コスモエネルギーホールディングスJP:5021

時価総額
¥6666.3億
PER
10.8倍
持株会社として、原油の自主開発から輸入・精製・貯蔵・販売、石油化学製品製造・販売、風力発電、不動産売買・管理、石油関連施設工事、保険代理店業を展開。

沿革

2015年10月

コスモ石油㈱が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(コスモ石油㈱株式は2015年9月に上場廃止)。

2016年2月

当社及び㈱日本政策投資銀行の共同出資により、四日市霞パワー㈱(現・連結子会社)を設立。

2016年3月

丸善石油化学㈱の株式を追加取得し、当社の連結子会社とする。

2019年4月

エコ・パワー㈱(現・連結子会社のコスモエコパワー㈱)の株式を追加取得し、当社の完全子会社とする。

2021年1月

コスモエネルギー開発㈱の全額出資によりCosmo E&P Albahriya Limited(現・連結子会社)を設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2022年11月

コスモ石油㈱、日揮ホールディングス㈱及び㈱レボインターナショナルの共同出資により、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(現・連結子会社)を設立。

1939年9月

新潟県下の精油業者8社が合同の上、新会社の商号を大協石油㈱(現・コスモ石油㈱)とし資本金125万円で設立。

本社を東京に設置。

1943年7月

当社四日市製油所が完成。

1949年5月

東京・大阪の各証券取引所に株式を上場(当社)。

1949年8月

一般石油製品元売業を登録、認可を受ける(当社)。

1958年11月

丸善石油㈱の全額出資により丸善ガス開発㈱(現・連結子会社のコスモエンジニアリング㈱)を設立。

1967年12月

当社、丸善石油㈱及び日本鉱業㈱と現アブダビ首長国政府との間で利権協定を締結。

1968年1月

当社、丸善石油㈱及び日本鉱業㈱の共同出資によりアブダビ石油㈱(現・連結子会社)を設立。

1968年2月

アブダビ石油㈱が、当社、丸善石油㈱及び日本鉱業㈱と現アブダビ首長国政府との間で締結した利権協定及び事業協定を譲受。

1980年7月

アジア石油㈱との資本提携により同社株式48.7%を取得(当社)。

1982年2月

丸善石油㈱の全額出資で丸善松山石油㈱(現・連結子会社のコスモ松山石油㈱)を設立。

1984年2月

当社の全額出資により(旧)コスモ石油㈱を設立し、同社に四日市製油所を譲渡。

1984年4月

丸善石油㈱との業務提携により同社の精製子会社と(旧)コスモ石油㈱を合併。

1986年2月

丸善石油㈱の全額出資によりコスモ石油潤滑油製造㈱(現・連結子会社のコスモ石油ルブリカンツ㈱)を設立。

1986年4月

当社、丸善石油㈱及び(旧)コスモ石油㈱が合併し、商号をコスモ石油㈱に変更。

丸善松山石油㈱の商号をコスモ松山石油㈱に変更。

1986年6月

当社の全額出資によりコスモ石油ガス㈱を設立。

1987年4月

コスモ石油潤滑油製造㈱が、(旧)㈱コスモペトロテック及びコスモ石油加工㈱と合併し、商号を㈱コスモペトロテックに変更。

1988年10月

丸善エンジニアリング㈱が㈱アデックと合併し、商号をコスモエンジニアリング㈱に変更。

1989年10月

当社とアジア石油㈱が合併。

1998年7月

当社の潤滑油事業を㈱コスモペトロテックへ営業譲渡。
㈱コスモペトロテックの商号をコスモ石油ルブリカンツ㈱に変更。

2000年7月

東京コスモ石油サービス㈱が北関東石油㈱、㈱エクサス、興亜商事㈱、大阪コスモ石販㈱、広島石油㈱、㈱コスモネオコーポレーション、四国コスモ石販㈱、九州コスモ石油販売㈱、㈱名古屋シー・エス・エヌ、㈱浜松コスモ及び北九州コスモ石油サービス㈱と合併し商号をコスモ石油サービス㈱に変更。

2003年7月

コスモ石油サービス㈱が、コスモアスファルト㈱及び㈱八百善商店と合併し商号をコスモ石油販売㈱(現・連結子会社)に変更。

2004年7月

コスモ石油販売㈱が、東洋国際石油㈱及び㈱東海コスモコーポレーションと合併。

2005年4月

当社及び丸善石油化学㈱の共同出資によりCMアロマ㈱(現・連結子会社)を設立。

2007年6月

コスモ石油販売㈱が会社分割を実施し、コスモプロパティサービス㈱(現・連結子会社のコスモ石油プロパティサービス㈱)に資産・負債を譲渡。

2010年3月

エコ・パワー㈱(現・連結子会社のコスモエコパワー㈱)の株式取得。

2011年2月

アブダビ石油㈱が、1967年12月に締結した利権更新及び新鉱区追加取得に係る利権協定を締結。

2013年1月

双日エネルギー㈱の株式を取得し、2月に商号を総合エネルギー㈱(現・連結子会社のコスモエネルギーソリューションズ㈱)に変更。

2014年2月

2014年11月

2015年4月

2015年8月

2015年10月

会社分割を実施し、当社の石油開発事業をコスモエネルギー開発㈱(現・連結子会社)に移転。

会社分割を実施し、当社のアブダビ首長国での石油開発に係る事業をコスモアブダビエネルギー開発㈱(現・連結子会社)に移転。

会社分割を実施し、当社が有するLPガス元売事業に関する権利義務をコスモ石油ガス㈱に移転。またコスモ石油ガス㈱は、社名をジクシス㈱(現・持分法適用会社)に変更。

簡易株式交換により、総合エネルギー㈱を完全子会社とする。

当社の燃料油販売事業及びカーリース事業等をコスモ石油マーケティング㈱(現・連結子会社)に継承。

また当社のサービスステーションに係る資産管理事業を、コスモ石油プロパティサービス㈱に承継。

事業内容

コスモエネルギーホールディングスは、持株会社として、子会社45社及び関連会社36社を経営管理し、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、原油の自主開発から輸入、精製、貯蔵、販売までの一連の石油事業が含まれます。具体的には、コスモエネルギー開発株式会社やアブダビ石油株式会社などが原油の開発・生産を行い、COSMO OIL INTERNATIONAL PTE. LTD.が原油・石油製品の輸出入を担当しています。また、コスモ石油株式会社は石油製品の精製を、コスモ石油マーケティング株式会社やコスモ石油販売株式会社などが石油製品の販売を行っています。

さらに、同社グループは石油化学事業も手がけており、コスモ松山石油株式会社やCMアロマ株式会社などが石油化学製品の製造・販売を行っています。再生可能エネルギー事業としては、コスモエコパワー株式会社をはじめとする企業が風力発電事業を展開しています。

その他の事業としては、不動産の売買・管理をコスモ石油株式会社やコスモビジネスアソシエイツ株式会社が、また、コスモエンジニアリング株式会社は石油関連施設の工事を、株式会社コスモトレードアンドサービスは保険代理店業等を手がけています。これらの多岐にわたる事業を通じて、コスモエネルギーホールディングスはエネルギー供給の重要な役割を担っています。

経営方針

コスモエネルギーホールディングスは、エネルギー変革期における中長期ビジョン「Vision 2030」を掲げ、新たな価値創造に向けた成長戦略を推進しています。同社は、「未来を変えるエネルギー、社会を支えるエネルギー、新たな価値を創造する」というスローガンのもと、企業価値の最大化を目指しています。

第7次連結中期経営計画では、「収益力の確保」「成長に向けたNew領域の拡充」「三位一体の資本政策実現」「経営基盤の変革」を基本方針として掲げています。これらの方針に基づき、非財務資本の活用による事業戦略の実現、収益力の向上、資本政策の充実、成長事業の拡大を図り、持続的な企業価値向上に取り組んでいます。

具体的な施策として、グリーン電力サプライチェーンを中心にNew事業への投資を拡大し、2025年度には経常利益1,650億円を目指しています。投資計画では、風力発電事業への投資を中心に、総投資額4,200億円を見込んでおり、New事業への投資が全体の33%を占めます。

また、経営基盤の変革として、HRX(Human Resources Transformation)、DX(Digital Transformation)、GX(Green Transformation)を推進し、エンゲージメント指数の改善、人材育成投資の強化、データ活用コア人材の育成、GHG排出量削減をKPIとして掲げています。

これらの戦略を通じて、コスモエネルギーホールディングスは、エネルギー業界の変革期において、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。