オリコンJP:4800

時価総額
¥122.2億
PER
12.1倍
コミュニケーション事業では「ORICON NEWS」や「オリコン顧客満足度ランキング」などのWEBサイト運営、ニュース配信、PR・WEBマーケティングコンサルティング。データサービス事業では「ORICON BiZ online」や「you 大樹」の運営、音楽データベース提供。モバイル事業では「オリコンミュージックストア」や「よむるん」の運営。

沿革

1999年10月

データベース事業及びインターネット対応の移動体通信キャリアへのコンテンツ提供等を目的として、東京都港区六本木七丁目17番16号に資本金115百万円をもって㈱おりこんダイレクトデジタルを設立。

2000年2月

本社を東京都港区六本木七丁目15番14号に移転。

2000年11月

大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場。

2001年6月

㈱オリコンを株式取得により子会社化。

商号をオリコン・グローバルエンタテインメント㈱に変更。

2002年7月

商号をオリコン㈱に変更。

商号をオリコン・エンタテインメント㈱に変更(㈱オリコン)。

2002年9月

本社を東京都港区六本木六丁目8番10号に移転。

2003年8月

オリコン・メディカル㈱設立。

2004年10月

オリコン・デジタル・ディストリビューション㈱設立。

2004年12月

韓国子会社 CINE WELCOME CO.,LTD.を株式取得により子会社化。

2005年2月

㈱シー・ピー・ユーを株式取得により子会社化。

2005年3月

商号をオリコン・サウンド・クリエイツ㈱に変更(㈱シー・ピー・ユー)。

2005年5月

商号をオリコンDD㈱に変更(オリコン・デジタル・デストリビューション㈱)。

2005年6月

商号をオリコン・モバイル㈱に変更(オリコン・メディカル㈱)。

2005年10月

分社型の新設分割を行い、当社の営業の全部を承継するオリコン・マーケティング・プロモーション㈱設立。当社は純粋持株会社となる。

2006年12月

ORWI㈱設立。

2007年4月

商号をORICON CNS INC.に変更(CINE WELCOME CO.,LTD.)。

2007年12月

商号を㈱oricon MEに変更(オリコン・モバイル㈱)。

2008年5月

ORICON CNS INC.株式売却により連結除外。

2008年10月

商号をオリコン・リサーチ㈱に変更(オリコン・マーケティング・プロモーション㈱)。

2010年2月

新設分割により、オリコン・リサーチ㈱の広報企画部門及びリサーチ部門を承継するオリコン・コミュニケーションズ㈱設立。

2010年5月

オリコン・モバイル・ストラテジー㈱設立。

2010年8月

オリコンMP㈱設立。

2010年11月

商号をオリコン・ストラテジー㈱に変更(オリコン・モバイル・ストラテジー㈱)。

2011年10月

商号をORICON NEXT㈱に変更(オリコンMP㈱)。

2012年7月

オリコンDD㈱とオリコン・コミュニケーションズ㈱を合併し、オリコンDD㈱とする。

2013年1月

商号をオリコン・エナジー㈱に変更(ORWI㈱)。

2013年4月

オリコンDD㈱のニュース配信事業を新設分割し、新たに設立したオリコンNewS㈱に承継。

㈱oricon MEとオリコンDD㈱を合併し、㈱oricon MEとする。

2013年12月

オリコンDサイエンス㈱設立。

2015年7月

オリコン㈱とオリコン・ストラテジー㈱を合併し、オリコン㈱とする。

2015年10月

㈱oricon MEとオリコン・エンタテインメント㈱及びORICON NEXT㈱を合併し、㈱oricon MEとする。

2018年1月

オリコン㈱とオリコン・エナジー㈱を合併し、オリコン㈱とする。

オリコン・リサーチ㈱とオリコンDサイエンス㈱を合併し、オリコン・リサーチ㈱とする。

2020年10月

オリコンNEXTコミュニケーションズ㈱設立

2022年3月

㈱StayList株式取得により持分法適用会社とする。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ市場からスタンダード市場に移行。

事業内容

オリコン株式会社グループは、純粋持株会社であるオリコン株式会社を中心に、連結子会社4社と持分法適用関連会社1社から構成されています。同社グループは、主に3つの事業セグメントに分かれており、それぞれ特定のサービスを提供しています。

第一のセグメントは「コミュニケーション事業」で、株式会社oricon MEが中心となっています。このセグメントでは、総合トレンドメディア「ORICON NEWS」、顧客満足度ランキングを発表する「オリコン顧客満足度ランキング」、女性向け情報サイト「eltha」、オーディション情報サイト「Deview」など、WEBサイトの制作・運営及び広告販売を手がけています。また、オリコンNewS株式会社はニュース配信サービスを、オリコンNEXTコミュニケーションズ株式会社はPRコンサルティングとWEBマーケティングコンサルティングを提供しています。

第二のセグメントは「データサービス事業」で、オリコン・リサーチ株式会社が担当しています。法人向けデータ提供サービス「ORICON BiZ online」、個人向けデータ提供サービス「you 大樹」、放送局及びECサイト向け音楽データベースの提供、各種ランキングデータの提供、そして「オリコン・モニターリサーチ」の運営など、幅広いデータサービスを展開しています。

最後に、「モバイル事業」セグメントでは、株式会社oricon MEがモバイル端末・PC向けのエンタメ総合配信サービスを運営しており、音楽配信サイト「オリコンミュージックストア」や電子書籍サイト「よむるん」などを提供しています。

これらの事業を通じて、オリコン株式会社グループは多岐にわたる情報提供サービスを展開し、エンターテインメント業界やマーケティング領域でのニーズに応えています。

経営方針

オリコン株式会社グループは、情報提供サービスを中心に展開する企業であり、その成長戦略は、社会からの信頼獲得を通じた社会的価値の高い企業への成長を目指しています。同社は、フェイクニュースの横行する情報が錯綜する社会において、客観的かつ公平な立場から事実を情報化し、広く提供することで、豊かな生活の実現と様々な産業の発展に貢献することを経営理念としています。

経営戦略としては、顧客満足度(CS)調査事業を核とし、15年以上にわたるデータ集計・分析のノウハウを活用しつつ、人工知能(AI)関連技術をはじめとする新たなテクノロジーの積極的な導入により、情報の科学的な信頼性向上やユーザーの利便性を高める改善施策に注力しています。これにより、基幹事業の持続的な成長を図ると共に、利用機会の拡大を実現しています。

また、自社インターネットメディアの強化にも力を入れており、「ORICON NEWS」などのサイトにおいて、AI技術を応用した独自の測定ツールでユーザーのニーズやトレンドを正確に把握し、コンテンツ制作の効率化やサイトのユーザビリティ向上を図っています。これにより、媒体価値の向上と固定ファンの増加を目指し、収益拡大に取り組んでいます。

さらに、サステナビリティへの対応として、SDGsを重要な経営課題と認識し、2030年までに必要な電力を再生可能エネルギー100%に切り替えることで、温室効果ガス排出ゼロを目指しています。ダイバーシティの推進も企業価値向上に資するものと位置づけ、性別問わず個々人が能力を発揮しやすい環境整備に努めています。

これらの戦略を通じて、オリコン株式会社グループは、情報・通信分野における社会環境、経済環境、技術進展の影響を受けつつも、既存の事業ポートフォリオの見直しや新規事業投資を含む選択と集中を進め、アフターコロナを見据えた事業強化を図っています。