー(現連結子会社)の持分全部を取得し子会社化

2022年8月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社ソーラーエナジー・クリエイト(現連結子会社)の持分全部を取得し子会社化

2023年1月

水力発電所の開発を目的として、合同会社群馬谷川岳ハイドロパワー(現連結子会社)を設立

1979年5月

大阪府豊中市に工場・事業所向けのユーティリティ設備(注1)のエンジニアリング及び保守業務を事業目的として、阪和熱水工業株式会社を設立

1992年1月

テス・エンジニアリング株式会社に社名を変更

1999年11月

24時間監視センター(現ICTソリューションセンター)を開設

2000年7月

「環境マネジメントシステムISO14001」を認証取得

2002年9月

コージェネレーションシステム(注2)による顧客企業向けエネルギー供給サービスを開始

2006年2月

ガスエンジンコージェネレーション発電所の運転保守一括受託サービスを開始

2007年2月

環境対策関連のサービス拡大のため、環境省自主参加型国内排出量取引制度に関する取引参加者に登録

2009年5月

環境対策関連のサービス拡大のため、グリーン電力証書発行事業者に登録

2010年2月

電気の小売供給への参入を目的として特定規模電気事業(現小売電気事業)の開始を届出

2012年3月

太陽光発電所の監視システムの保守及び遠隔監視サービスを目的としてインテリジェントソーラーシステム株式会社(現持分法適用関連会社)を設立

2012年10月

顧客企業向けユーティリティ設備のEPC(Engineering:設計、Procurement:調達及びConstruction:施工)強化の観点から、共立エンジニアリング株式会社(現連結子会社)及び有限会社テクノエンジニアリングを株式取得により子会社化

2013年1月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的としてNECキャピタルソリューション株式会社との間に、エナジーアンドパートナーズ株式会社(現連結子会社)を設立

2013年3月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的としてプライムソーラー合同会社(現連結子会社)を設立

2013年6月

当社グループによる太陽光発電所の所有・運営・売電の第1号案件としてTESS徳島阿南ソーラー発電所にて発電を開始

2013年7月

バイオマス発電所の所有・運営・売電を目的として三重エネウッド株式会社(現持分法適用関連会社)の株式を取得

2014年4月

発電所等の運営管理業務を目的としてテス・アセットマネジメント合同会社(現連結子会社)を設立

2014年5月

組織統合の観点から、有限会社テクノエンジニアリングを吸収合併

2014年12月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社T&Mソーラーを営業者とする匿名組合(注3)を組成

2014年12月

「品質マネジメントシステムISO9001」「情報セキュリティマネジメントシステムISO27001」を認証取得

2015年7月

エネルギーマネジメントサービス強化のため、自社開発によるWEB対応型エネルギーマネジメントシステム「TESS WebView」の販売を開始

2015年10月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社ソーラーエナジー・クリエイトを営業者とする匿名組合(注4)を組成

2015年11月

電力全面自由化開始に向けた制度変更のため、電気の小売供給において小売電気事業者に登録

2016年3月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社淡路佐野ソーラーパワーを営業者とする匿名組合(現連結子会社)を組成

2017年9月

地熱発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として霧島万膳地熱エネルギー合同会社(現連結子会社)を設立

2017年10月

太陽光発電所の所有・運営・売電を行うことを目的として合同会社高知室戸ソーラーパワーを営業者とする匿名組合(現連結子会社)を組成

事業内容

テスホールディングスグループは、持続可能な社会の実現を目指し、「Total Energy Saving & Solution」を経営理念に掲げています。同社は、テス・エンジニアリング株式会社を中核とする連結子会社21社及び持分法適用関連会社4社で構成され、再生可能エネルギーの主力電源化、省エネルギーの徹底、エネルギーのスマート化を注力領域としています。

同社グループは、エンジニアリング事業とエネルギーサプライ事業の2つのセグメントで事業を展開しています。エンジニアリング事業では、エネルギープラントやユーティリティ設備のEPC(設計、調達、施工)を行い、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域を主たる事業領域としています。また、エネルギーサプライ事業では、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、オペレーション&メンテナンス(O&M)、電気の小売供給などを行っています。

特に、エンジニアリング事業においては、コージェネレーションシステムや太陽光発電システム、ユーティリティ設備等のEPCを手掛け、省エネルギー設備の提案から実施までをサポートしています。再生可能エネルギー系設備に関しては、FIT制度やFIP制度を活用した発電用途及び自家消費用発電設備のエンジニアリングを提供しています。

エネルギーサプライ事業では、太陽光発電所を中心に、バイオマス発電所や風力発電所等の再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行っており、FIT制度やFIP制度を活用した発電所や、オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所の運営にも注力しています。

また、同社グループは、エネルギーマネジメントサービスや24時間遠隔監視サービスを含むオペレーション&メンテナンス(O&M)サービス、電気の小売供給、さらには燃料やLNG、バイオマス燃料の供給サービスも提供しています。これらの事業を通じて、産業分野の顧客が抱える環境対策や省エネ対策、エネルギーコスト対策等の課題解決に貢献しています。

経営方針

テスホールディングスグループは、省エネルギーと再生可能エネルギーの推進を核とした成長戦略を展開しています。同社は、「Total Energy Saving & Solution」を経営理念に据え、再生可能エネルギーの主力電源化、省エネルギーの徹底、エネルギーのスマート化を三つの重点領域として注力しています。エンジニアリング事業では、エネルギープラントやユーティリティ設備の設計、調達、施工(EPC)を手掛け、省エネルギー設備の提案から実施までをサポートしています。また、エネルギーサプライ事業では、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を中心に、オペレーション&メンテナンス(O&M)サービスや電気の小売供給などを行っています。

同社グループは、FIT制度やFIP制度を活用した発電所の運営に加え、オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所の運営にも力を入れています。これにより、顧客企業の環境対策や省エネ対策、エネルギーコスト対策等の課題解決に貢献しています。さらに、エネルギーマネジメントサービスや24時間遠隔監視サービスを含むO&Mサービス、燃料やLNG、バイオマス燃料の供給サービスも提供し、産業分野の顧客に対して総合的なエネルギーソリューションを提供しています。

テスホールディングスグループの成長戦略は、エネルギーの持続可能性と効率性を追求することにより、社会の脱炭素化に貢献することを目指しています。同社は、技術革新とサービスの拡充を通じて、エネルギー業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立し、持続可能な成長を目指しています。