- 日本企業
- オリコン
オリコンJP:4800
事業内容
オリコンは、純粋持株会社として、5つの連結子会社を通じて多様な事業を展開しています。これらの子会社はすべてオリコンが100%の持株比率を持ち、各事業セグメントで活動しています。
オリコンの「コミュニケーション事業」では、株式会社oricon MEが中心となり、WEBサイトの制作・運営・広告販売を行っています。具体的には、総合トレンドメディア「ORICON NEWS」や顧客満足度ランキングを発表する「オリコン顧客満足度ランキング」、女性向け情報サイト「eltha」、オーディション情報サイト「Deview」などを運営しています。
また、オリコンNewS株式会社はニュース配信サービスを提供し、オリコンNEXTコミュニケーションズ株式会社はPRコンサルティングやWEBマーケティングコンサルティングを手がけています。これにより、幅広いコミュニケーションサービスを提供しています。
「データサービス事業」では、オリコン・リサーチ株式会社が法人向けデータ提供サービス『ORICON BiZ online』や個人向けデータ提供サービス『you 大樹』を運営しています。また、放送局やECサイト向けの音楽データベース提供や各種ランキングデータの提供、『オリコン・モニターリサーチ』の運営も行っています。
さらに、「広告事業」では、株式会社新旭が広告企画制作を担当しています。これにより、オリコンは広告分野でもその存在感を示しています。これらの事業を通じて、オリコンは多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
オリコンは、情報が錯綜する現代社会において、客観的かつ公平な情報提供を通じて社会からの信頼を獲得し、豊かな生活と産業の発展に貢献することを目指しています。この理念のもと、オリコンはフェイクニュースの横行に対抗し、事実を情報化することに注力しています。
オリコンは、顧客満足度調査事業を中心に、データ集計・分析のノウハウを活用し、AI技術を取り入れた新たなテクノロジーの導入を進めています。これにより、情報の信頼性向上とユーザー利便性の向上を図り、基幹事業の持続的成長を目指しています。
国内経済の不透明な状況下で、オリコンは「オリコン」ブランドを活用し、信頼性の高い情報を提供し続けることを基本姿勢としています。市場環境を注視しながら、事業パートナーと連携し、事業運営を進めています。
オリコンは、顧客満足度調査事業において、商標利用、デジタルプロモーション、データ販売の三つのメニューを通じて、顧客企業のマーケティング活動を支援しています。特にデジタルプロモーションでは、生成AIを活用し、SEO対策を強化しています。
自社インターネットメディアの強化も進めており、「ORICON NEWS」などのメディアを通じて、良質で信頼性の高い情報を発信しています。動画コンテンツの拡充にも力を入れ、幅広いユーザー層に訴求しています。
新たなビジネス基盤の構築も重要視しており、株式会社新旭との事業シナジーを活用し、新たな収益源の確立を目指しています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。
オリコンは、2026年3月期において売上高6,000百万円、営業利益1,450百万円を見込んでいます。これにより、事業ポートフォリオの見直しを進め、AI推進などのIT戦略投資を強化し、企業価値の向上を図っています。