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ライオン (4912) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ライオンは、歯磨き粉や洗剤などの日用品を中心とした総合化学メーカーです。同社は一般消費者向けの日用品から産業用化学製品まで幅広く手がけており、国内外で製造・販売を行っています。主力製品には口腔ケア用品、衣料用洗剤、住居用洗剤、ペット用品などがあります。
同社の主要顧客は、一般消費者向け製品については代理店や特約店を通じた小売流通が中心となっています。産業用品事業では法人顧客に対して代理店経由で化学製品や厨房用洗浄剤などを販売しており、多様な販売チャネルを活用した収益構造を構築しています。
事業は大きく3つのセグメントに分かれており、一般用消費財事業が中核となっています。産業用品事業では化学製品や業務用洗浄剤を扱い、海外事業ではアジア地域を中心にタイ、韓国、マレーシア、中国などで現地生産・販売を展開しています。グループ全体では子会社26社、関連会社4社を擁し、製造から販売まで一貫した事業体制を整えています。
経営方針
ライオンは2030年に向けた長期経営戦略「Vision2030」を掲げ、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー」への転換を目指しています。2027年度には売上高5,000億円、EBITDA率17%、投下資本利益率8%の達成を目標として設定しており、基本的1株当たり利益については年平均5%以上の成長を計画しています。現在は「収益力の強靭化」をテーマとした3カ年の中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」を推進中で、年初目標を上回る業績により順調なスタートを切ったと評価されています。
同社の重点投資分野は、最重点事業に位置づけるオーラルヘルスケア領域での差別化戦略です。従来の口腔衛生に加え、噛む力・飲み込む力・会話を楽しむ力といった口腔機能へと価値提供の範囲を拡張し、製品とサービスの統合的な事業展開により、お口を起点とした全身健康への貢献を目指しています。また、構造改革事業であったホームケア事業では収益性が大幅に改善し、化学品事業では連結子会社2社の株式譲渡を決定するなど、事業ポートフォリオの最適化を進めています。
新市場開拓では、海外におけるチャレンジ事業としてビューティケア事業と薬品事業への重点投資を加速しています。具体的には本年1月にオーストラリアでナチュラルビューティケアブランド「Sukin」を展開するPNB Consolidated社の全株式を取得し、グローバルな事業展開を強化しました。3カ年で約1,500億円のキャッシュ獲得を想定し、そのうち約500億円を将来の成長に向けた戦略的投資に振り向ける計画です。
技術革新への取り組みでは、グローバル研究開発体制の役割明確化を進めています。日本と中国ではコア技術の深化・革新に重点を置く一方、各国の開発拠点では生活者ニーズを捉えた製品開発をスピーディに推進する体制を構築しています。また、サプライチェーン管理においてデジタルを活用したビジネスプロセス変革により、欠品率の低減・在庫水準の改善や物流費の抑制を実現し、収益構造の改革に貢献しています。