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東映アニメーションJP:4816
沿革
1948年1月 |
日本動画株式会社として東京都新宿区原町に設立、アニメ製作を開始。 |
1952年8月 |
日動映画株式会社へ商号変更。 |
1956年7月 |
東映株式会社が日動映画株式会社を買収、東映動画株式会社へ商号変更。 |
1957年1月 |
製作所を東京都練馬区東大泉のスタジオ(大泉スタジオ)へ移転。 |
1957年5月 |
当社初の短編アニメ作品「こねこのらくがき」完成。 |
1958年10月 |
当社初の劇場長編アニメ作品「白蛇伝」完成。 |
1960年9月 |
本社を東京都中央区西銀座(現・東京都中央区銀座)へ移転。 |
1963年11月 |
当社初のテレビシリーズアニメ作品「狼少年ケン」放映開始。 |
1966年11月 |
劇場長編アニメ作品「ガリバーの宇宙旅行」がアメリカ国内でも公開。 |
1967年4月 |
「魔法使いサリー」第18話より、テレビシリーズアニメ作品のカラー放映開始。 |
1973年2月 |
子会社として株式会社タバック(現・連結子会社)設立、録音・編集部門の一部を分離。 |
1973年3月 |
東京都新宿区北新宿に新宿営業所設置。 |
1973年6月 |
海外での製作外注を開始。 |
1975年2月 |
テレビシリーズアニメ作品の海外販売を開始。 |
1979年8月 |
当社初の自主製作劇場長編アニメ作品「銀河鉄道999」を公開。 |
1980年3月 |
コンピュータによるアニメ映像製作へ向けて本格的な研究を開始。 |
1985年10月 |
映像処理の多様化・迅速化のためコンピュータ制御による撮影システムを導入。 |
1986年2月 |
テレビシリーズアニメ作品「ドラゴンボール」放映開始。 |
1986年3月 |
当社初のオリジナルビデオアニメ作品「湘南爆走族」製作開始。 |
1991年12月 |
コンピュータによる映像製作ソフト CATAS(Computer Aided TOEI Animation |
1992年3月 |
テレビシリーズアニメ作品「美少女戦士セーラームーン」放映開始。 |
1992年11月 |
フィリピンEEI社と製作外注合弁会社EEI-TOEI ANIMATION CORPORATION(現・連結子会社)を設立。 |
1994年3月 |
新宿営業所を東京都新宿区横寺町へ移転、新宿オフィスと改称。 |
1995年4月 |
東映アニメーション研究所を東京都千代田区神田駿河台に開設。 |
1995年9月 |
アメリカで「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」放映開始。 |
1996年3月 |
本社を東京都新宿区横寺町とする。 |
1997年2月 |
デジタル映像製作ソフト「RETAS」を活用したテレビシリーズアニメ作品のデジタル化開始。 |
1997年3月 |
香港に販売子会社TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD. (現・連結子会社)を合弁で設立(60%出資)。 |
1998年1月 |
EEI-TOEI ANIMATION CORPORATIONを子会社(現・連結子会社)とする。 |
1998年7月 |
東映衛星放送株式会社(16.7%出資)、並びに株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン(8.5%出資)に資本参加。 |
1998年10月 |
東映アニメーション株式会社へ商号変更。 |
1999年3月 |
テレビシリーズアニメ作品「デジモンアドベンチャー」放映開始。 |
1999年6月 |
本社を東京都練馬区東大泉とする。 |
1999年10月 |
テレビシリーズアニメ作品「ワンピース」放映開始。 |
2000年4月 |
EEI-TOEI ANIMATION CORPORATIONをTOEI ANIMATION PHILS.,INC.へ商号変更。 |
2000年5月 |
広域LANを活用して、協力製作プロダクションとの間でアニメ製作に関するネットワークシステムを構築。 |
2000年10月 |
液晶画面付タブレットを活用した作画工程のデジタル化システムを構築。 |
2000年12月 |
店頭市場に上場。 |
2001年3月 |
子会社として東映アニメーション音楽出版株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
2001年8月 |
1単位(2001年10月より1単元)の株式数を1,000株から100株に変更。 |
2001年10月 |
韓国アニメーション専門衛星放送株式会社「株式会社大元デジタル放送」(8.25%出資)に資本参加。 |
2002年7月 |
子会社として株式会社LATERNA(現・持分法適用関連会社、現・株式会社AMAZONLATERNA)を設立。 |
2002年12月 |
インターネット向け映像配信サービス開始。 |
2004年2月 |
テレビシリーズアニメ作品「ふたりはプリキュア」放映開始。 |
2004年3月 |
アメリカ・ロサンゼルスに販売子会社TOEI ANIMATION INCORPORATED(現・連結子会社)を設立。 |
2004年12月 |
ジャスダック証券取引所(現・東京証券取引所)に株式を上場。 |
2006年4月 |
東映アニメーション研究所を東京都練馬区東大泉に移転。 |
2006年7月 |
日米合作によるテレビシリーズアニメ作品「出ましたっ!パワパフガールズZ」放映開始。 |
2006年8月 |
普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割。 |
2007年5月 |
株式会社テレビ朝日(現・株式会社テレビ朝日ホールディングス)が、当社株式を追加取得し持株比率が15%以上になったことにより、当社のその他の関係会社となる。 |
2007年11月 |
株式会社LATERNA(現・株式会社AMAZONLATERNA)の株式の70%を売却。 |
2008年12月 |
TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD.の株式を追加取得し、100%子会社とする。 |
2009年10月 |
当社初の3D立体劇場アニメ作品「きかんしゃやえもん」公開。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場となる。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場となる。 |
2011年3月 |
東映アニメーション研究所閉所 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場となる。 |
2014年8月 |
本社を東京都中野区中野とする。 |
2014年12月 |
大泉スタジオの再開発に伴い、東京都練馬区光が丘の仮スタジオに移転。 |
2018年1月 |
東京都練馬区光が丘の仮スタジオから新大泉スタジオに移転。 |
2018年4月 |
普通株式1株につき3株の割合をもって株式分割。 |
2020年11月 |
TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD.が東映動漫(上海)実業有限公司を合弁で設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。 |
事業内容
東映アニメーションは、アニメーションの企画・製作から販売、版権管理、商品販売に至るまで幅広い事業を展開しています。同社は、劇場やテレビ向けのアニメ作品の企画・製作を主軸に据え、これらの作品の放映権やパッケージソフト(ブルーレイ・DVD)の販売、インターネットや携帯端末向けの映像配信を行っています。また、製作したアニメ作品に登場するキャラクターの使用許諾を通じて版権収入を得ており、玩具や文具、アパレルなどのライセンシーにキャラクターの使用を許諾しています。
同社は、テレビアニメ作品233タイトル、劇場アニメ作品262タイトルを含む約13,500本のコンテンツを保有しており、代表作には「魔法使いサリー」「ゲゲゲの鬼太郎」「サイボーグ009」「ドラゴンボール」「ワンピース」などがあります。これらの作品は、国内外で高い人気を誇り、海外ではアジア、ヨーロッパ、北中南米地域にわたり販売されています。
さらに、キャラクター商品の販売や着ぐるみショー、ミュージカルなどのイベント企画運営も手がけており、これらの事業を通じて同社のアニメ作品とキャラクターの魅力を広く伝えています。これらの事業は、東映アニメーションの関連会社やパートナー企業との協力により展開されており、アニメーション業界における同社の強固な地位を支えています。
経営方針
東映アニメーションは、世界の子どもたちに「夢」と「希望」を提供することを目指し、創発企業としての役割を果たすべく、幅広い成長戦略を推進しています。同社は、1956年の創業以来、日本アニメーション界のパイオニアとして、劇場作品262本、テレビ作品233本を含む約13,500話に及ぶ作品を製作してきました。これらの作品は、国内外で高い評価を受けており、特に「魔法使いサリー」「ゲゲゲの鬼太郎」「サイボーグ009」「ドラゴンボール」「ワンピース」などの代表作は、世界中で愛され続けています。
同社の成長戦略は、IP(知的財産)を事業戦略の軸として位置づけ、これらの魅力的かつインパクトのあるIPを活用し、新たな映像表現の創造とグローバル展開を目指しています。具体的には、新規IPの創出とIPライフサイクルの長期化を通じて、作品ファンの世代を超えたエバーグリーン化を目指します。また、顧客接点の拡大とIP当たりの収益規模の伸張を図り、国内外の市場でのビジネスフィールドの拡大を進めています。
さらに、日本発IPの海外輸出強化と海外発IPの強化により、グローバルビジネスの展開を加速しています。ハリウッドビジネスへの参入やメジャースタジオとの連携、欧州・中国市場での現地製作推進などを通じて、東映アニメーションブランドの確立を目指しています。また、IP別に目的特化した製作体制の構築と2D/3D先端技術の統合により、幅広いファンを魅了する作品の創出を目指しています。
これらの戦略を通じて、東映アニメーションは、持続的成長と中長期的な企業価値向上を目指し、アニメーション業界における競争優位性をさらに強化していく方針です。