アイビー化粧品JP:4918

時価総額
¥19.5億
PER
7.2倍
化粧品及び医薬部外品の製造販売を主とし、スキンケア「アイビー プレステージ」、メークアップ「チュリエ」、ヘアケア「ヘアプライマリー」などを展開する訪問販売化粧品事業。

事業内容

アイビー化粧品は、化粧品および医薬部外品の製造販売を主な事業としています。同社は訪問販売事業を単一セグメントとしており、セグメント別の記載はありません。全国に242社の販売会社と契約を結び、化粧品や医薬部外品、美容補助商品、化粧雑貨品の開発、製造、販売を行っています。

アイビー化粧品の訪問販売化粧品事業では、販売会社に対して販売インセンティブを提供し、販売組織のモチベーションを高めています。販売会社には営業所、ビューティマネージャー(BM)、アイビーメイツ(IM)が所属し、顧客への販売を担当しています。出荷先は販売会社であり、売上高は販売会社への出荷金額です。

製品の概要として、スキンケア、メークアップ、ヘアケア、その他化粧品、美容補助商品、化粧雑貨品があります。スキンケアでは「アイビー プレステージ」や「リ ホワイト」などのシリーズがあり、メークアップでは「チュリエ」シリーズが展開されています。ヘアケアには「ヘアプライマリー」シリーズがあり、育毛剤やヘアカラーも提供しています。

その他化粧品には男性用化粧品「メンズワン」やハンドクリームがあります。美容補助商品としては、家庭用複合美容器「アイビー ビューティ パートナー」や健康食品が含まれます。化粧雑貨品には化粧用具や「アイビーニュース」などがあります。これらの製品群を通じて、アイビー化粧品は多様なニーズに応えています。

経営方針

アイビー化粧品は、経営の透明性、健全性、機動性を重視し、「愛と美と豊かさの実践と追求」を理念に掲げています。同社は訪問販売を通じて、品質と機能性を追求した製品を提供し、顧客との直接的なコミュニケーションを大切にしています。これにより、ステークホルダーからの信頼と満足を得ることを目指しています。

中長期的な経営戦略として、アイビー化粧品は「日本の肌はアイビーがつくる」というビジョンを実現するため、愛用者と販売員の育成に注力しています。販売組織の育成や製品開発、販売環境の整備を通じて、売上高の目標達成を重視しています。また、エイジングケアを軸にした高品質・高機能製品の開発を推進し、訪問販売事業の拡大を図っています。

同社は、売上に対する利益のレバレッジが高いことから、目標売上高の達成を最重要視しています。経営指標として、棚卸資産回転期間、自己資本比率、売上高経常利益率を設定し、バランスの取れた経営を目指しています。特に、自己資本比率と売上高経常利益率は目標をクリアしており、次年度の復配を目指しています。

経営環境としては、訪問販売化粧品市場が縮小傾向にある中で、若年層の新規顧客獲得やDX化が重要な課題となっています。アイビー化粧品は、これらの課題に対応しつつ、持続可能な開発目標を念頭に置いた事業活動を通じて社会貢献を果たすことを目指しています。