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コーセーJP:4922
沿革
年月 |
事項 |
1948年6月 |
化粧品の製造・販売を目的として東京都北区に株式会社小林コーセーを設立 |
51年11月 |
販売部門を分離しコーセー商事株式会社を設立 |
56年3月 |
高級化粧品の製造会社、株式会社アルビオンを設立 |
63年5月 |
フランス・ロレアル社と技術提携(2001年8月に合弁契約を解消) |
64年6月 |
埼玉県に狭山工場を設置 |
8月 |
東京都北区に研究所(現 コーセー製品開発研究所)を開設 |
65年3月 |
東京都中央区日本橋に本社移転 |
68年9月 |
香港に香港高絲私人有限公司(現 高絲香港有限公司)を設立 |
71年8月 |
シンガポールに新加坡高絲私人有限公司(現 KOSÉ SINGAPORE PTE.LTD.)を設立 |
72年11月 |
マレーシアに高絲化粧品(馬)有限公司(現 KOSÉ (MALAYSIA) SDN. BHD.)を設立 |
79年6月 |
群馬県に群馬工場を設置 |
80年11月 |
生産本部がデミング賞事業所表彰受賞 |
84年9月 |
タイランドにKOSÉ (THAILAND) CO., LTD.を設立 |
9月 |
台湾に台湾高絲股份有限公司を設立 |
10月 |
サロンルート化粧品販売の株式会社クリエ(現 コーセープロフェッショナル株式会社)を設立 |
88年1月 |
中国に春絲麗有限公司(後の高絲化粧品有限公司)を設立(2018年5月に持分を譲渡) |
4月 |
当社製品の販売会社、コーセー化粧品販売株式会社を設立 |
7月 |
一般品ルートの化粧品販売会社、コーセーコスメポート株式会社を設立 |
91年8月 |
株式会社コーセーに商号変更 |
92年9月 |
障がい者雇用の特例子会社、株式会社アドバンスを設立 |
99年12月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2000年12月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
01年7月 |
韓国にKOSÉ KOREA CO., LTD.を設立 |
02年4月 |
ドクターコスメを扱う株式会社フィルインターナショナル(現 株式会社ドクターフィル コスメティクス)の全株式を取得 |
4月 |
OEM製品・業務用製品の販売会社、コーセーコスメピア株式会社(現 コーセートラベルリテール株式会社)を設立 |
04年8月 |
秋田県に広域受注機能を持つ受注センター(現 オペレーションセンター)を開設 |
12月 |
台湾高絲股份有限公司の新竹工場を設置 |
05年6月 |
中国に高絲化粧品銷售(中国)有限公司を設立 |
8月 |
ライセンス事業として、ジルスチュアートブランドを日本の化粧品市場に導入 |
08年4月 |
東京都北区にコーセー王子研修センターを開設 |
11年8月 |
化粧品通信販売業の株式会社プロビジョン(現 コーセープロビジョン株式会社)を設立 |
13年10月 |
インドにKOSÉ Corporation INDIA Pvt. Ltd.を設立 |
14年1月 |
インドネシアにPT. INDONESIA KOSÉを設立 |
4月 |
米国・Tarte, Inc.の株式を取得して子会社化 |
15年10月 |
米国にKOSÉ AMERICA, Inc.を設立 |
16年3月 |
生産子会社としてコーセーインダストリーズ株式会社を設立 |
3月 |
ブラジルにKOSÉ BRASIL COMÉRCIO DE COSMÉTICOS LTDA.を設立 |
17年3月 |
群馬工場の新生産棟が稼動 |
7月 |
サロンルートの化粧品製造・販売を行う、コーセー ミルボン コスメティクス株式会社を設立 |
10月 |
フランス・リヨンに、コーセー研究所 フランス分室を開設 |
19年3月 |
東京都北区にコーセー先端技術研究所を開設 |
7月 |
一般用医薬品及び化粧品の企画・開発・販売を行うコーセー マルホ ファーマ株式会社を設立 |
12月 |
直営のコンセプトストア「Maison KOSÉ銀座」をオープン |
20年4月 |
アメニティ事業を担うコーセーコスメピア株式会社に、株式会社コーセーのトラベルリテール事業を統合し、コーセートラベルリテール株式会社に社名を変更 |
12月 |
直営のフラッグシップストア「Maison KOSÉ表参道」をオープン |
22年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
10月 |
キッザニア東京に「ビューティスタジオ」をオープン |
事業内容
コーセーは、化粧品の製造および販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、コーセー本体及び38の子会社で構成され、化粧品製造を中心に、プラスチック容器やダンボール紙器の製造、化粧品卸売、化粧品通信販売、アメニティ製品や化粧品免税業務受託、保険代理店業など多岐にわたるサービスを提供しています。
国内外の市場において、コーセーは「雪肌精」「エスプリーク」「コスメデコルテ」などの自社ブランド製品を製造し、コーセー化粧品販売株式会社をはじめとするグループ各社を通じて販売しています。また、台湾高絲股份有限公司などの海外子会社を通じて、現地での化粧品製造および卸売も行っており、グローバルな事業展開を進めています。
コーセーグループは、化粧品事業のほかにも、コーセーコスメニエンス株式会社やコーセーコスメポート株式会社を通じて、日用品やヘアケア製品などのコスメタリー事業も手掛けています。これらの製品は、同社が製造し、国内外の市場で販売しています。
さらに、コーセートラベルリテール株式会社ではアメニティ製品の販売業務委託を行い、コーセー保険サービス株式会社では保険代理店業を展開するなど、化粧品事業以外の分野でも幅広いサービスを提供しています。これにより、コーセーは多角的な事業構造を築いており、様々なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
コーセーは、美を通じて人々に夢と希望を与えることを使命とし、独自の美しい価値と文化を創造することを目指しています。同社は、売上高営業利益率、総資産事業利益率(ROA)、自己資本当期純利益率(ROE)の向上を重要な経営指標として掲げています。
中長期ビジョン「VISION 2026」の下、コーセーは更なる成長を目指しています。このビジョンでは、売上高5,000億円、営業利益率16%以上、ROA18%以上、ROE15%以上を定量目標としています。戦略的には、グローバルブランドの拡充、独自性のある商品の積極的開発、新たな成長領域へのチャレンジが挙げられます。また、デジタルを活用したパーソナルな顧客体験の追求や外部リソースとの連携を通じた独自の価値追求も重視しています。
経営基盤としては、企業成長を支える経営基盤の構築、ダイバーシティ&インクルージョン経営の実践、バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進を掲げています。これらの戦略を通じて、コーセーは「世界で存在感のある究極の高ロイヤルティ企業」を目指しており、一人ひとりの美を追求し、独自の価値を創出し続けることで、多くのステークホルダーから選ばれる企業を目指しています。