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シーボンJP:4926
沿革
1966年1月 |
化粧品の製造・販売を目的として、資本金10,000千円にて東京都中央区西八丁堀(現 東京都中央区八丁堀)にシーボン化粧品株式会社を設立 |
自社による訪問販売を展開するとともに、販売の効率化を図るため、販売代理店による販売網を拡充 |
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7月 |
本店を東京都豊島区東池袋へ移転 |
10月 |
本店を東京都港区麻布三河台町(現 東京都港区六本木)へ移転 |
同時に商号を株式会社シーボン化粧品総合本舗に変更 |
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1968年4月 |
化粧品の生産拠点として、栃木県河内郡上三川町に子会社シーボン株式会社を設立 |
1973年7月 |
東京都港区六本木に総合本舗ビル「シーボンクイーンビル」落成 |
同時に本店を同地(現在地)へ移転 |
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1974年8月 |
環境問題に取り組むため、栃木県の指導によりシーボン株式会社工場に汚水処理の排水浄化設備を導入 |
1986年8月 |
化粧品の販売とアフターサービスの提供を行うシステムを導入、直営店を会員制サロン「シーボン・ビューティスタジオ」とし、以降、直営店舗を展開 |
1992年1月 |
商号を株式会社シーボンに変更し、同時に生産子会社シーボン株式会社の商号をシーボンプロダクツ株式会社に変更 |
1994年4月 |
サロン名を「シーボン・ビューティスタジオ」から「シーボン.フェイシャリストサロン」に変更 |
10月 |
顧客の基礎情報、販売情報に加え、肌情報も管理する顧客管理システム(通称:フェイシャルコンピュータ)を開発し、全店に導入 |
1995年10月 |
シーボンプロダクツ株式会社から営業のすべてを譲受、シーボン栃木工場(現「生産センター」)とする(シーボンプロダクツ株式会社は解散) |
1997年4月 |
社員研修センター「シーボン.パビリオン」を神奈川県川崎市宮前区菅生に竣工 |
1998年6月 |
本店ビルを改装し、B1F~4Fにネイル、ボディ、鍼灸、ヘアを備えた総合美容サロン「シーボン美癒」オープン |
2000年5月 |
大阪予約センター開設 以降集客拠点である予約センターを各地に展開 |
2003年1月 |
カスタマーセンター開設 |
2004年11月 |
アンテナサロンとして「C’BON GINZA」オープン |
2005年11月 |
神奈川県川崎市宮前区菅生に「シーボン.パビリオン(メインオフィス)」を竣工、本社機能を東京都港区六本木より移転 |
2009年9月 |
ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場(2012年6月上場廃止) |
2010年4月 |
西日本の販売網強化のため、関西事務所を開設 |
2011年4月 |
シーボン美容研究所(現「生産センター」)において、品質マネジメントシステム「ISO9001」認証取得 |
2012年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2012年4月 |
シーボン美容研究所(現「生産センター」)において、環境マネジメントシステム「ISO14001」認証取得 |
2013年3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
2014年4月 |
シーボン美容研究所を改修し、「生産センター」とする 研究開発、物流拠点となる「研究開発センター」を竣工 |
2014年6月 |
株式会社ジャフマック(現・連結子会社)の株式取得 |
2017年4月 |
倩朋(上海)化粧品有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2018年3月 2019年8月 2022年4月 |
肌カウンセリングシステム「ビューティログアドバイスナビゲーター」を全店で導入 株式会社クリニメディック(現・連結子会社)を設立 本社機能を神奈川県川崎市の「シーボン.パビリオン(メインオフィス)」から東京都港区北青山に移転 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行 |
2022年9月 |
「シーボン.パビリオン(メインオフィス)」を国内法人に譲渡 |
事業内容
シーボン株式会社とその子会社3社は、スキンケア製品を中心に化粧品および医薬部外品の製造販売を行っています。同社は「美を創造し、演出する」という企業理念の下、自社工場である生産センターで製造した製品を、通信販売及び会員制の「シーボン.フェイシャリストサロン」で販売しています。また、化粧品購入者に対しては、肌の状態を確認し、カウンセリングに基づくスキンケアアドバイスや東洋式フェイシャルケアなどのアフターサービスを提供しています。
製品ラインナップには、日常的に使用するクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液などのベーシック製品から、美容液、クリーム、パックなどのスペシャル製品、さらにはメイクアップ製品やボディ関連製品も含まれています。
シーボンの事業は製造、販売、アフターサービスの3つの体制に分類されます。製造は栃木県の生産センターで行われ、化粧品GMPに準拠した管理のもと、医薬部外品を中心に製造しています。販売はインターネットや雑誌への広告出稿、イベント会場での肌チェックや試供品配布を通じて新規顧客を獲得し、フェイシャリストサロンでのアフターサービス体験を提供しています。また、通信販売や国内外の代理店を通じた販売も行っています。
アフターサービスでは、購入金額に応じたポイント制度を設け、ポイント数に応じた各種サービスを提供しています。これにはフェイシャルサービスやパックセットを用いた施術サービスが含まれます。シーボンは、顧客の美容と健康をサポートする幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
シーボン株式会社は、スキンケア製品を中心に化粧品および医薬部外品の製造販売を手掛ける企業です。同社は、2024年3月期から2026年3月期にかけての新中期経営計画を策定し、製品価値の向上、サロン価値の向上、新しい価値の創造の3つの重点課題に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、再成長を目指しています。
製品価値向上では、心と肌を科学することを目的とし、技術と製品価値の市場への認知度拡大を目指します。基礎研究では、精神皮膚科学研究を軸に、外部研究機関との連携を積極的に図ります。また、スターブランド・スターアイテムの育成や、サロン発想のスキンケア製品と技術の展開を通じて、新規顧客の獲得や新しい事業展開を行います。
サロン価値向上では、新たな顧客の開拓と顧客満足度の向上を重視します。イベントブースの刷新や、オンラインでの接点拡大、店舗のリニューアルなどを通じて、サロンの魅力を高めます。また、ロイヤルカスタマー専用デスクの設置により、ファン化を促進します。
新しい価値の創造では、海外EC市場やバラエティ市場への進出を目指します。中国パートナー企業との連携強化や、新ブランド「スリール」の発売などを通じて、売上高や販路の拡大を図ります。また、小規模の店舗型サロンやレクチャー型店舗の出店を試み、新たなビジネスモデル構築のトライアルを行います。
これらの戦略を通じて、シーボンは、激変する社会環境と価値観の変化に対応し、未来に向けた新しい「美」を追求し、サスティナブルな社会に貢献する企業を目指しています。