サニックスホールディングスJP:4651

時価総額
¥97.8億
PER
5.4倍
一般家庭や企業向けの環境衛生施工、太陽光発電システムの販売・施工、電力の小売・卸売、資源循環型発電、有機廃液のリサイクル事業。

事業内容

サニックスは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、住環境領域では、一般家庭向けの環境衛生サービスを提供しています。具体的には、戸建住宅向けに白蟻防除施工や床下・天井裏換気システム施工、基礎補修施工などを行っています。これらのサービスは、連結子会社である株式会社サンエイムから仕入れた薬剤を使用しています。

次に、エネルギー領域では、太陽光発電システムの販売と施工を行っています。戸建住宅向けには、太陽光発電システムや蓄電池の販売と施工を手がけています。また、企業・法人向けには、太陽光発電システムの販売、施工、メンテナンスを提供しています。さらに、新電力事業として、一般家庭や法人向けに電力の小売販売も行っています。

最後に、資源循環領域では、産業廃棄物由来のプラスチックを燃料とする資源循環型発電を行っています。サニックスは、廃プラスチックを加工し、連結子会社である株式会社サニックスエナジーに販売しています。同社は、プラスチック燃料で発電し、売電事業を展開しています。また、有機廃液の処理を行い、堆肥やセメントの原料、再生燃料の製造も手がけています。

経営方針

サニックスは、「次世代へ快適な環境を」を企業理念に掲げ、住環境、資源循環、エネルギーの各領域で成長を目指しています。特に、環境とエネルギーのトップ企業を目指し、収益性と資本効率の向上を図り、企業価値の増大に努めています。

同社は、持続可能な社会の実現に向け、持株会社体制への移行を決定しました。これにより、経営環境の変化に迅速に対応し、グループ全体の戦略策定と経営資源の最適化を図ります。事業会社は各事業に専念し、柔軟かつ迅速な事業展開を目指します。

住環境領域では、地域密着型の営業を強化し、顧客基盤の拡大を図ります。法人営業体制の強化や住宅の省エネルギー化市場の活性化を通じ、多様なニーズに対応します。また、太陽光発電設備のメンテナンス・リフォーム事業を推進します。

エネルギー領域では、企業向け太陽光発電システムの「自家消費」モデルを拡大し、カーボンニュートラルの実現を支援します。新電力事業では、非化石価値電力の売電を推進し、再生可能エネルギーの導入モデルを事業化します。

資源循環領域では、廃プラスチックの燃料化とマテリアルリサイクルを進め、収益性を重視しつつ業績向上を図ります。太陽電池パネルのリサイクル技術検証も進め、循環型社会の実現に貢献します。

サニックスは、ESG・サステナビリティ経営を推進し、持続的な収益拡大を目指します。人材育成や職場環境の整備を重視し、専門家集団としての成長を図ります。財務基盤の安定化も進め、持続的な成長を実現します。