フルキャストホールディングスJP:4848

時価総額
¥594.9億
PER
9.9倍
短期業務支援、営業支援、飲食、警備・その他事業を展開、短期系人材サービス、販売代行、飲食チェーン、警備業務等を手がける。

沿革

1990-09東京都港区に㈱リゾートワールドを設立。
1992-09商号を㈱フルキャストとする(現社名㈱フルキャストホールディングス)。
1992-10短期業務請負業を開始。
1994-10東京都渋谷区に本社を移転。
1995-01大阪市中央区の㈱フルキャスト大阪(注)とフランチャイズ契約を締結。
1995-09東京都新宿区に㈱成和サービス(注)を設立。
1996-01東京都小平市に㈱エントリー(注)を設立。
1997-10㈲フルキャストレディ(注)(1999年10月に株式会社に改組)を設立。
1998-05㈱神奈川進学研究会を㈱フルキャストウィズに改称。
1998-10㈱フルキャストウィズ一般労働者派遣業 許可取得。
1999-01ファクトリー事業部を新設、工場ライン請負事業を開始。㈲フルキャストレディ(注)一般労働者派遣業 許可取得。
1999-04㈱フルキャストウィズ職業紹介事業 許可取得。
1999-06㈱フルキャスト大阪(注)、㈱エントリー(注)、㈱デュアル・サポート(注)を吸収合併。
1999-11㈱フルキャストシステムコンサルティング(注)を設立。
2000-03フルキャスト人事コンサルティング㈱(注)を設立、同年4月に㈱フルキャストウィズの人事コンサルティング事業部を譲受、事業を開始。
2000-09㈱フルキャストファクトリーを設立、同年10月にファクトリー事業部を譲受、事業を開始。
2001-06株式を店頭市場(現・東京証券取引所 スタンダード市場)に上場。
2002-04セントラル自動車㈱、大昌工業㈱との合弁により㈱フルキャストセントラルを設立し、自動車部門に特化した工場ライン請負事業を開始。
2002-10㈱フルキャストウィズと㈱フルキャストシステムコンサルティングが合併し、㈱フルキャストテクノロジーに改称。㈱フルキャストレディの営業の一部を吸収分割により承継。㈱フルキャストレディはオフィス系短期業務請負・派遣に特化し、㈱フルキャストオフィスサポート(注)に改称。
2003-01㈱フルキャストオフィスサポート(注)職業紹介事業 許可取得。フルキャスト人事コンサルティング㈱が㈱フルキャストオフィスサポート(注)と合併。
2003-09株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
2004-06㈱アパユアーズを株式交換により完全子会社化。
2004-07㈱フルキャストテクノロジー一般労働者派遣業 許可取得。
2004-09東京証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける。
2004-10㈱フルキャストファイナンスを設立。
2004-11一般労働者派遣業 許可取得。
2005-03㈱ヒューマン・リソーセス総合研究所(注)を株式譲受により完全子会社化。東北楽天ゴールデンイーグルスホームスタジアム「フルキャストスタジアム宮城」命名権取得(2007年10月に契約解消と愛称の使用を辞退)。
2005-06ADR(米国預託証券:American Depositary Receipt)プログラム設立。
2005-10㈱フルキャストオフィスサポートが㈱ヒューマン・リソーセス総合研究所と合併し、㈱フルキャストHR総研(注)に改称。アジアパシフィックシステム総研㈱を第三者割当増資及び株式譲受により子会社化。㈱フルキャストテクノロジーがJASDAQ証券取引所(現・東京証券取引所 スタンダード市場)に上場。
2006-05日本相互警備保障㈱(現社名㈱フルキャストアドバンス(現・連結子会社))を株式譲受により完全子会社化。
2006-06㈱エグゼアウトソーシング(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))を株式譲受により完全子会社化。
2007-05㈱インフォピーを株式交換により完全子会社化。
2007-06ネットイットワークス㈱を株式譲受等により子会社化。
2007-07㈱アパユアーズの全保有株式を創業者に譲渡。
2008-10会社分割により純粋持株会社体制へ移行し、商号を㈱フルキャストホールディングスとする。なお、営業に関する全事業は、㈱フルキャストHR総研(注)が承継。
2008-11キヤノン電子㈱によるアジアパシフィックシステム総研㈱の株式公開買付けに応募し、全保有株式を譲渡。
2009-03㈱インフォピーの全保有株式を譲渡。
2009-05㈱フルキャストファイナンスの全保有株式を譲渡。
2009-06㈱フルキャストファクトリー、㈱フルキャストセントラルの全保有株式を譲渡。
2009-08ネットイットワークス㈱の全保有株式を譲渡。
2010-06当社並びにグループ会社の本社機能を統合(㈱フルキャストテクノロジー、㈱イーストコミュニケーション(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))、㈱エーコーシステム(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))を除く)。
2011-05㈱フルキャストマーケティング(現社名㈱エフプレイン(現・連結子会社))の株式を一部譲渡及び同社が実施した第三者割当増資により持分法適用関連会社へ異動。㈱夢真ホールディングスによる㈱フルキャストテクノロジーの株式公開買付に応募し、全保有株式を譲渡。
2012-04㈱おてつだいネットワークス(現・連結子会社)を株式譲受により完全子会社化。
2012-10労働者派遣法改正法の施行により㈱フルキャスト、㈱トップスポットにおいて「アルバイト紹介」及び「アルバイト給与管理代行」サービス開始。
2016-01「マイナンバー管理代行」サービスを開始。
2016-02㈱ワークアンドスマイルを設立し、同年7月に事業を開始。
2016-03㈱ビートの株式を取得し、持分法適用関連会社化。
2016-08㈱ディメンションポケッツの株式を取得し、連結子会社化。
2016-10「年末調整事務代行」サービスを開始。
2016-11㈱フルキャストシニアワークスを設立し、2017年3月に事業を開始。
2017-01持分法適用関連会社の㈱エフプレインの株式を取得し、連結子会社化。
2017-03㈱フルキャストポーターを設立し、同年7月に事業を開始。
2017-05「住民税更新事務代行」サービスを開始。
2018-01㈱BODの株式を取得し、連結子会社化。
2018-06㈱デリ・アートの株式を取得し、持分法適用関連会社化。㈱フルキャストグローバルを設立し、同年10月に事業を開始。
2018-08Advancer Global Limitedの株式を取得し、持分法適用関連会社化。ミニメイド・サービス㈱の株式を取得し、連結子会社化。
2018-09㈱BOD・Alphaを設立し、2019年3月に事業を開始。
2019-03日本電気サービス㈱の株式を取得し、持分法適用非連結子会社化。
2019-08㈱Fullcast Internationalを設立し、同年12月に事業を開始。
2019-12㈱ディメンションポケッツの全保有株式を譲渡。
2020-01持分法適用非連結子会社の日本電気サービス㈱を連結子会社化。㈱HRマネジメントの株式を取得し、連結子会社化。
2020-12日本電気サービス㈱の株式を一部譲渡し、連結の範囲から除外。
2021-04㈱プログレスの株式を取得し、連結子会社化。
2021-07㈱BOD・Alphaを吸収合併存続会社、㈱HRマネジメントを吸収合併消滅会社とする合併をし、 ㈱HRマネジメントに改称。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
2022-05㈱ヘイフィールドの株式を取得し、連結子会社化。
2023-06グロービート㈱の株式を取得し、同社及び同社の子会社であるグロービート・ホールディングス㈱並びに同社の孫会社であるグロービート・ジャパン㈱を連結子会社化。
2023-10グロービート・ジャパン㈱を存続会社、グロービート㈱及びグロービート・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。App X㈱の株式を取得し、同社及び同社の子会社である㈱インプリ並びに同社の孫会社である㈱リリースベースを連結子会社。㈱BPCの株式を取得し、連結子会社。

事業内容

フルキャストホールディングスは、複数の事業セグメントを通じて幅広いサービスを提供しています。主要な事業セグメントには、「短期業務支援事業」、「営業支援事業」、「飲食事業」、「警備・その他事業」があります。

短期業務支援事業では、顧客企業の業務量の増減に応じて、短期系人材サービス、イベント系人材サービス、給与管理代行サービスなどを提供しています。このセグメントには、株式会社フルキャストや株式会社トップスポットなどが含まれます。

営業支援事業では、販売代理店網を主軸とした通信商材等の販売代行やコールセンター業務を手掛けており、株式会社エフプレインや株式会社エムズラインなどがこのセグメントに属しています。

飲食事業は、主に飲食チェーン事業を展開しており、グロービート・ジャパン株式会社がこのセグメントの主な事業体です。

警備・その他事業では、公共施設や一般企業などに対して警備業務等を行っており、株式会社フルキャストアドバンスがこのセグメントに含まれます。

フルキャストホールディングスは、これらの事業を通じて、多様なニーズに応えるサービスを提供し、顧客企業の業務効率化や販売促進を支援しています。

経営方針

フルキャストホールディングスは、持続的な企業価値の向上を重要な経営課題と位置付け、資本効率を重視した経営を実践しています。同社は、ROE(自己資本利益率)20%以上の実現と、適切な負債水準の維持を目標としており、収益性と成長性のバランスを重視しながら企業価値の最大化を図っています。

経営環境として、人材サービス業界の雇用情勢は改善の動きが見られ、同社の主力セグメントである短期業務支援事業は、顧客企業の繁忙期と閑散期の差異に対応する人的リソースの提供から、直接雇用するパート・アルバイトの採用領域へとサービスを拡大しています。これにより、日本の人手不足の解消に貢献することを目指しています。

2024年12月期の目標として、フルキャストホールディングスは、アフターコロナにおけるリオープニング需要や人手不足需要に対応するための事業基盤の強化、および競争激化が見込まれるスポットワーク市場への対応を掲げています。戦略的投資の実施、営業強化、ブランド強化、採用強化、システム増強及び運営の強化など、具体的な施策に取り組むことで、これらの目標達成を目指しています。

また、新規連結子会社へのPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)推進やグループ子会社間の連携強化も進めており、これらの取り組みを通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を追求しています。