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上村工業JP:4966
沿革
1933-12 | 研磨材の製造・販売及び工業用化学品の販売を目的として上村工業株式会社を設立(設立時の商号 株式会社上村長兵衞商店)。 東京市浅草区(現東京都台東区)に東京営業所を設置。 |
1938-03 | 東京営業所の昇格により東京支店を設置。 |
1942-10 | 大阪市東淀川区(現淀川区)に淀川工場を設置。 |
1946-05 | 淀川工場で研磨材の製造を再開。 |
1949-08 | 大阪市阿倍野区に住吉工場を設置し、塩化ビニールシートの製造を開始。 |
1950-03 | 東京都北区に東京工場を設置し、研磨材の製造を開始。 |
1957-09 | めっき用化学品の製造を開始。 |
1960-07 | 名古屋市西区に名古屋営業所を設置。 |
1960-09 | 機械事業部を設置し、表面処理用機械の製作を開始。 |
1963-09 | めっき加工技術の研究及び実験を目的として三和防錆株式会社(現・株式会社サミックス)(現・連結子会社)を設立。 |
1964-02 | 埼玉県戸田市に東京工場を移転。 |
1968-03 | 名古屋営業所の昇格により名古屋支店を設置。 |
1968-07 | 大阪府枚方市に枚方工場が竣工し、めっき用化学品の製造部門を淀川工場から移転。 同所に中央研究所を設置。 |
1969-01 | 商号を上村工業株式会社に変更。 |
1970-02 | 東京工場を閉鎖。 |
1975-02 | デグサ社(ドイツ)と販売提携し、「金めっき浴」を発売。 |
1975-05 | 枚方工場に表面処理用機械の製造部門を移転し、同時に淀川工場を閉鎖。 |
1983-05 | デグサ社(ドイツ)と技術提携し、アルミ真空蒸着加工技術「エラメットプロセス」を導入。 |
1984-03 | 神奈川県相模原市に相模原事業所を設置し、アルミ真空蒸着加工を開始。 |
1985-12 | 米国ロサンゼルス市にウエムラ・インターナショナル・コーポレーション(のちウエムラ・システムズ・コーポレーションに商号変更)を設立。 |
1986-02 | 香港に合弁会社上村旭光有限公司(のち上村(香港)有限公司に商号変更)(現・連結子会社)を設立。 |
1987-06 | 台湾に合弁会社台湾上村股份有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
1987-12 | タイに合弁会社サムハイテックス(現・連結子会社)を設立。 |
1988-03 | 中国深圳市に合弁会社南山上村旭光有限公司(のち上村工業(深圳)有限公司に商号変更)(現・連結子会社)を設立。 |
1990-02 | 東京支店の昇格により東京支社を設置。 |
1991-06 | デメトロン社(ドイツ)と技術提携し、ヨーロッパでの無電解ニッケルめっき薬品の技術を供与。 |
1992-05 | シンガポールにウエムラ・インターナショナル・シンガポール(現・連結子会社)を設立。 |
1992-12 | ウエムラ・システムズ・コーポレーションからの営業譲渡により新会社ウエムラ・インターナショナル・コーポレーション(現・連結子会社)を米国に設立。 |
1993-05 | 旧淀川工場敷地に上村ニッセイビルが竣工し、不動産賃貸業を開始。 |
1995-04 | 岐阜県土岐市に株式会社ユーテックを設立。(1996年5月岐阜県多治見市に移転) |
1996-07 | マレーシアにウエムラ・マレーシア(現・連結子会社)を設立。 |
1997-11 | 大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1999-10 | 相模原事業所を閉鎖。 |
2001-10 | 株式会社ユーテックの清算結了。 |
2002-04 | 中国上海市に上村化学(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2003-10 | 台湾に台湾上村科技股份有限公司を設立。 |
2006-11 | 中国深圳市龍崗区に上村旭光化工机械(深圳)有限公司(のち上村工業(深圳)有限公司に商号変更)の新工場を竣工。 |
2007-12 | 新社屋の竣工に伴い、東京支社を東京都台東区から東京都中央区へ移転。 |
2010-07 | 大韓民国京畿道に韓国上村株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
2011-12 | 台湾上村股份有限公司(存続会社 現・連結子会社)と台湾上村科技股份有限公司が合併。 |
2012-08 | インドネシアにウエムラ・インドネシア(現・連結子会社)を設立。 |
2013-06 | 新中央研究所を竣工。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2019-12 | 名古屋支店(名古屋市西区)の新社屋が完成。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場区分に移行。 |
2023-11 | 新枚方機械工場を竣工。 |
事業内容
上村工業とその子会社11社は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、表面処理用資材事業、表面処理用機械事業、めっき加工事業、そして不動産賃貸事業が含まれます。
表面処理用資材事業では、プリント基板やアルミ磁気ディスク用のめっき薬品、工業用化学品、非鉄金属などの製造販売および仕入れ販売を行っています。このセグメントには、上村工業を含む10社が関与しています。
表面処理用機械事業は、プリント基板やアルミ磁気ディスク用のめっき機械などの製造販売および仕入れ販売を手掛けており、このセグメントには7社が関わっています。
めっき加工事業では、プラスチックやプリント基板などのめっき加工を行っており、この事業には3社が従事しています。
不動産賃貸事業では、オフィスビル、マンション、工場用地の賃貸を提供しており、上村工業と株式会社サミックスの2社がこのセグメントに含まれます。
これらの事業を通じて、上村工業グループは多岐にわたる産業分野でのニーズに応え、幅広い顧客基盤を持つ企業集団として位置づけられています。
経営方針
上村工業グループは、表面処理業界のリーディングカンパニーとして、持続可能な成長を目指しています。同社は、「Growing together with U」の理念のもと、お客様と共に成長することを基本方針として掲げています。この方針に基づき、総合力を活用してお客様のニーズに迅速かつ効率的に対応し、先端技術分野での表面処理技術の開発に専念しています。また、透明性のある経営を通じて社会に貢献し、株主への利益還元を重視しています。
中期経営計画では、グローバルな生産・販売・開発体制の構築、市場ニーズに合致した製品の開発提供に注力し、国際的に認知される企業集団を目指しています。具体的な目標として、株主資本利益率(ROE)8.5%、中長期的には10%を目指し、連結総還元性向50%を設定しています。
経営戦略の柱として、「選択と集中とスピード」をキーワードに掲げ、新製品の開発や新市場への展開、特に中国市場への注力を図っています。同社グループは、めっき薬品、機械設備、管理装置の開発からめっき加工事業まで、一貫して手掛けることで、競合他社との優位性を保ち、総合技術力で顧客ニーズに応えています。
さらに、SDGsへの取り組みを経営の重要課題と位置付け、社会発展や環境改善に貢献する製品の開発、事業活動に伴う環境負荷の低減など、持続可能な社会に貢献する企業グループを目指しています。これらの取り組みを通じて、上村工業グループは、技術革新と社会貢献を軸に、中長期的な成長を目指しています。