LINEヤフーJP:4689

時価総額
¥3.01兆
PER
インターネット検索広告「Yahoo!広告」やファッション通販「ZOZOTOWN」、電子決済「PayPay」などを展開する多角的事業。

事業内容

LINEヤフーは、1996年に日本でインターネット上の情報検索サービスを提供する目的で設立されました。同社は、ソフトバンクグループの一員として、様々な事業セグメントを展開しています。主な事業セグメントには、メディア事業、コマース事業、戦略事業があります。

メディア事業では、Yahoo!広告「検索広告」や「LINE公式アカウント」などのアカウント広告、Yahoo!広告「ディスプレイ広告」などのディスプレイ広告を提供しています。また、「LINEスタンプ」や「LINE MUSIC」などのサービスも展開しています。

コマース事業では、「Yahoo!ショッピング」や「ZOZOTOWN」などのショッピング事業を運営しています。また、「Yahoo!オークション」や「Yahoo!フリマ」などのリユース事業も手がけています。さらに、「Yahoo!トラベル」や「一休.com」などのサービスEC事業も展開しています。

戦略事業では、Fintech分野に注力しており、「PayPay」や「PayPayカード」などの電子決済サービスを提供しています。また、「LINE Pay」や「LINE BITMAX」などの金融関連サービスも展開しています。これらの事業を通じて、LINEヤフーは多様なサービスを提供し、ユーザーの生活を支えています。

経営方針

LINEヤフーは、「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届けることをミッションとしています。情報技術の進化により、インターネットを介して知識や情報を取得し、発信することが可能になった現代において、LINEヤフーはユーザーファーストの視点を貫き、持続的成長を目指しています。

同社は、売上収益、調整後EBITDA、調整後EPSを主要な経営指標として重視しています。これらの指標は、成長性や収益性を示すものであり、企業価値の向上を図るための重要な要素とされています。また、Yahoo! JAPANやLINEの利用者数など、財務以外の指標も重視しています。

LINEヤフーの中長期的な経営戦略は、AIやデジタル技術の進化を背景に、データを活用したサービスの提供にあります。メディア事業、コマース事業、戦略事業の3つの事業を展開し、それぞれの分野での成長を目指しています。特に、インターネット広告やeコマース、Fintech分野での拡大を図っています。

同社は、オンラインからオフラインまで一貫したサービスを提供し、豊富なデータを活用して利用者に最適化されたサービスを提供することを目指しています。また、キャピタル・アロケーション方針に基づき、事業成長に向けた投資やM&Aを推進し、企業価値の最大化を図っています。

メディア事業では、広告収益の拡大を目指し、信頼性の高いメディアサービスを提供しています。また、LINE公式アカウントと法人向けサービスを連携し、顧客生涯価値の最大化を図る「Connect One」構想を進めています。さらに、クロスユースを促進するための有料会員プログラム「LYPプレミアム」を展開しています。

コマース事業では、eコマース関連サービスを提供し、LINE、ヤフー、PayPayの3つの起点をつなげてグループ経済圏を拡大しています。LINEアプリのリニューアルを通じて、メッセンジャーアプリを起点とした購入体験を提供し、利便性向上とクロスユースの促進を図っています。

戦略事業では、Fintechを中心に多様なサービスを展開し、キャッシュレス決済サービス「PayPay」を起点に金融サービスの拡大を図っています。これにより、国内のQRコード決済市場でのシェア拡大を目指しています。

LINEヤフーは、個人情報の保護を最優先課題とし、セキュリティの強化に取り組んでいます。また、コーポレートガバナンスの強化や社員の健康経営にも注力し、持続可能な成長を目指しています。これらの取り組みを通じて、社会全体の価値向上に貢献する企業を目指しています。