トリプルアイズJP:5026

時価総額
¥73億
PER
AI技術を用いたシステム開発、顔認証マーケティングサービス、顔認証勤怠サービス、AIエンジニア育成プログラム、将棋道場・教室の運営。

沿革

2008年9月

先端技術を活かしたITシステムを提供することを目的に、東京都千代田区に株式会社トリプルアイズ(資本金3,600千円)を設立

2012年2月

事業拡大の為、東京都渋谷区に本店移転

2014年8月

囲碁AIプロジェクトチーム発足

2015年3月

事業拡大の為、東京都千代田区に本店移転

2016年7月

深層学習(Deep Learning)基盤となる「Deepize」を開発

2017年3月

AI、IoT、ブロックチェーン技術の研究を目的とした部署として、先端開発部(現AIZE開発部)を設置し、IoTクラウドに関する画像認識等を研究開発

2017年8月

測量作業向けドローン制御アプリ「Droneize」をApp Storeにてリリース

2017年9月

神奈川県横浜市に「横浜事業所」を開設(2021年9月閉鎖)

2018年9月

事業拡大の為、株式会社ソルトーネ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化

2018年12月

完全子会社である株式会社ソルトーネを当社に吸収合併

2019年3月

画像認識プラットフォーム・AIZEを提供開始

2019年6月

事業拡大の為、眞人堂株式会社を当社に吸収合併

2019年9月

事業拡大の為、株式会社棋創社(現社名:株式会社所司一門将棋センター、千葉県習志野市、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2019年10月

事業拡大の為、株式会社シンプルプラン(東京都千代田区、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2019年12月

囲碁AI世界大会「第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会」にて開発に参画したGLOBIS-AQZで準優勝

2021年3月

前代表取締役・福原智の急逝により、山田雄一郎が代表取締役に就任

2022年5月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

トリプルアイズは、AIソリューション事業を中心に展開している企業で、その事業内容は大きく分けて「AIソリューション事業」と「研修事業」に分類されます。AIソリューション事業は、さらにSI部門とAIZE部門に細分化されています。

SI部門では、Webシステム開発、インフラ基盤やネットワークの構築、基幹・情報システムの構築、クラウドインフラサービス、そしてAI、IoT、DXに関連する開発を手掛けています。これらのサービスは、金融、流通、不動産、サービス、医療など多岐にわたる業界で実績を持ち、大手SIerからの一次請けやエンドユーザーからの直接取引を主な案件としています。

一方、AIZE部門では、トリプルアイズが独自に開発したAIエンジンを用いたサービスを提供しています。具体的には、顔認証マーケティングサービス「AIZE Research」、顔認証勤怠サービス「AIZE Biz」、自動検温機器を組み合わせた顔認証マーケティングサービス、顔決済API、アルコール検知器と自動検温機器による顔認証アルコールチェックサービス「AIZE Breath」、AIラボ、そしてオフィス向け顔認証ドアロックシステム「AIZE Door」など、多様なAI関連サービスを展開しています。

研修事業は、連結子会社の株式会社シンプルプランが担当し、企業向けの人材育成研修サービスを提供しています。これにより、ビジネスマインドを持ち、コミュニケーションスキルを磨いたエンジニアの育成を目指しています。

加えて、トリプルアイズグループは、連結子会社の株式会社所司一門将棋センターを通じて、将棋道場・教室の運営も行っており、将棋界全体の発展に寄与しています。これらの事業を通じて、トリプルアイズは多角的なビジネス展開を図り、企業価値・ブランドイメージの向上を目指しています。

経営方針

トリプルアイズは、テクノロジーと想像力の融合を通じてイノベーションを追求し、新たなスタンダードの構築を目指しています。同社は、経営基盤の安定を支えるSI部門と成長を加速させるAIZE部門のシナジーを最大化し、市場における独自のポジションを確立する戦略を推進しています。SI部門のシステム構築実績とAIZE部門のAIテクノロジーの先進性を活かし、DX推進の課題解決に取り組んでいます。

短期的には、案件の大型化とAIZEプロダクトの拠点ID数の増加に注力しています。これにより、DX推進に関連するニーズのキャッチアップと受注増加を目指し、パートナー企業との連携を強化しています。中期的には、最先端テクノロジーの実用化にチャレンジし、同社の独自性を鮮明にすることでブランド力を高め、技術力の高付加価値化を推進しています。

また、トリプルアイズは2023年9月1日に株式会社ゼロフィールドを子会社化し、販売、生産・技術、投資、管理の各分野でシナジー効果を発揮する計画です。これにより、同社グループはさらなる成長を目指しています。

経営上の目標達成に向けて、売上高成長率と拠点ID数を主な成長性・収益性の指標として重視しており、これらを通じて事業の拡大を図っています。優秀な人材の確保、営業マーケティングの効率化、財務の健全化など、事業上及び財務上の課題にも積極的に取り組んでいます。これらの戦略と取り組みを通じて、トリプルアイズは持続可能な成長を目指しています。