コニカミノルタJP:4902

時価総額
¥3112億
PER
11.3倍
デジタルワークプレイス、プロフェッショナルプリント、インダストリー、画像ソリューションの各事業を展開し、複合機やデジタル印刷システム、計測機器、画像診断システムなどを提供。

事業内容

コニカミノルタは、デジタルワークプレイス事業、プロフェッショナルプリント事業、インダストリー事業、画像ソリューション事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、同社とその関連会社によって運営されています。

デジタルワークプレイス事業では、複合機や関連消耗品の開発、製造、販売を行い、ITサービスやソリューションも提供しています。プロフェッショナルプリント事業では、産業印刷市場向けのデジタル印刷システムや関連消耗品を提供しています。

インダストリー事業は、センシングユニットと材料・コンポーネントユニットに分かれています。センシングユニットでは、計測機器の開発や関連サービスを提供し、材料・コンポーネントユニットでは、ディスプレイ用フィルムや産業用インクジェットヘッドの開発を行っています。

画像ソリューション事業には、ヘルスケアユニットと画像IoT・映像ソリューションユニットがあります。ヘルスケアユニットでは、画像診断システムの開発や医療のデジタル化を推進し、画像IoT・映像ソリューションユニットでは、関連機器の開発とサービスを提供しています。

経営方針

コニカミノルタは、2023年度から2025年度にかけての中期経営計画を通じて、収益力の回復と持続的な成長を目指しています。この計画の中で、同社は事業の選択と集中を進め、グローバル構造改革を完遂しました。これにより、事業貢献利益の増大を図り、収益基盤の強化を目指しています。

同社は、デジタルワークプレイス事業やプロフェッショナルプリント事業などの主要事業において、選択と集中を進めています。非重点事業の譲渡や再編を行い、ソリューション・サービスの拡大を図ることで、事業収益力の強化に成功しました。また、データとAIを活用したDX推進により、業務生産性と顧客への提供価値の向上を目指しています。

2025年度には「Turn Around 2025」として、売上高1兆500億円を目指し、事業貢献利益525億円、営業利益480億円、当期利益240億円の達成を目指しています。これにより、ROE5%以上の達成を目指し、成長基盤の確立を図ります。さらに、Go To Market戦略の見直しや経費削減を進め、低関税率国への生産シフトを検討しています。

中長期的には、各事業で市場セグメントや領域においてNo.1を目指す製品やサービスを創出し、サステナビリティを経営の中心に据えています。既存事業から派生した技術をAIで強化し、新たな成長テーマを育成することで、長期的な利益成長を目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しつつ、企業価値の向上を図ります。