ファンペップ (4881) 株価

時価総額
¥32.7億
PER
機能性ペプチドの研究開発を行う新興企業。大阪大学発の技術シーズを基に、抗体誘導ペプチドや皮膚潰瘍治療薬を展開。2015年10月に塩野義製薬がSR-0379をライセンス導出、2024年3月には同社とFPP004Xのオプション契約を締結。日本中心に展開。

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事業内容

ファンペップは、大阪大学の研究成果である機能性ペプチドを医薬品として実用化することを主力事業とする創薬バイオベンチャー企業です。同社は「機能性ペプチド」と呼ばれる2~50個のアミノ酸が結合した物質を活用し、医薬品分野での新薬開発を進めています。特に、高額な抗体医薬品の代替として期待される「抗体誘導ペプチド」の創薬プラットフォーム技術「STEP UP」を強みとしており、患者の体内で抗体産生を誘導する治療ワクチンの開発に取り組んでいます。

同社の収益構造は、製薬会社との提携契約に基づく収入が中心となっています。塩野義製薬との間では皮膚潰瘍治療薬「SR-0379」のライセンス契約、花粉症治療薬候補「FPP004X」のオプション契約を締結しており、契約一時金、開発マイルストーン、将来的なロイヤリティーなどを受け取る仕組みです。また、株式会社メディパルホールディングスとの研究開発支援契約により研究開発協力金を獲得し、化粧品分野では機能性ペプチドの販売収入も計上しています。

事業セグメントとしては、医薬品等の研究開発事業の単一セグメントで構成されています。主要な開発品には、現在第III相臨床試験段階にある皮膚潰瘍治療薬「SR-0379」、第I相臨床試験中の花粉症治療薬候補「FPP004X」、前臨床段階の乾癬治療薬候補「FPP005」があります。同社は大阪大学との産学連携により、片頭痛、アルツハイマー病、高血圧などを対象とする複数の抗体誘導ペプチドの探索研究も並行して実施し、将来的な開発パイプラインの拡充を図っています。

経営方針

ファンペップは、独自のペプチド技術「STEP UP」を軸とした創薬バイオベンチャー企業として、機能性ペプチドによる新薬開発を通じた成長戦略を描いています。同社は大阪大学発の技術シーズを医薬品として実用化する橋渡し役を担い、「ペプチドで元気を世界へ」というビジョンのもと、抗体誘導ペプチドの創出プラットフォーム技術を強みとしています。経営目標については、開発品が全て研究開発段階にあり上市まで長期間を要するため、財務指標ではなく研究開発パイプラインの進捗状況を重要な判断基準としています。

重点投資分野では、機能性ペプチドを基礎とする領域とそのシナジー効果を見込める関連領域に技術領域を特化しています。同社の差別化戦略の核となるのは、抗体誘導ペプチドを次々と生み出すプラットフォーム技術「STEP UP」です。この技術により、従来の抗体医薬品と比較してより安価で効果的な治療選択肢の提供を目指しており、大阪大学大学院医学系研究科との連携体制を活かして新規開発品や研究テーマを継続的に拡充しています。

事業拡大計画においては、研究開発の早期段階から製薬会社等との提携体制を構築し、リスク分散を図りながら成長を加速させる方針を掲げています。同社は研究開発段階での提携収入により財務リスクを低減し、将来的に開発品が上市した際のロイヤリティー収入による本格的な利益拡大を計画しています。また、ライセンス契約や共同研究契約等の新規提携契約獲得に積極的に取り組み、資本市場からの資金調達と併せて持続的な研究開発資金の確保を目指しています。

技術革新への取り組みでは、製薬業界における新しいタイプの創薬モダリティとして注目される機能性ペプチドの可能性を追求しています。従来の低分子医薬品に加え、抗体医薬や遺伝子医薬等の多様化が進む医薬品業界において、同社の抗体誘導ペプチド技術は新たな創薬シーズとして位置づけられています。研究開発人材の拡充と外部委託の効果的な活用により、技術開発体制の強化を図りながら、大学等のシーズをインキュベーションして製薬会社へ橋渡しする役割を果たしていく計画です。

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