- 日本企業
- 東洋ドライルーブ
東洋ドライルーブJP:4976
沿革
1962年7月 |
当社設立(資本金5,000千円) 米国Drilube社(現:All Metals Processing社)の販売代理店として、同社のドライルーブ製品の輸入販売を開始 |
1975年4月 |
神奈川県相模原市に橋本研究所完成、ドライルーブ製品の製造を開始 |
1980年8月 |
東京都世田谷区に本社新社屋完成 |
1982年8月 |
神奈川県相模原市に相模原工場完成、ドライルーブ製品のコーティング加工事業を開始 |
1985年3月 |
群馬県太田市に太田工場完成 |
1987年3月 |
神奈川県相模原市に相模原第二工場完成 |
1988年3月 |
愛知県春日井市に愛知工場完成 |
1989年10月 |
神奈川県愛甲郡愛川町に神奈川工場及び研究所完成、相模原工場・相模原第二工場を集約、橋本研究所移転 |
1998年8月 |
愛知県春日井市に愛知新工場完成、愛知工場を移転 |
2002年5月 |
香港に子会社の香港塗頼潤滑有限公司を設立 |
2002年6月 |
中国広東省中山市の中山市三民金属処理有限公司(現 関連会社)に資本参加 |
2003年3月 |
品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001を認証取得 |
2003年12月 |
香港塗頼潤滑有限公司を清算 |
2004年8月 |
群馬県太田市に群馬工場完成、太田工場を移転 |
2004年8月 |
中国江蘇省昆山市に合弁会社の昆山三民塗頼電子材料技術有限公司を設立(合弁相手会社:香港三和金属処理有限公司) |
2004年10月 |
環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を認証取得 |
2006年8月 |
昆山三民塗頼電子材料技術有限公司(現 関連会社)の工場設備竣工、操業を開始 |
2008年1月 |
中国広東省広州市に子会社の広州徳来路博科技有限公司(現 連結子会社)を設立 |
2008年2月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場 |
2010年7月 |
タイ国チョンブリー県にDRILUBE(THAILAND)CO.,LTD. (ドライルーブ・タイランド)(現 連結子会社)を設立 |
2013年3月 |
ベトナム社会主義共和国ハナム省に子会社のDRILUBE VIETNAM CO.,LTD. (ドライルーブ・ベトナム)(現 連結子会社)を設立 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2019年4月 |
長野県上伊那郡箕輪町の長野ドライルーブ株式会社を連結子会社化 |
2020年6月 |
大分県中津市に大分ドライルーブ株式会社を設立 |
2022年4月 |
2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
2023年1月 |
静岡県焼津市の株式会社真永を子会社化 |
事業内容
東洋ドライルーブ株式会社とそのグループ企業は、ドライルーブ製品の開発、製造、販売、およびこれらの製品を用いたコーティング加工とその技術指導を主な事業としています。同社は、二硫化モリブデン、フッ素樹脂、グラファイトなどの主要成分を含むドライルーブ製品を独自の配合技術と分散技術により開発し、これらを自動車機器や電気・電子機器の駆動伝達部などにコーティングすることで、潤滑耐久性、低摩擦性、非粘着性、電気的特性を持つ薄いフィルム状の被膜を形成します。これにより、自動車機器や光学機器メーカーなどが主要な顧客となっています。
国内では、東洋ドライルーブ株式会社がこれらの製品の開発・製造・販売およびコーティング加工と技術指導を行い、長野ドライルーブ株式会社、大分ドライルーブ株式会社、株式会社真永がコーティング加工を担当しています。海外では、中国、タイ、ベトナムにおいて、広州徳来路博科技有限公司、ドライルーブ・タイランド、ドライルーブ・ベトナム、中山市三民金属処理有限公司、昆山三民塗頼表面処理技術有限公司がコーティング加工を行っています。
特に自動車機器向けのコーティング加工が増加しており、技術革新による省エネや環境保全への貢献が顕著です。ドライルーブ製品のコーティング加工法に関しては、同社が独自に開発したコーティング設備を提供し、技術指導を行っていることが特徴です。これにより、様々な業界でのニーズに応える高品質なコーティング加工を実現しています。
経営方針
東洋ドライルーブ株式会社は、特殊機能を持つドライルーブ製品の開発、製造、販売、およびコーティング加工を通じて、省エネルギーと環境保全に貢献し、人々の安全で豊かな生活を支えることを経営の基本方針としています。同社は、自動車機器や電気・電子機器の駆動伝達部に使用されるドライルーブ製品を提供し、これらの製品によって潤滑耐久性、低摩擦性、非粘着性、電気的特性を持つ薄いフィルム状の被膜を形成します。
同社の成長戦略は、技術革新、生産性の向上、新規営業戦略とアジア・グローバル戦略の展開、環境への対応の四つの柱に基づいています。技術革新では、新規被膜の開発を通じて省エネルギーと環境保全に貢献することを目指しています。生産性の向上には、AIセンサーを搭載したロボットの導入やIoT化、自動化を推進しています。新規営業戦略としては、自動車市場の変化に対応する新機能製品の開発と営業展開、アジア・グローバル戦略では、アジア・アセアン市場への進出を強化しています。また、環境への対応として、環境に配慮した製品の開発と製造プロセスでの環境負荷物質の低減に取り組んでいます。
これらの戦略を通じて、東洋ドライルーブ株式会社は、持続可能な社会の実現に貢献し、企業の持続的成長を目指しています。同社は、国内外の子会社と連携し、特にアジア・アセアン市場での深耕を一層強化していく方針です。