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アルファシステムズJP:4719
沿革
1972年10月 |
主として通信ソフトウェアの開発を目的として株式会社アルファシステムズを設立。 (1972年10月11日、資本金2,500千円、本社所在地 東京都渋谷区桜丘町10番8号) |
1973年2月 |
ユーザーから業務受注開始。 |
1973年7月 |
富士通株式会社との基本契約成立。ソフトウェア要員派遣を開始。 |
1974年2月 |
東京都渋谷区桜丘町9番5号に本社を移転。 |
1976年3月 |
東京都渋谷区道玄坂に本社を移転。 |
1976年10月 |
河川制御システムの受注を開始し、応用制御システム分野への展開を図る。 |
1979年3月 |
東京都渋谷区渋谷に本社を移転し、一括受注体制の拡大に備える。 |
1979年5月 |
交換システム、情報通信・サポートシステムの受注を開始し、一括受注体制の拡大を図る。 |
1981年6月 |
生産性向上を図るため、TSS端末を導入し開発環境を整備。 |
1986年7月 |
富士通株式会社が資本参加。富士通株式会社との一層安定した取引基盤を確立。 |
1987年10月 |
全国展開に先立ち、当社の技術・開発の中心となる拠点として、川崎市中原区にアルファテクノセンターを建設。 |
1988年10月 |
東北地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、宮城県仙台市西中田に東北支社を設置。 |
1989年4月 |
関西地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、大阪市中央区に関西支社を設置。 |
1990年4月 |
九州地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、福岡市博多区に九州支社を設置。 |
1990年8月 |
伝送システムの受注を開始し、伝送装置ファームウェア分野への展開を図る。 |
1991年6月 |
北海道地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、札幌市中央区に北海道支社を設置。 |
1992年10月 |
北陸地域における人材の確保と情報化ニーズに対応するため、開発拠点として、石川県金沢市香林坊に北陸支社を設置。 |
1994年4月 |
関東地域の開発拠点の拡充を図るため、川崎市中原区に小杉ウィングを設置。 |
1994年7月 |
システムオペレーションの受注を開始。 |
1994年8月 |
パッケージソフト等の物品販売分野への展開を図る。 |
1995年4月 |
東京都渋谷区渋谷二丁目シオノギ渋谷ビルに本社を移転。 |
1997年9月 |
川崎市中原区に第2アルファテクノセンターを建設し、当社の技術・開発の中心拠点の充実を図る。 |
1998年8月 |
「情報通信システムの受託ソフトウェアの設計・開発・製造及び付帯サービスまで」を対象として、品質保証の国際規格である「ISO9001」認証を全社一斉取得。 |
1999年4月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2000年3月 |
関東地域の開発拠点の拡充を図るため、横浜市神奈川区に横浜ウィングを設置。 |
2000年4月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
2000年12月 |
小杉ウィングを自社所有とし、第3アルファテクノセンターに改称。 |
2001年8月 |
関東地域の開発拠点の拡充を図るため、神奈川県横須賀市光の丘にYRPウィングを設置。 |
2002年9月 |
当社の技術・開発の中心となる拠点として、川崎市中原区に中原テクノセンター1号館及び中原テクノセンター2号館を建設。 |
2003年9月 |
品質マネジメントシステムを改善し「ISO9001:2000年版」の認証を全社一斉取得。 |
2003年12月 |
「中原テクノセンター1号館におけるソフトウェア開発業務」を対象として、情報セキュリティに関する標準規格である「BS7799-2」及び「ISMS適合性評価制度」の認証を同時取得。 |
2004年1月 |
国際的な環境管理規格である「ISO14001」の認証を全社一斉取得。 |
2005年12月 |
「BS7799-2」及び「ISMS適合性評価制度」において本社及び首都圏事業所に認証登録範囲を拡大。 |
2006年7月 |
「聴く読書」という新しい読書スタイルの創出を目指す「電子かたりべ」サービスの提供を開始。 |
2006年8月 |
インターネットVPN技術とパケット複製技術を組み合わせたパケット複製機能付VPNサーバ |
2006年12月 |
「BS7799-2」及び「ISMS適合性評価制度」から情報セキュリティに関する国際標準規格 |
2007年3月 |
ホームネットワーク上で家電製品を相互接続する技術規格「DLNAガイドライン」に則したソフトウェア開発キット「alpha Media Link SDK」を発売。 |
2007年4月 |
自宅等社外から安全に社内システムにアクセスできるテレワーク専用ソフトウェア |
2007年8月 |
開発拠点の大幅な拡充を図るため、神奈川県横須賀市光の丘にYRPアルファテクノセンターを建設。 |
2007年10月 |
ビジネスフォンとオフィスで利用しているパソコンを連動させる新しい企業内コミュニケーション・システム「alpha SIP Messenger」を発売。 |
2007年12月 |
株式会社手塚プロダクションの「手塚治虫Mマガジン」コンテンツを配信・視聴するサービスの提供を開始。 |
2008年4月 |
組み込みシステム開発分野への展開を図る。 |
2009年9月 |
OS・アプリ実行環境をネットワーク上で配信するパソコン運用システム「V-Boot」を発売。 |
2009年10月 |
Windows とLinux のデュアルブート環境に対応した、授業支援ソフトウェア「V-Class」を発売。 |
2009年11月 |
「ISO/IEC 27001」において全社に認証登録範囲を拡大。 |
2010年12月 |
パソコン/NASのコンテンツを横断検索できるiPhone向けDLNAクライアント「Media Link Player」を発売。 |
2012年6月 |
1987年10月に建設したアルファテクノセンターを建替。 |
2013年10月 |
川崎市中原区の中原テクノセンター1号館に本社を移転。 |
2015年3月 |
高齢者の安否確認・情報伝達・生活支援等を実施するための介護サービス支援システム「alpha GoodCare Link」を発売。 |
2018年10月 |
社内のファイルを安全に利用できるリモートアクセスシステム「alpha V-Worker」を発売。 |
パソコンを利用前の状態に復元するソフトウェア「V-Recover」を発売。 |
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2019年6月 |
次世代育成支援対策推進法に基づく子育てサポート企業として「くるみん認定」を取得。 |
2020年10月 |
神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」に登録。 |
2021年10月 |
パソコンの環境復元に加え、ネットワーク経由で一元管理を可能とした「V-Recoverネットワーク版」を発売。 |
2021年11月 |
開発拠点の拡充を図るため、川崎市中原区に中原ウィングを設置。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
アルファシステムズは、幅広い事業セグメントを持つ企業で、主にソフトウェア開発関連事業を展開しています。同社の事業は、通信システム、ノード、モバイルネットワーク、ネットワークマネジメント、オープンシステム、公共、流通・サービス、金融、情報通信、その他業界向けシステム開発、組み込みシステム開発など多岐にわたります。
通信システム事業では、通信事業者向けのシステム開発を手がけ、通信インフラを構成するシステムや携帯端末のソフトウェア開発を行っています。ノードセグメントでは、固定網やモバイル網を構成する交換ノードや伝送装置、次世代ノードシステムに搭載されるソフトウェアの開発に注力しています。
モバイルネットワーク事業では、モバイル網を構成する無線基地局や携帯端末等に搭載されるソフトウェアの開発を行っており、ネットワークマネジメントでは、通信ネットワークの運用・保守を支援する管理システムの開発を提供しています。
オープンシステム事業では、オープン技術を用いた業務システムやWebを使ったビジネスシステムのソフトウェア開発を手がけ、公共セグメントでは、官公庁や地方自治体、社会インフラ関連システムの開発に携わっています。
流通・サービス事業では、運輸・輸送、小売業、インターネットビジネス関連システムの開発を行い、金融セグメントでは、銀行、証券、保険、クレジットカード業関連システムの開発を提供しています。情報通信事業では、通信事業者が手掛けるコンテンツ配信やポイントサービス等の情報サービスに関わるシステム開発を行っています。
組み込みシステム事業では、デジタル家電、自動車、ロボット、計量器等に組み込まれるソフトウェアの開発を手がけており、その他の事業としては、自社製品の販売、システムインテグレーション、システムの保守・運用・オペレーションを行っています。これらの事業を通じて、アルファシステムズは多様な業界に対して、高度な技術力と幅広いサービスを提供しています。
経営方針
アルファシステムズは、社是に「和、信頼、技術」を掲げ、企業理念として「常に発展する技術者集団」を目指し、社会的課題の解決に貢献することを経営の基本としています。同社は、ソフトウェア開発及びプロダクト・サービスの提供を通じて、企業価値の継続的向上を図り、社会、顧客、株主に貢献することを目指しています。
経営戦略として、アルファシステムズはシステム開発事業の基盤拡大、新たな収益源となるビジネスの創出、サステナビリティマネジメントの強化を重点領域としています。特に、通信、流通・サービス、公共の3分野を安定成長を支える主要分野と位置付け、これらの分野での事業基盤の強化と成長を目指しています。また、自社開発のプロダクトやサービスを主軸としたビジネスの創出・拡大に取り組み、文教分野向けのソリューションに注力しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の進行と第5世代移動通信システム(5G)の普及により、アルファシステムズは、先端技術を活用した新しいサービスの開発と提供に注力しています。これにより、同社は持続的な成長を実現し、売上高400億円の達成と売上高営業利益率10%以上の確保を中期的な目標としています。
人材育成にも力を入れており、プロパー主義の開発体制を基本方針としています。社員の成長にこだわり、人材育成の体制強化に努めています。また、多様な人材が活躍できる職場環境の整備や、情報セキュリティの強化、事業継続マネジメントの確立など、組織全体の強化にも注力しています。
アルファシステムズは、これらの戦略を通じて、社会に貢献し、持続可能な成長を目指しています。