日本特殊塗料JP:4619

時価総額
¥329.1億
PER
6.9倍
塗料の製造・販売、自動車用防音材や防錆塗料の製造・販売、保険サービス提供。

沿革

事業内容

日本特殊塗料は、塗料関連事業と自動車製品関連事業を主軸に展開している企業です。塗料関連事業では、塗料の製造・販売及び工事請負を行っており、このセグメントには日本特殊塗料自身のほか、ニットクメンテ株式会社、ニットク商工株式会社、梅居産業株式会社が含まれます。一方、自動車製品関連事業では、自動車用防音材(制振材、吸・遮音材)、防錆塗料などの自動車部品の製造・販売を主な事業活動としており、日晃工業株式会社や株式会社タカヒロなど、国内外に複数の子会社及び関連会社を持っています。これらの事業を通じて、日本特殊塗料は自動車産業をはじめとする多様な分野に対して、高品質な製品とサービスを提供しています。

また、「その他」のセグメントとして、株式会社ニットク保険センターがあり、グループ内での保険関連サービスを手掛けています。これにより、日本特殊塗料は塗料と自動車部品の製造・販売だけでなく、保険業務においても顧客のニーズに応える多角的な事業展開を行っています。これらの事業セグメントを通じて、同社は持続可能な成長を目指し、業界内での競争力を高めています。

経営方針

日本特殊塗料は、塗料関連事業と自動車製品関連事業を軸に、独自の技術力と製品開発を強化し、持続可能な成長を目指しています。同社は、経営理念に「卓越した技術と製品により社会に貢献する」「株主の利益を尊重し、社員の人格を大切にする」「環境と共生し、永遠の発展を目指す」と掲げ、これを基盤に事業戦略を展開しています。

経営環境の変化に対応し、外部環境の変化に耐えうる安定的な収益基盤の構築と効率的な事業体制の確立を目指しています。具体的には、国内事業における収益基盤の強化、技術力の向上と新技術・新製品の開発、グローバル展開の強化、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、サステナビリティ経営の推進など、幅広い戦略を掲げています。

塗料関連事業では、環境対応型塗料や省エネに寄与する塗料の研究開発に力を入れ、製品差別化を図りながら、販売ネットワークの拡大強化にも取り組んでいます。自動車製品関連事業では、自動車業界の大変革期において、部品軽量化や車室内の快適性向上などの新しいニーズに応える新技術・製品を提供し、受注拡大を目指しています。

また、グローバルでの事業活動を通じた収益力強化にも注力しており、国内外の生産体制の強化や効率的な生産体制の確立を図っています。DX推進による生産性向上や、サステナビリティ経営の推進による環境負荷低減、社会課題解決への取り組みも重要な戦略として位置づけています。

これらの戦略を通じて、日本特殊塗料は、変化に的確に対応できる効率的な事業体制の確立と、持続可能な成長を目指しています。