日本ビジネスシステムズJP:5036

時価総額
¥661.2億
PER
19.8倍
クラウドインテグレーション事業(CI)ではAzure/M365/D365の導入支援、クラウドサービス事業(CS)ではクラウド利活用の保守・運用・改善、ライセンス&プロダクツ事業(L&P)ではクラウドソリューションとライセンス・関連機器のリセールを手掛ける。

沿革

1990年10月

東京都港区芝に日本ビジネスシステムズ㈱設立(資本金1,000万円)

1997年9月

米国現地法人としてJAPAN BUSINESS SYSTEMS TECHNOLOGY設立(注)1

(マイクロソフト社とのリレーション強化及び日系企業の米国進出支援を目的として設立)

2000年6月

東京都港区芝公園に本社移転

2004年6月

JBSテクノロジー㈱設立

2005年5月

ISO/IEC27001(旧BS7799)(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得

2006年4月

ネットワンシステムズ㈱がJBSテクノロジー㈱に資本参加

2007年12月

マイクロソフト ジャパン パートナー・オブ・ザ・イヤー2007 初受賞

以降、2008年、2010年、及び2013年~2023年まで11年連続受賞

2009年4月

㈱アイヴィスソリューションズと資本・業務提携

6月

㈱アイヴィスソリューションズからJBSソリューションズ㈱に社名変更

10月

JBSソリューションズ㈱を100%子会社化

2011年5月

HP パートナーAward2010 受賞

2012年2月

IBM エクセレントパートナーアワード 受賞

4月

大阪府大阪市淀川区に西日本事業所(2023年6月北区に移転)を開設

7月

愛知県名古屋市西区に中部事業所(2021年3月中村区に移転)を開設

10月

シンガポールに現地法人を設立(注)1

(日系企業のシンガポール進出支援を目的として設立)

11月

中国(上海)に現地法人を設立(注)1

(日系企業の上海進出支援を目的として設立)

2013年8月

ドットコムサービス㈱を100%子会社化

9月

持株会社として㈱JBSを設立

2014年2月

㈱三菱総合研究所、三菱総研DCS㈱と資本業務提携

6月

メキシコに現地法人を設立(注)1

(日系企業のメキシコ進出支援を目的として設立)

8月

東京都港区虎ノ門に本社移転

2015年8月

JBSテクノロジー㈱を100%子会社化

JBS虎ノ門ヒルズオフィスが日経ニューオフィス賞のクリエイティブ・オフィス賞を受賞

10月

持株会社である㈱JBSを吸収合併

JBSテクノロジー㈱がドットコムサービス㈱を吸収合併

2016年5月

沖縄県那覇市に沖縄事業所(2023年1月浦添市に移転)を開設

6月

プライバシーマーク取得

7月

福岡県北九州市八幡東区に九州事業所を開設

10月

JBSトレーニングセンター開設

2017年2月

香港に現地法人を設立(注)1

(日系企業の香港進出支援を目的として設立)

12月

㈱ヴァンテルシステム100%子会社化

2018年6月

2018 Microsoft Country Partner of the Year 受賞

2019年4月

子会社であるJBSテクノロジー㈱、㈱ヴァンテルシステム、JBSソリューションズ㈱を吸収合併

北海道札幌市中央区に北海道事業所(2021年3月中央区に移転)を開設

2020年8月

Dell Technologies Japan EXCEPTIONAL Partner 受賞

2021年6月

HPE Japan Rising Star of the Year 受賞

2022年4月

Azure Expert マネージド サービス プロバイダー(MSP) 認定

2022年8月

東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場

2022年12月

㈱ネクストスケープ 100%子会社化

2023年8月

Crayon Group Holding ASA(本社:ノルウェー)と業務提携

事業内容

日本ビジネスシステムズは、企業や社会の持続的成長に貢献するため、最新の技術と方法論を取り入れたクラウドサービスの提供に注力している企業です。同社は、マイクロソフト社をはじめとするクラウド企業や各種ハードウェアメーカー、ソフトウェアメーカー、研究機関と連携し、顧客のIT課題だけでなくビジネス課題の解決を目指しています。

同社の事業は、クラウドインテグレーション事業(CI)、クラウドサービス事業(CS)、ライセンス&プロダクツ事業(L&P)の3つのセグメントに分かれています。CIセグメントでは、マイクロソフト社の「Azure」「M365」「D365」などのクラウド製品の導入支援を行い、DX計画策定からクラウド基盤設計・構築までを提供しています。CSセグメントでは、これらのクラウド製品を利用する顧客のための保守・運用・改善サポートを一貫して提供し、L&Pセグメントでは、クラウドソリューションとライセンス、関連機器のリセールを行っています。

また、新型コロナウイルス感染症対策の緩和と経済活動の正常化に伴い、クラウドサービスへのニーズが増加している中、日本ビジネスシステムズは、クラウドアダプションフレームワーク(CAF)に準拠したコンサルティングや、Azure Expert MSP認定を取得するなど、マルチベンダーとしての体制を整え、顧客に対してスピーディかつ最新のクラウド利活用を提供しています。さらに、同社は人材採用と育成にも力を入れており、最新のクラウド技術の習得に努めています。これらの取り組みを通じて、日本ビジネスシステムズは、クラウドマネージドサービスプロバイダーとしてさらなる成長を目指しています。

経営方針

日本ビジネスシステムズは、社会のデジタル変革をリードするNo.1クラウドインテグレーターを目指し、企業理念「優れたテクノロジーを、親しみやすく」のもと、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、クラウド需要の拡大を背景に、マイクロソフトクラウドを中心に成長を続け、クラウドセキュリティやアプリケーション開発領域での収益力強化、マネージドサービスへの転換を進めています。また、Azure Expert MSP認定の維持を通じたマイクロソフトライセンスの仕入れ額改善や、ソリューションに紐づく物販促進により利益改善を図っています。

同社は、ID数の増加とクラウドARPUの拡大を基本戦略とし、M365ライセンス契約のシェア拡大や、M365需要の獲得を通じてクラウドセキュリティやData&AI領域への拡大を目指しています。さらに、JBS Cloud Suiteを通じたクラウドインフラのAzureへのLift&Shift需要対応や、アプリケーション開発に必要なインフラ構築をワンストップで支援し、ARPU拡大を図っています。

人材獲得・育成にも注力し、新卒採用と中途採用を継続しつつ、セキュリティやAI等の技術者獲得競争が厳しい領域でのパートナー連携を積極的に行い、ブリッジエンジニアの育成を進めています。また、クラウド時代に合ったリスキル、アップスキルを進め、エンジニアのスキルポートフォリオを可視化・分析し、戦略的な育成に取り組んでいます。

これらの施策を通じて、日本ビジネスシステムズは、クラウドサービスの提供を核とした事業展開を強化し、持続可能な成長を目指しています。同社の取り組みは、クラウド技術の普及と活用を促進し、顧客企業のデジタル変革を支援することで、社会全体のイノベーションに貢献していくことを目標としています。