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アトミクスJP:4625
沿革
1937-02 | 東京都千代田区神田小川町に「西川商会」創業 |
1948-05 | 東京都千代田区神田富山町に移転し「株式会社西川商会」設立 |
1949-10 | 志村工場完成(東京都板橋区舟渡)。油性塗料、酒精塗料の生産開始 |
1950-05 | 社名を「アトム化学塗料株式会社」に変更 |
1953-10 | 室内用壁塗料「カベコート」を開発 |
1954-10 | JIS表示の認可を受ける |
1960-04 | 合成樹脂水系塗料 生産開始 |
1964-10 | 粉体溶融型道路用塗料の製造開始 |
1969-06 | 本社を東京都千代田区から現在の東京都板橋区舟渡に移転 |
1969-11 | 米国ボルチモアペイント社と道路用塗料に関する技術提携開始 |
1971-02 | 世界初の溶着吹付式区画線塗装機「ヒートラインマーカー」を開発 |
1971-11 | 埼玉工場完成(埼玉県加須市、現在の加須工場) |
1977-12 | 久喜工場完成(埼玉県久喜市) |
1981-01 | 床材事業部 発足。工場用塗り床市場に本格参入 |
1982-01 | 大阪営業所を大阪支店に昇格 |
1985-10 | 大阪府大東市に大阪工場完成。同一所在地に大阪支店を移転 |
1986-01 | マメコインターナショナル社(米国)と重荷重床材に関する技術契約締結 |
1986-09 | アトムライナー株式会社を吸収合併、工事部門の充実を図る |
1988-02 | ハイアップ・ホン社(タイ)に道路用塗料の製造技術と販売権の供与開始 |
1988-06 | 資本金を10億4,000万円に増資。店頭売買銘柄(東京)として株式を公開 |
1994-03 | 岡山工場完成(岡山県勝田郡奈義町) |
1994-04 | 社名を「アトミクス株式会社」に変更 |
2000-11 | 道路事業部ISO9001取得 |
2001-01 | 阿童木(廊坊)塗料有限公司 設立(中国河北省、当社独資) |
2001-10 | 家庭用塗料の販売部門をアトムサポート株式会社に営業譲渡 |
2001-11 | 塗料事業部(加須工場)ISO14001取得 |
2003-10 | 阿童木(無錫)塗料有限公司 設立(中国江蘇省、当社独資) |
2004-12 | 道路事業部(久喜工場・岡山工場)ISO14001取得 店頭売買銘柄から、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2007-07 | 塗料事業部ISO9001取得 |
2010-10 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場・スタンダード)に株式を上場 |
2012-05 | 阿童木(廊坊)塗料有限公司を清算 |
2013-07 | 大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダードに株式を上場 |
2014-12 | 新研究棟完成(埼玉県加須市加須工場内) |
2017-06 | 阿童木(無錫)塗料有限公司を清算 |
2018-03 | 道路事業部営業部情報システム課 ISO27001取得 |
2018-04 | レイズ事業部発足。水性防水塗料の営業強化 |
2020-04 | 事業本部、経営推進本部発足 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分変更に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 |
2023-11 | Atomit LLC(ウズベキスタン共和国)に道路用塗料の製造技術と販売権の供与契約締結 |
事業内容
アトミクスグループは、アトミクスおよび国内子会社4社で構成され、塗料販売事業と施工事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。塗料販売事業では、アトミクスが道路用塗料、建築用塗料(床・屋根・防水)、家庭用塗料、コンクリート構造物の保護・補修材を製造し、国内の得意先に販売しています。また、交通安全や生活環境インフラの維持管理に関するソフトウェアの開発と販売も手掛けています。家庭用塗料は、アトムサポート株式会社が主に取り扱い、塗料関連製品やホームケア製品も独自に仕入れて販売しています。物流業務は株式会社アブスが、道路用塗料の施工機の製造はアトム機械サービス株式会社がそれぞれ担当しています。
施工事業は、アトムテクノス株式会社とアトミクスが中心となって行っており、アトムテクノス株式会社は道路用塗料やコンクリート構造物の保護・補修材を使用した工事を、アトミクスは床用塗料を使用した工事を請け負っています。これらの工事を通じて、新製品の開発や製品改良に必要な情報を収集しています。
アトミクスグループは、製造から販売、施工に至るまで一貫したサービスを提供し、交通安全や生活環境の維持管理に貢献しています。
経営方針
アトミクスグループは、経営理念のもと、ESG経営を積極的に推進し、社会に貢献できる企業を目指しています。同社は、製品・サービスを通じて社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献すること、独創性と高度な技術により市場でのリーダーシップを確立すること、そして社員の幸福と自己実現を追求することを重視しています。
第13次3ヶ年計画(2020-22年度)では、新型コロナウィルス感染症や国際情勢の変化に直面しながらも、市場でのナンバーワン・オンリーワンを目指し、顧客志向を徹底しました。また、新たな経営基盤の構築、事業継続体制(BCP)の強化、ESG・サステナビリティへの取り組みを通じて企業価値の向上を図りました。
第14次3ヶ年計画(2023-25年度)では、「安全・安心・快適な社会を創る」という価値基準のもと、社会課題解決に積極的に取り組む方針です。環境変化を成長機会と捉え、事業、技術、人材、地域との融合を図りながら、持続可能な社会実現と自社の持続的成長を目指します。
対処すべき課題としては、事業ポートフォリオの最適化、人材強化、研究開発の強化、BCP体制の強化、生産性向上と工場リニューアル、SDGsとESGへの取り組みが挙げられています。これらの課題に対する取り組みを通じて、アトミクスグループは、製造から販売、施工に至るまで一貫したサービスを提供し、交通安全や生活環境の維持管理に貢献することを目指しています。