リボミックJP:4591

時価総額
¥37億
PER
-2.7倍
アプタマー医薬の研究開発に特化し、独自の「RiboART System®」を活用して、軟骨無形成症や滲出型加齢黄斑変性の治療薬開発を進めるバイオベンチャー。

事業内容

リボミックは、次世代の新薬として期待されるアプタマーに特化した医薬品の研究開発を行うバイオベンチャーです。同社は独自の「RiboART System」を活用し、革新的なアプタマー医薬の研究開発を進めています。リボミックの企業理念は「Unmet Medical Needsに応える」ことであり、特に自社での臨床Proof of Conceptの獲得を目指しています。

リボミックは、umedaptanib pegolというアプタマーを開発し、軟骨無形成症(ACH)と滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)の治療薬としての臨床開発を進めています。ACHに関しては、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の助成を受け、臨床試験を実施し、一定の成果を上げています。wet AMDに関しては、米国での臨床試験を通じて、umedaptanib pegolの有効性と安全性を評価しています。

リボミックは、RBM-006やRBM-011といった他のアプタマーも開発中で、これらは増殖性硝子体網膜症や肺動脈性肺高血圧症の治療を目指しています。また、AI技術を活用したアプタマーの探索技術「RaptRanker」や「RaptGen」を開発し、創薬プロセスの効率化を図っています。これにより、アプタマーの取得を迅速かつ正確に行うことが可能となり、研究開発のスピード向上に寄与しています。

リボミックのビジネスモデルは、自社創薬と共同研究の2つの事業から成り立っています。自社で開発したアプタマーを製薬企業にライセンス・アウトし、ライセンス対価を得ることを目指しています。また、製薬企業との共同研究を通じて、研究費を収入として得ることも行っています。これにより、収益の安定化や新薬開発のノウハウの獲得を図っています。

リボミックは、アプタマー医薬の市場において、抗体医薬に続く次世代の医薬品としての地位を確立することを目指しています。アプタマー医薬は、抗体医薬と比較して、製造コストの低減や化学修飾の容易さといった優位性を持ち、特に眼科疾患に対する治療薬としての可能性が示唆されています。リボミックは、これらの特性を活かし、アプタマー医薬の開発を進めています。

経営方針

リボミックは、アプタマー医薬品の研究開発を通じて、未だに満足すべき治療法のない疾患領域に応えることを企業理念としています。同社は「RiboART System」を活用し、革新的なアプタマー医薬の開発を推進しています。倫理性を重視し、最新の科学技術に基づく研究活動を行い、企業価値の最大化を目指しています。

リボミックの成長戦略は、アプタマーの早期ライセンス・アウトによる収益獲得と、自社での臨床開発の推進にあります。特に、umedaptanib pegolを用いた臨床試験を進め、早期に収益を得ることを目指しています。また、共同研究を通じて製薬企業との協力関係を強化し、ライセンス・アウトの継続的な実現を図っています。

中長期的な成長目標として、探索から臨床ステージへの移行、次世代アプタマー技術の開発、社会に対する企業価値の創出を掲げています。これにより、アプタマー医薬品開発における主要な地位の確立を目指しています。特に、質の高い自社パイプラインの構築と新規技術の開発に注力しています。

リボミックは、アプタマー医薬品の市場において、抗体医薬に続く次世代の医薬品としての地位を確立することを目指しています。アプタマー医薬は、製造コストの低減や化学修飾の容易さといった優位性を持ち、特に眼科疾患に対する治療薬としての可能性が示唆されています。これらの特性を活かし、アプタマー医薬の開発を進めています。