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大日本塗料JP:4611
事業内容
大日本塗料株式会社は、塗料、照明機器、蛍光色材の製造・販売を主な事業としています。国内外での塗料事業を中心に、関連する物流やその他のサービスも展開しています。子会社や関連会社を通じて、幅広い製品とサービスを提供しています。
国内塗料事業では、大日本塗料と神東塗料が塗料の製造・販売を行っています。千葉化工、日東三和塗料、岡山化工に製造を委託し、日塗化学は自社製品を製造・販売しています。調色加工はDNTサービスとシントーサービスが担当し、販売は地域や顧客に応じて各子会社が行っています。
海外塗料事業では、タイ、マレーシア、インドネシア、中国、メキシコなどで子会社や関連会社が塗料の製造・販売を行っています。各国の市場に合わせた製品展開を行い、グローバルな事業展開を進めています。
照明機器事業では、子会社のDNライティングが各種照明機器の製造・販売を行っています。秋田DNライティングに一部製品の製造を委託し、店舗工事なども手がけています。照明分野での専門性を活かした事業展開が特徴です。
蛍光色材事業では、シンロイヒが蛍光顔料や特殊コーティング材の製造・販売を行っています。これらの製品は、さまざまな用途で使用され、独自の技術力を活かした製品開発が行われています。
その他の事業として、日塗エンジニアリングが塗装工事を行い、ニットサービスが物流業務を担当しています。友美工業は建材の製造・販売を行い、グループ全体でのシナジーを追求しています。
経営方針
大日本塗料株式会社は、持続的成長を目指し、2024年度から始まる『2026中期経営計画』を策定しました。この計画では、創立100周年を迎える2029年度に向けた「ビジョン2029」を掲げ、企業価値の向上を目指しています。具体的には、売上高1,000億円、営業利益100億円を目標とし、資本コストと株価を意識した経営を推進しています。
同社は、成長市場と先駆的領域への注力を基本方針とし、サステナビリティ分野を中心に社内リソースを配分しています。また、海外市場での事業基盤拡大を図り、外部リソースの活用を進めています。国内市場では効率化を重視し、外部との連携を強化する方針です。
さらに、大日本塗料は人材と事業活動の全社最適化を図り、設備刷新やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。これにより、総合塗料メーカーとしての優位性を発揮し、企業価値の向上を目指しています。これらの施策を通じて、2029年度には目標達成を目指し、持続的な成長を実現する計画です。