カイオム・バイオサイエンス (4583) 株価

時価総額
¥70.2億
PER
抗体医薬品の新興企業。独自のADLib®システム、Tribody®、DoppeLib™による抗体作製技術を保有。創薬事業と創薬支援事業を展開。24年11月に旭化成ファーマとライセンス契約を締結。日本を中心に事業展開。

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事業内容

カイオム・バイオサイエンスは、治療薬が存在しない、または治療効果が十分でない疾患領域に特化した抗体医薬品の開発を手がけるバイオテック企業です。同社は独自の抗体作製技術であるADLib®システムやTribody®技術を活用し、従来の技術では困難とされてきた標的に対する抗体医薬品候補を創出しています。肝臓がんや膵臓がん、アルツハイマー病など、医療上の満たされていないニーズが高い疾患の治療薬開発に注力しています。

同社の収益は「創薬事業」と「創薬支援事業」の2つの柱で構成されています。創薬事業では、自社で開発した抗体医薬品候補を製薬企業にライセンス導出し、契約一時金やマイルストーン、将来のロイヤルティ収入を獲得します。創薬支援事業では、製薬企業や研究機関向けに抗体作製や親和性向上などの受託サービスを提供し、安定的な収益基盤を築いています。

同社のパイプラインには、肝臓がん治療薬候補のCBA-1205や、多重特異性抗体技術を用いたがん免疫療法薬候補のCBA-1535など、複数の有望な開発品があります。特にCBA-1205とCBA-1535については、同社が初期臨床試験まで実施してから導出する戦略を採用し、より高い価値での技術移転を目指しています。その他、ADC用途が期待されるPCDCや免疫チェックポイント阻害機能を併せ持つPTRYなど、次世代型抗体医薬品の開発も進めています。

経営方針

カイオム・バイオサイエンスは「医療のアンメットニーズに創薬の光を」という理念のもと、独自の抗体作製技術を活用した成長戦略を展開しています。同社は複数の開発品目を段階的に保有することで事業全体の成功確度を高めることを目標に掲げており、現在臨床段階のプログラムとしてCBA-1205とCBA-1535の2つの開発品目を推進中です。創薬支援事業では利益率50%確保を目指し、国内大手抗体医薬企業との高付加価値型ビジネスに注力しています。

同社の重点投資分野は、独自技術を軸とした差別化戦略にあります。ADLib®システムに加え、次世代抗体を取得するための新技術「DoppeLib™」の研究開発を進めており、この技術基盤強化によって競争優位性を確保する方針です。特にCBA-1205については肝細胞がん、メラノーマ、小児がんの複数領域での効果確認を通じて製品価値の最大化を図り、導出時の契約一時金や開発マイルストーンの経済条件最大化に取り組んでいます。

新市場開拓では、2025年にIDD(統合創薬)ビジネスを本格始動し、製薬企業のニーズに対して自社の知識と技術に基づく解決策を提供する共同研究開発モデルを推進しています。また、アカデミアやバイオベンチャーとの連携を軸に、継続的なリード抗体創出と早期導出を目指す戦略を展開中です。NANO MRNA株式会社とのmRNA技術を組み合わせた共同研究など、新たな技術組み合わせによる画期的新薬創出にも着手しています。

技術革新への取り組みでは、多重特異性抗体技術Tribody®の応用拡大とDoppeLib™技術の実用化を柱としています。同社は前臨床段階での導出に加え、一部パイプラインでは初期臨床開発まで自社実施することで導出時の収益性最大化を図る戦略を採用しており、開発後期になるほど有利になる経済条件を活用した事業モデルを構築しています。単一製品への依存を避け、異なる開発段階の複数パイプライン保有によるリスク分散経営を重視している点も同社の特徴です。

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