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コーセーホールディングス (4922) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
コーセーホールディングスは化粧品事業を中核とする総合美容会社です。同社は雪肌精、エスプリーク、ONE BY KOSÉなどの人気スキンケアブランドから、ジルスチュアートやアディクションといったメイクアップブランドまで幅広い製品を展開しています。また高級ブランドとして有名なアルビオンも傘下に持ち、エステサロン向け専用商品も手がけているのが特徴です。
同社の収益構造は、化粧品事業と身近な価格帯のコスメタリー事業の2つが柱となっています。化粧品事業では百貨店やドラッグストアを通じた販売のほか、海外展開にも積極的で中国、台湾、韓国、東南アジアなど幅広い地域で現地子会社を展開しています。コスメタリー事業ではファシオやヴィセといった親しみやすいブランドを通じて、より幅広い顧客層にアプローチしています。
事業セグメントは製造から販売まで一貫した体制を構築しており、親会社である株式会社コーセーが主力製品の製造を担当し、販売は用途別に特化した子会社が行っています。具体的には百貨店向けはコーセー化粧品販売、ドラッグストア向けはコーセーコスメポート、通販向けはコーセープロビジョンといった具合に販路別の専門体制を敷いています。また米国のTarte社やタイのPURI社といった海外ブランドも買収により取り込み、グローバル展開を加速しています。
経営方針
コーセーホールディングスは2024年11月に新たな中長期ビジョンを策定し、「Your Lifelong Beauty Partner」を目指す姿として掲げました。同社は2030年をマイルストーンとして、売上高成長率で年平均5%以上の成長、営業利益率12%以上、EBITDAマージン18%以上といった野心的な財務目標を設定しています。これらの目標は、日本市場での盤石な事業基盤の構築と圧倒的な存在感の確立により、確実な成長リソースを生み出し、持続的な成長に向けた投資に繋げるという戦略に基づいています。
同社の重点投資分野として、グローバル市場での事業成長が最重要課題となっています。「脱・自前による地域への最適化」をコアな考えとして、現地起点のマーケティングや製造への転換を進める方針です。また積極的なM&A戦略により地域に根付いたブランドの獲得を推進し、変化の激しいグローバル市場での成長と収益性の改善を図ります。これにより世界中の顧客にコーセーの多様な美の価値を提供することを目指しています。
新市場開拓では、従来の化粧品事業の枠を超えた事業領域の拡大に取り組んでいます。ジェンダーやジェネレーションの垣根を超えた価値提供を進めるとともに、ウェルビーイング領域への参入を成長領域として位置づけています。さらに体験そのものを提供価値とした新たな事業領域の開拓も計画しており、化粧品会社から総合美容企業への進化を図る戦略です。
技術革新への取り組みでは、独自の8つのテーマ「アダプタビリティ∞」に基づく商品・サービスの提供を2030年までに100%達成する目標を掲げています。また環境への配慮も重視し、2030年までにCO2排出量をScope1・2で55%削減、Scope3で30%削減する目標を設定するなど、持続可能な経営を通じて企業価値の向上を目指しています。