オービックビジネスコンサルタントJP:4733

時価総額
¥4862.8億
PER
37.1倍
企業業務ソリューションの開発・提供、ビジネスソフトウェアの開発・販売、システムインテグレーション事業、OA機器の販売など、多岐にわたる事業セグメントを有する。主力サービスは「会計・人事・給与等の基幹業務システム」、「手形の達人」などのクラウドサービス。

沿革

年月

事項

1980年12月

コンピュータの販売業務、コンピュータプログラムの製作及びシステム設計業務を目的として、東京都千代田区に株式会社ビック・システム・コンサルタント・グループを設立

1981年5月

商号を株式会社オービック・ビジネス・コンサルタントに変更

本店を東京都新宿区に移転

1983年11月

「TOPシリーズ」を販売開始

1986年9月

東京支店(現:東京営業部)、大阪営業所(現:大阪支店)を開設

1988年8月

名古屋営業所(現:名古屋支店)を開設

1990年7月

福岡営業所(現:福岡支店)を開設

1992年2月

物流センター(現:ロジスティクスセンター)を開設

1993年3月

仙台営業所(現:仙台支店)を開設

1993年7月

「奉行シリーズ」を販売開始

1993年10月

広島営業所(現:広島支店)を開設

1994年7月

札幌営業所(現:札幌支店)を開設

1994年10月

金沢営業所(現:金沢支店)を開設

1995年7月

横浜営業所(現:横浜支店)を開設

1995年12月

商号を株式会社オービックビジネスコンサルタントに変更

1996年9月

静岡営業所(現:静岡支店)を開設

1997年9月

大宮営業所(現:関東支店)を開設

1999年10月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年3月

㈱東京三菱銀行(現㈱三菱UFJ銀行)とEBシステム「せるふバンク」を共同開発

2001年2月

㈱東京三菱銀行(現㈱三菱UFJ銀行)とオンライン外為システムを共同開発

2004年3月

㈱東京証券取引所市場第一部上場

2007年10月

統合型基幹業務システム「奉行 V ERPシリーズ」を販売開始

2014年4月

日本マイクロソフト㈱と基幹業務システムのクラウド運用において協業

2018年2月

「奉行クラウド(完全SaaS型クラウド製品)」販売開始

2018年4月

「奉行クラウドEdge」販売開始

2020年3月

「奉行11シリーズ」を発売

2022年4月

㈱東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行

2022年8月

「日経コンピュータ 顧客満足度調査2022-2023」の「ERP部門」で4年連続、通算15回目の第1位を獲得

2022年11月

「奉行V ERP クラウド」を発売

2023年2月

「日経コンピュータ パートナー満足度調査 2023」の「基幹系ソフト/サービス部門」で3年連続第1位

2023年3月

株式会社MS-Japanが運営する「Manegy」の「管理部門大賞2023」の「経理・財務部門」「人事部門」2部門で大賞を受賞

事業内容

オービックビジネスコンサルタントは、企業業務に関するソリューションテクノロジーの開発メーカーとして、主にクラウドサービスを提供しています。同社は、株式会社オービック、ユニオンソフト株式会社、株式会社オービックオフィスオートメーションなどから構成されるグループ企業です。

同社は、会計、人事、給与などの基幹業務や周辺業務に関するソフトウェアの開発・販売を行っています。主力製品には、クラウド会計ソフト「COMPANY」、クラウド人事給与ソフト「COMPANY HRM」などがあります。これらのソフトウェアは、パートナー企業を通じてお客様の業務効率化に貢献しています。

関連会社のユニオンソフト株式会社は、手形管理ソフト「手形の達人」などのビジネスソフトウェアの開発・販売を手がけています。一方、株式会社オービックは、コンピューターシステムのインテグレーション事業やサポート事業を行っており、オービックビジネスコンサルタントのソフトウェア製品の一部を販売しています。また、株式会社オービックオフィスオートメーションは、OA機器や消耗品の販売、およびオービックビジネスコンサルタントのソフトウェア製品の販売も行っています。

このように、オービックビジネスコンサルタントグループは、企業の基幹業務を支援するソフトウェア開発とその販売を中心に事業を展開しています。グループ各社が連携することで、お客様の業務効率化に総合的なソリューションを提供しています。

経営方針

オービックビジネスコンサルタントは、企業の基幹業務を支援するソフトウェア開発とその販売を中心に事業を展開しています。同社は「業務にイノベーションを お客様に感動を」をミッションに掲げ、「顧客第一主義」の思想のもと、クラウドサービスの提供を通じて顧客のDX化を後押ししています。

同社の中期的な成長戦略は以下の通りです。

まず、コアコンピタンスの強化に注力しています。企業の会計、人事、給与などの基幹業務に特化し、中堅・中小企業市場にフォーカスしながら、MicrosoftのクラウドプラットフォームAzureを活用したサービス開発に取り組んでいます。また、パートナー企業との連携強化やブランド力の向上にも力を入れています。

次に、主力の「奉行クラウド」「奉行クラウドEdge」のさらなる進化・充実を図っています。基幹業務の枠を超えた連携を実現し、顧客の利便性と信頼性、新しい付加価値を提供することで、良好で長期的な取引関係と安定した収益基盤の構築を目指しています。

さらに、人財戦略と健康経営にも注力しています。社員の専門性や強みを伸ばす教育の仕組みづくりと支援を行い、「お客様貢献度」の高い人財を育成しています。また、社員の心身の健康管理にも取り組み、能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指しています。

加えて、SDGsへの取り組みも経営の重要課題の一つとしています。ITによるイノベーションの推進、ダイバーシティ経営の推進、環境配慮、責任ある企業活動の実行など、サステナブルな社会の実現に貢献するよう取り組んでいます。

このように、オービックビジネスコンサルタントは、クラウドサービスの進化と人財育成、社会課題への取り組みを通じて、顧客の期待を超える感動を提供し、持続可能な成長を目指しています。