綜研化学JP:4972

時価総額
¥174.3億
PER
6.6倍
ケミカルズ製品(粘着剤、微粉体、特殊機能材、加工製品)の製造・販売、装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリング、プラントメンテナンス、熱媒体油の輸入販売を展開。

沿革

事業内容

綜研化学とそのグループ会社は、化学製品の製造・販売、装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリングなどを手がける企業グループです。このグループは、綜研化学を含む6社で構成されています。

事業内容は大きく分けて「ケミカルズ」と「装置システム」の2つのセグメントに分類されます。「ケミカルズ」セグメントでは、粘着剤、微粉体、特殊機能材、加工製品の製造・販売を行っています。これには、綜研化学(蘇州)有限公司が特殊機能材、微粉体及び粘着剤の製造販売を、寧波綜研化学有限公司が加工製品及び粘着剤の製造販売を、Soken Chemical Asia Co., Ltd.(綜研化学アジア株式会社)が加工製品及び粘着剤の製造販売を、綜研高新材料(南京)有限公司が粘着剤の製造販売をそれぞれ担っています。

一方、「装置システム」セグメントでは、装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリング、プラントのメンテナンス、熱媒体油の輸入販売を行っています。この分野では、綜研テクニックス株式会社が装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリング、プラントのメンテナンス及び熱媒体油の輸入販売を手掛けています。

綜研化学グループは、これらの事業を通じて、多岐にわたる化学製品と技術サービスを提供し、産業界のさまざまなニーズに応えています。

経営方針

綜研化学とそのグループ会社は、化学製品の製造・販売や装置・システムの販売、生産システムのエンジニアリングなどを手掛ける企業グループです。同社は、環境と社会課題の解決を目指し、技術・製品開発力を磨きながら、新たな成長軌道を築くことをビジョンとしています。このビジョンの実現に向けて、2023年度からスタートする3年間の中期経営計画「Advance 2025」を策定しました。

「Advance 2025」では、収益基盤の維持・拡大と収益性の改善を通じてキャッシュ創出力を高めること、そして事業ポートフォリオの変革に向けた新たな事業領域の創出に経営資源を積極的に投入することを目指しています。具体的には、既存事業における安定収益基盤の拡大と収益性の改善、次世代事業領域の創出による事業構造改革の基盤構築、そしてサステナビリティ経営の推進が重点施策として挙げられています。

これらの施策を通じて、綜研化学グループは、環境変化に強い事業構造への転換を目指し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ることを目標としています。また、中期経営計画「Advance 2025」では、経営指標として総資産経常利益率(ROA)7%以上、自己資本当期純利益率(ROE)9%以上を掲げ、環境変化に耐え得る財務体質の維持と安定的な利益成長の実現を目指しています。