デジタルガレージJP:4819

時価総額
¥1351.9億
PER
50.9倍
フィナンシャルテクノロジー事業ではEコマースや対面店舗向けの電子決済ソリューション、マーケティングテクノロジー事業ではデジタルマーケティングやデータマーケティング、インキュベーションテクノロジー事業ではスタートアップへの投資・育成、ロングタームインキュベーション事業ではメディア開発・運営やブロックチェーンを活用した金融サービスを展開。

沿革

事業内容

デジタルガレージグループは、デジタルガレージ株式会社を中心に、子会社22社及び関連会社等13社で構成されています。同社グループは、主に4つの事業セグメントに分かれており、それぞれ特色あるサービスを提供しています。

まず、フィナンシャルテクノロジー事業では、Eコマース(EC)や対面店舗向けのクレジットカード決済、コンビニ決済などの電子決済ソリューションを提供しています。また、インターネットやECサイトのシステム設計、開発、運用も手掛けています。

次に、マーケティングテクノロジー事業では、デジタルマーケティング全般、データマーケティング、ソーシャルメディア関連の広告商品開発・マーケティングなどを行っています。このセグメントでは、オンラインとオフラインの戦略、Webマーケティングを通じた広告提供が主な業務です。

インキュベーションテクノロジー事業では、スタートアップ企業への投資・育成を中心に、事業戦略支援型の投資インキュベーションを展開しています。このセグメントは、将来性のある新興企業を発掘し、成長をサポートすることに注力しています。

ロングタームインキュベーション事業では、中長期的な事業利益創出を目的としたメディア開発・運営、ブロックチェーンを活用した金融サービスなどを手がけています。このセグメントは、持続可能な成長を目指す事業展開に焦点を当てています。

デジタルガレージグループは、これらの事業を通じて、デジタル技術を活用した多様なサービスを提供し、新たな価値創造を目指しています。

経営方針

デジタルガレージグループは、持続可能な社会構築を目指し、新しいコンテクストをデザインし、テクノロジーを社会に実装することをパーパスとしています。同社は、企業、人、情報を有機的に結びつける「コンテクストカンパニー」として、インターネット業界の黎明期から蓄積したノウハウと最新技術を活用し、情報の有機的結合を通じて新たな価値を創出しています。

デジタルガレージグループは、電子決済市場とインターネット広告市場の成長を背景に、2024年3月期を初年度とする新たな5年間の中期経営計画「DG FinTech Shift」のフェーズIIを推進しています。この計画では、決済とデータの融合を図り、収益のリカーリング化を目指しています。また、次世代テクノロジーの社会実装を通じて新たな事業領域の創出と、非連続事業の育成にも取り組んでいます。

具体的な戦略として、プラットフォームソリューションでは、キャッシュレス化の進展とEC市場の成長を背景に、決済プラットフォームの拡大とデータマーケティングの開発を進めています。ロングタームインキュベーションでは、決済プラットフォームを基盤とした事業開発とインキュベーションを行い、グローバル投資インキュベーションでは、国内外のスタートアップへの投資と育成を通じて企業価値の最大化を目指しています。

中期経営計画では、税引前利益の年平均成長率20%以上、決済取扱高15兆円、投資事業収入300億円以上を目標に掲げています。これらの目標達成を通じて、デジタルガレージグループは、デジタル技術を駆使した新たな価値創造と持続可能な成長を目指しています。