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エステーJP:4951
沿革
1946年8月 |
「エステー化学工業所」を創立。防虫剤等の製造販売を開始。-(創業) |
1948年8月 |
「エステー化学工業株式会社」を東京都渋谷区に設立。エステー化学工業所の業務を継承。 |
1952年7月 |
本社を東京都新宿区(現在地)に移転。 |
1964年7月 |
埼玉工場を設置。手袋等の製造を開始。 |
1967年12月 |
子会社「株式会社エステー化学小倉工場」を設立。防虫剤等の製造販売を開始。 |
1974年1月 |
子会社「株式会社エステー化学いわき工場」を設立。芳香剤等の製造販売を開始。 |
1975年6月 |
子会社「株式会社エステー化学埼玉工場」を設立。 |
1976年1月 |
埼玉工場の営業を「株式会社エステー化学埼玉工場」に譲渡。 |
1982年1月 |
「エステー化学工業株式会社」から「エステー化学株式会社」へ商号変更。 |
1982年7月 |
「株式会社エステー化学小倉工場」「株式会社エステー化学いわき工場」を吸収合併、「株式会社エステー化学埼玉工場」から営業譲受。 |
1984年1月 |
日本証券業協会東京地区協会に登録。 |
1986年4月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1988年4月 |
子会社「ファミリーグローブカンパニーリミテッド(タイ国)」を設立。タイ国での手袋製造販売を開始。 |
1988年7月 |
台湾に関連会社「ファミリーグローブカンパニーリミテッド(台湾)」(現・連結子会社)を設立。 台湾で手袋等の製造販売を開始。 |
1988年12月 |
門司工場を設置。芳香剤等の製造を開始。 |
1989年1月 |
子会社「エステーケミカル(アメリカ)インク」を設立し、「エクセルプロダクツコーポレーション(米国)」を買収。米国での防虫剤等の製造販売を開始。 |
1991年12月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
1992年2月 |
平田工場を設置。防虫剤、芳香剤等の製造を開始。 |
1993年9月 |
子会社「エステーグローブ株式会社」を設立。作業用手袋の販売を開始。 |
1994年1月 |
「エクセルプロダクツコーポレーション(米国)」を売却。 |
1995年7月 |
小倉工場、門司工場を統合し、九州工場と改称。 |
1996年6月 |
「エステーケミカル(アメリカ)インク」を清算。 |
1996年10月 |
いわき工場、平田工場を統合し、福島工場と改称。 |
2000年4月 |
自動車用品・ギフト用品等の営業を「エステーグローブ株式会社」に譲渡。「エステーグローブ株式会社」から「エステートレーディング株式会社」に商号変更。 |
2001年6月 |
東京都新宿区にエステーR&Dセンターを設置。 |
2002年11月 |
福島工場(平田)、九州工場(小倉)を閉鎖。 |
2003年4月 |
「エステートレーディング株式会社」の自動車用品販売部門を分割し、子会社「エステーオート株式会社」を設立。 |
2003年7月 |
カイロ等の温熱用具製品の販売企画・支援を業務とする、子会社「エステー・マイコール株式会社」を設立。同時に、当社にてカイロ等の温熱用具製品の販売を開始。 |
2004年6月 |
委員会設置会社へ移行。 |
2005年12月 |
当社グループ各社の物流関連・各種事務などの共通業務、及び販売先小売店の店舗フォロー業務などを請け負う、子会社「エステービジネスサポート株式会社」(現・連結子会社)を設立。 |
2007年8月 |
「エステー化学株式会社」から「エステー株式会社」へ商号変更。 |
2009年8月 |
「エステー・マイコール株式会社」を清算。 |
2011年10月 |
九州工場(小倉事業所)を稼動。 |
2013年3月 |
東京都新宿区に本社(STRセンター)を竣工。 |
2014年1月 |
「ファミリーグローブカンパニーリミテッド(タイ国)」から「S.T.(タイランド)」(現・連結子会社)へ商号変更。 |
2014年12月 2018年7月 2019年4月 |
「エステーオート株式会社」を吸収合併。 子会社「エステーマイコール株式会社」を設立。 カイロ事業を譲受け、栃木工場でのカイロの製造を開始。 |
2019年9月 2020年9月 |
子会社「ZETA S.R.L.(イタリア)」の持分取得。 「エステートレーディング株式会社」から「エステーPRO株式会社」(現・連結子会社)へ商号変更。 |
2021年3月 |
「ZETA S.R.L.(イタリア)」を売却。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
エステーは、自社および子会社8社、関連会社2社で構成されるグループ企業であり、主に生活日用品の製造および販売を行っています。エステーの事業は「生活日用品事業」の単一セグメントに集約されており、その範囲は広く多岐にわたります。
エステーの製品ラインナップは、エアケア(消臭芳香剤)、衣類ケア(防虫剤)、サーモケア(カイロ)、ハンドケア(手袋)、湿気ケア(除湿剤)、ホームケア(その他)のカテゴリーに分類されます。これらのカテゴリーには、それぞれ代表的な製品が存在し、例えばエアケアでは「消臭力」「SHALDAN」「脱臭炭」、衣類ケアでは「ムシューダ」「ネオパラ」、サーモケアでは「オンパックス」「On Style」、ハンドケアでは「ファミリー」「モデルローブ」、湿気ケアでは「ドライペット」「備長炭ドライペット」、ホームケアでは「米唐番」「洗浄力」「MoriLabo」「エステーペット」といった製品が挙げられます。
これらの製品は、エステー自身やエステーPRO株式会社、S.T.(タイランド)、エステーコリアコーポレーション(韓国)、シャルダン(タイランド)、愛敬S.T.(韓国)、日本かおり研究所株式会社など、グループ内の様々な企業によって製造、販売されています。これにより、エステーは幅広い生活日用品市場でのニーズに応え、多様な製品を提供しています。
経営方針
エステーは、社会に対する奉仕と信頼を信条とし、社会に貢献することを経営理念としています。同社は「空気をかえよう」という企業スローガンのもと、空気を通じて暮らしを明るく元気にすることを目指しており、その実現に向けて「ブランド価値経営」を基本方針に掲げています。成長戦略としては、「空気ビジネス」を企業価値創造の核とし、新機軸の開発、社会の構造変化への対応、グローバル化の加速の三つの軸を重点領域としています。
具体的には、新技術による市場創造を目指す「空気ビジネス」の新機軸、人口減少や高齢化などの社会課題への対応、そして国際的な人流の回復を見据えたグローバル化の推進を図っています。これらの取り組みを通じて、家庭内だけでなく事業所や公共空間においても価値を提供し、全ブランドがカテゴリーの代名詞となることを目指しています。
また、エステーは既存コア事業の高収益化、原価高騰対策、成長領域への継続投資、そしてESG時代を生き抜くための基盤作りにも注力しています。これには、エアケアや衣類ケア事業における市場シェアの拡大、コスト削減と高付加価値品の拡売、B2Bや海外、新規事業への取り組み、そしてデジタル技術の活用や人的資本経営の推進が含まれます。
エステーは、営業利益率11%、国内既存事業の市場シェア№1、成長牽引事業の連結売上高構成比25%以上を目標としており、これらを達成することで、経営環境の変化に左右されない強い事業基盤の構築を目指しています。