デジタルガレージJP:4819

時価総額
¥1551.1億
PER
デジタルガレージは、電子決済プラットフォーム、デジタルマーケティング、スタートアップ投資を手がける企業。

事業内容

デジタルガレージは、27の子会社と15の持分法適用会社から成る企業グループで、主に3つの事業セグメントを展開しています。

1つ目は「プラットフォームソリューション」です。このセグメントでは、クレジットカードやQRコード、コンビニ決済などの電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームを展開しています。また、金融事業者向けのデジタルマーケティング事業も手がけています。

2つ目は「ロングタームインキュベーション」です。このセグメントでは、デジタルガレージ独自の事業基盤と、カカクコムの顧客資産を活用し、決済プラットフォームの拡大を目指しています。カカクコムは「価格.com」や「食べログ」などのメディアを運営しています。

3つ目は「グローバル投資インキュベーション」です。このセグメントでは、スタートアップ企業への投資と育成を中心に、事業戦略支援型の投資インキュベーションを行っています。デジタルガレージは、これらの事業を通じて、国内外での成長を目指しています。

経営方針

デジタルガレージは、持続可能な社会を目指し、テクノロジーを活用して新しいコンテクストをデザインすることを掲げています。同社は、企業と人、情報を有機的に結びつける「コンテクストカンパニー」として、インターネット業界の黎明期からの実績を活かし、複雑な情報を結びつけるソリューションを提供しています。

同社は、インターネット業界の変革に対応し、web3やGenerative AIなどの新技術を活用したサービスを提供することを目指しています。特に、キャッシュレス決済市場の成長を背景に、総合決済プラットフォーム事業を展開し、多様な決済手段の需要増加に対応しています。

デジタルガレージは、2024年からの5ヵ年中期経営計画で、総合決済プラットフォームを基盤に事業を拡大し、DX/フィンテックや暗号資産領域での新事業開発を推進しています。また、投資・インキュベーション領域でのスタートアップ育成を通じて、企業価値の最大化を図っています。

同社の中期経営計画では、税引前利益の成長率や決済取扱高の目標を設定し、投資ポートフォリオの見直しを進めています。また、株主還元を重視し、安定した配当政策を実施する方針です。具体的には、5年間で配当総額100億円以上を目指しています。