東映アニメーションJP:4816

時価総額
¥5917.8億
PER
30.2倍
映像製作・販売、版権、商品販売、イベント企画運営を手がけ、「ワンピース」や「ドラゴンボール」などのアニメ作品を展開する事業。

事業内容

東映アニメーションは、映像製作・販売事業、版権事業、商品販売事業を主な事業セグメントとして展開しています。映像製作・販売事業では、劇場やテレビ向けのアニメ作品の企画・製作、放映権の販売を行っています。また、ブルーレイやDVDのパッケージソフト化権の販売、インターネットや携帯端末向けの映像配信も手がけています。

版権事業では、東映アニメーションの作品に登場するキャラクターの使用許諾を玩具メーカーやアパレルメーカーなどに与え、ライセンス収入を得ています。海外市場にも進出しており、アジアやヨーロッパ、アメリカ地域での版権販売を行っています。

商品販売事業では、キャラクター商品などの販売を行っています。その他、着ぐるみショーやミュージカルなどのイベントの企画運営も手がけています。これにより、東映アニメーションは多角的なビジネス展開を行い、アニメーション業界での地位を確立しています。

経営方針

東映アニメーションは、世界の子どもたちに「夢」と「希望」を提供することを目指し、創発企業としての成長を掲げています。1956年の創業以来、日本アニメーション界のパイオニアとして、多数のテレビアニメや劇場アニメを製作し、豊富なコンテンツライブラリーを築いてきました。この豊富なIP(知的財産)を活用し、世界を魅了する新たな映像表現を創造し続けることを目指しています。

同社は、IPを戦略の軸に据えたグローバル事業展開を強化し、持続的成長と中長期的な企業価値向上を図っています。具体的には、新規IPの創出と既存IPのライフサイクルの長期化を推進し、親子二世代、三世代にわたるファン層の拡大を目指しています。また、顧客接点の拡大とIP当たりの収益規模の最大化を図るため、ライセンス事業に加え、自社事業にも注力しています。

さらに、東映アニメーションは日本発IPの強化と海外発IPの展開を進めています。国内外でのマーケットシェアを高め、東映アニメーションブランドの確立を目指しています。特に海外市場では、現地パートナーと協力し、地域の文化や規制に対応した地産地消型ビジネスや、グローバルな配信網を活用したハリウッド型ビジネスを推進しています。

製作能力の進化も重要な戦略の一部です。IP別に特化した製作体制を構築し、2D/3D技術を統合することで、幅広いファン層を魅了する作品を創作しています。伝統技術と革新技術を融合し、新たな映像表現を生み出す製作スタジオを目指しています。これにより、東映アニメーションはアニメーション業界での競争優位性をさらに強化しています。