綜研化学JP:4972

時価総額
¥434.4億
PER
10.8倍
ケミカルズ製品の製造・販売、装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリングを手がける企業。

事業内容

綜研化学は、主にケミカルズ製品の製造・販売と装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリングを手がけています。これらの事業は、同社とその連結子会社5社で構成されるグループによって運営されています。

ケミカルズセグメントでは、粘着剤、微粉体、特殊機能材、加工製品の製造・販売を行っています。綜研化学(蘇州)有限公司や寧波綜研化学有限公司などの子会社が、これらの製品を製造・販売しています。

装置システムセグメントでは、装置・システムの販売や生産システムのエンジニアリング、プラントのメンテナンス、熱媒体油の輸入販売を行っています。綜研テクニックス株式会社がこの分野での主要な役割を担っています。

経営方針

綜研化学は、独自の技術と製品開発力を活かし、環境や社会課題の解決を目指す新たな事業領域の創出を掲げています。これにより、社会の発展とともに成長し続けることをビジョンとし、業績変動リスクに耐えうる強靭な事業構造への転換を目指しています。

同社の中期経営計画「Advance 2025」では、収益基盤の維持・拡大と収益性の改善を通じてキャッシュ創出力を高め、新たな事業領域の創出に向けた経営資源の積極投入を行っています。これにより、安定的な利益成長を実現するための経営基盤の構築を目指しています。

具体的な施策として、液晶ディスプレイ関連の需要拡大に対応した生産・供給体制の強化、自動車や情報・電子デバイス分野での新たなニーズ獲得、環境負荷低減製品の拡充を図っています。また、次世代事業領域の創出に向けたバイオマス材料の開発や新たな海外事業地域の探索にも注力しています。

さらに、サステナビリティ経営の推進として、多様な人材の活躍を促す人事制度改革や脱炭素社会への貢献、デジタル技術の導入による生産性向上を目指しています。これにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図っています。