ビジネスエンジニアリングJP:4828

時価総額
¥423.6億
PER
15.4倍
情報サービス事業を展開、ソリューション事業ではERPパッケージ製品を利用した情報システム設計・開発・導入、プロダクト事業では自社開発ERPパッケージ製品の販売及びサービス提供、システムサポート事業では基幹業務システムの運用・保守支援。

沿革

1980年12月

事業目的を各種産業設備の設計、建設工事の請負として、オリエント工事株式会社を資本金3千万円にて東京都千代田区に設立

1999年2月

本店所在地を東京都千代田区から千葉県習志野市に移転するとともに、事業目的を情報通信システムに関するサービス業に変更

1999年3月

商号を東洋ビジネスエンジニアリング株式会社に変更するとともに、東洋エンジニアリング株式会社のシステムインテグレーション事業の譲り受けに関する営業譲渡契約を締結

1999年4月
 

 

システムインテグレーション事業を開始
SAPジャパン株式会社および日本オラクル株式会社のERPパッケージ製品の取扱いとともに、自社開発ERPパッケージ「MCFrame」(現「mcframe」)の提供を開始
大阪府大阪市に関西支店を設置

2001年2月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2003年3月
 

東洋ビジネスシステムサービス株式会社(現 ビジネスシステムサービス株式会社、連結子会社)を設立

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場(2013年6月上場廃止)

2005年9月

東京都千代田区に千葉県習志野市から本社機能を移転

2006年6月

東京都千代田区に本店所在地を移転

2007年5月

自社開発ERPパッケージ「A.S.I.A.」(現「mcframe GA」)の提供を開始

2012年1月

愛知県名古屋市に中部営業所を設置

2013年4月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2014年4月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2017年10月
 

米国にToyo Business Engineering U.S.A. Inc.(現 Business Engineering America, Inc.、連結子会社)を設立

2019年10月

商号をビジネスエンジニアリング株式会社に変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

ビジネスエンジニアリングは、情報サービス事業を中心に展開している企業で、その事業セグメントは「ソリューション事業」、「プロダクト事業」、「システムサポート事業」の三つに大別されます。同社及びそのグループ企業は、これらのセグメントを通じて、幅広い情報技術サービスを提供しています。

ソリューション事業では、他社が開発したERPパッケージ製品を活用し、企業の情報システムの設計、開発、導入を行うサービスを提供しています。このセグメントでは、ビジネスエンジニアリング自身が主要な役割を担っています。

プロダクト事業においては、ビジネスエンジニアリングが開発したERPパッケージ製品を、パートナー企業を通じて販売すると同時に、これらの製品を用いた情報システムの設計、開発、導入サービスも提供しています。この事業には、ビジネスエンジニアリング及びその米国子会社であるBusiness Engineering America, Inc.が関与しています。

システムサポート事業では、基幹業務システムを導入した企業向けに、システムの運用・保守を含む支援サービスを提供しています。このセグメントの主な担い手は、ビジネスシステムサービス株式会社です。

これらの事業を通じて、ビジネスエンジニアリンググループは、企業の情報技術ニーズに対応する多様なサービスを提供し、情報システムのライフサイクル全般をサポートしています。

経営方針

ビジネスエンジニアリングは、情報技術(IT)を活用して顧客のビジネス変革を支援する企業グループです。同社は、製造業をはじめとする多様な業種の顧客に対し、高品質のソフトウェア製品やサービスを提供しています。経営理念として、顧客満足を最優先に考え、新たな価値創造を通じて社会に貢献することを掲げています。

経営目標としては、継続的な業容の拡大を通じた企業価値の向上を目指し、自己資本当期純利益率(ROE)の向上に努めています。中期経営計画「経営Vision 2026」では、「3つの柱」を戦略の核としています。これには、「ものづくりデジタライゼーション」の深化、「変革のためのDX」への進化、そしてグローバル支援の拡大が含まれます。これらの戦略を通じて、デジタルトランスフォーメーションの加速、製造業のビジネスモデル変革、グローバリゼーションへの対応を図ります。

対処すべき課題としては、不確実性の高い経営環境の中で、情報化投資の堅調な推移を維持することが挙げられます。これに対し、ビジネスエンジニアリングは、事業機会の創出、サービスの拡充、安定的な収益の確保、事業基盤の整備に取り組んでいます。また、システムインテグレーションの品質・生産性向上、顧客との関係深化、SaaS型製品・サービスの拡充、社会課題解決に貢献する製品・サービスの拡充など、幅広い分野での取り組みを進めています。

これらの戦略と取り組みを通じて、ビジネスエンジニアリングは、顧客の成功を支援し、持続可能な成長を目指しています。