メドレックスJP:4586

時価総額
¥55.8億
PER
経皮吸収型製剤技術を駆使し、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「Lydolyte」や痙性麻痺治療薬「CPN-101」、中枢性鎮痛貼付剤「MRX-9FLT」、アルツハイマー治療薬「MRX-7MLL」等の開発を進め、医療用マイクロニードルの研究にも注力。

沿革

事業内容

メドレックスは、独自の経皮吸収型製剤技術を基に新たな医薬品を開発する創薬企業グループです。同社は、イオン液体を利用した「ILTS®(Ionic Liquid Transdermal System)」と、薬物をナノコロイド化する「NCTS®(Nano-sized Colloid Transdermal System)」の2つの技術を中心に、薬効の極大化や副作用の低減、飲み忘れ防止などを実現する医薬品の開発を進めています。また、メドレックスは、医薬品候補製剤の開発から製造販売承認取得までのプロセスにおいて、製薬会社等との提携を通じて事業を推進しています。

同社グループは、メドレックスとその連結子会社で構成されており、開発が進んでいる製品には、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「Lydolyte(MRX-5LBT)」や痙性麻痺治療薬「CPN-101(MRX-4TZT)」、中枢性鎮痛貼付剤「MRX-9FLT」、アルツハイマー治療薬「MRX-7MLL」などがあります。これらの製品は、米国での臨床開発が進行中であり、特に「Lydolyte」は2023年前半に再申請し、同年後半の承認取得を見込んでいます。

さらに、メドレックスは、無痛での自己接種が可能で、従来の接種方法と比べて高い免疫応答が期待できるマイクロニードルの研究開発にも取り組んでいます。これにより、ワクチンや免疫性疾患治療における新たな選択肢を提供することを目指しています。

同社グループは、これらの技術と製品開発を通じて、医薬品市場におけるアンメット・メディカルニーズに応え、患者のQOL向上に貢献することを目指しています。

経営方針

メドレックスは、創薬パイプラインの開発推進を中心に、製薬会社等とのパートナーシップ構築、開発資金の確保、人材の採用・育成、内部統制の強化という成長戦略を推進しています。同社は、イオン液体を利用した「ILTS®」と、薬物をナノコロイド化する「NCTS®」の2つの技術を駆使し、医薬品の開発に取り組んでいます。特に、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「Lydolyte(MRX-5LBT)」の開発が進んでおり、2023年前半に再申請し、同年後半の承認取得を見込んでいます。

また、マイクロニードル技術を活用したワクチンや免疫性疾患治療の研究開発にも力を入れており、これらの技術を通じて医薬品市場におけるアンメット・メディカルニーズに応えることを目指しています。同社は、製薬会社等との事業提携を通じて、開発権や販売権のライセンスアウトを行い、win-winの関係を構築することで、財務基盤の強化と持続的な企業成長を図っています。

開発資金の確保については、新株発行を通じて資金を調達し、開発アセットの価値向上を通じて企業価値の向上を目指しています。人材の採用・育成に関しては、優秀な人材の確保と育成に努め、多様性とチャレンジ精神を尊重する企業風土の醸成に取り組んでいます。内部統制の強化も重視しており、企業規模・業容に応じた内部管理体制の整備と機能させることを目指しています。

これらの戦略を通じて、メドレックスは医薬品開発の新たな地平を切り開き、患者のQOL向上に貢献することを目指しています。