大塚ホールディングスJP:4578

時価総額
¥3.76兆
PER
30.9倍
ヘルスケアを核に、医療用医薬品(エビリファイ、レキサルティ等)、ニュートラシューティカルズ(ポカリスエット、カロリーメイト等)、消費者製品(クリスタルガイザー、ボンカレー等)、その他(化学品、計測機器等)の事業展開。

沿革

2008年6月7日

大塚製薬㈱の取締役会において、株式移転による当社設立を決議し、株式移転計画を作成

2008年6月25日

大塚製薬㈱の定時株主総会において、株式移転による当社設立を承認

2008年7月8日

株式移転により当社設立

2008年10月1日

吸収分割により、大塚製薬㈱の株式管理事業の一部を承継

2008年10月31日

株式交換により、㈱大塚製薬工場を完全子会社化

2008年11月1日

吸収分割により、㈱大塚製薬工場及び大塚倉庫㈱の株式管理事業の一部を承継

2009年1月1日

株式交換により、大鵬薬品工業㈱を完全子会社化

2009年2月13日

当社完全子会社の大塚製薬㈱がニュートリション エ サンテ SASを買収

2009年3月27日

大塚化学ホールディングス㈱による第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化

2009年6月30日

当社の子会社である大塚化学ホールディングス㈱が、同社を存続会社とし、大塚化学㈱を消滅会社とする吸収合併を実施。また、大塚化学ホールディングス㈱を大塚化学㈱に商号変更

2009年7月1日

株式交換により、大塚化学㈱(2009年6月30日に大塚化学ホールディングス㈱より商号変更)を完全子会社化

2009年8月1日

吸収分割により、大塚化学㈱(2009年6月30日に大塚化学ホールディングス㈱より商号変更)の株式管理事業の一部を承継

2010年1月1日

当社の子会社である大塚食品㈱が、同社を存続会社とし、大塚ベバレジ㈱を消滅会社とする吸収合併を実施

2010年12月15日

東京証券取引所市場第一部上場

2013年10月11日

当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国アステックスファーマシューティカルズ Inc.を買収

2015年1月13日

当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国アバニアファーマシューティカルズ Inc.を買収

2017年8月31日

当社完全子会社の大塚製薬㈱が設立したカナダにおける買収目的子会社を通じて、デイヤフーズ Inc.を買収

2018年6月29日

当社が買収オプションを行使し、リコーメディカル Inc.を完全子会社化

2018年8月31日

当社完全子会社の大塚製薬㈱が大塚アメリカ Inc.を通じて、米国ビステラ Inc.を買収

2022年4月4日

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

大塚ホールディングスグループは、持株会社である大塚ホールディングスを中心に、子会社167社、関連会社28社から構成されています。同社グループは、ヘルスケアを核として、医療関連、ニュートラシューティカルズ(栄養と薬を組み合わせた製品)、消費者関連商品、およびその他の事業(倉庫・運送、液晶・分光事業、化学薬品など)を国内外で展開しています。

医療関連事業では、大塚製薬や大鵬薬品工業などが国内で医療用医薬品の製造販売を行い、海外では大塚アメリカファーマシューティカルInc.や大塚ファーマシューティカルヨーロッパLtd.などが活動しています。主要製品には、統合失調症や双極性障害の治療薬「エビリファイ」、心不全や肝硬変治療薬「サムスカ」、がん治療薬「ロンサーフ」などがあります。

ニュートラシューティカルズ関連事業では、健康飲料「ポカリスエット」、炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」、バランス栄養食「カロリーメイト」などの製造販売を行っています。これらの製品は、大塚製薬を中心に国内で製造販売され、海外ではファーマバイトLLCやデイヤフーズInc.などが担当しています。

消費者関連事業では、大塚食品が国内で消費者製品の製造販売を行い、海外ではCGロクサーヌLLCやアルマS.A.がミネラルウォーターの製造販売を手掛けています。主要製品には、ミネラルウォーター「クリスタルガイザー」、無糖ティー「ジャワティストレート」、ビタミン炭酸飲料「マッチ」などがあります。

その他の事業としては、大塚化学が化学品の製造販売、大塚電子が計測機器の製造販売を行っており、大塚倉庫はグループ各社の製品やグループ外企業の製品の保管・出荷業務を担っています。これらの事業を通じて、大塚ホールディングスグループは幅広い分野で事業を展開しています。

経営方針

大塚ホールディングスは、その第三次中期経営計画を通じて、「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進~成長の5年間~」を目指しています。同社は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業をコア事業と位置付け、新たな価値創造と既存事業価値の最大化に注力しています。業績目標として、年平均成長率10%以上の事業利益成長を掲げ、これを医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の主力製品・ブランドの成長により実現することを目指しています。

また、同社は積極的な研究開発投資を行い、次期中期経営計画以降の収益を牽引する新薬開発の継続にも力を入れています。事業戦略としては、既存事業価値の最大化と新たな価値創造に焦点を当て、医療関連事業では「大塚だからできる」新領域での挑戦や未充足な医療ニーズの解決、ニュートラシューティカルズ関連事業では環境変化を見据えた新しいコンセプトの創出や新カテゴリー・新エリア展開への挑戦を進めています。

財務方針においては、資本コストを意識した経営を実践し、成長投資と株主還元の両立、将来への成長投資と株主還元資金の確保、規律ある経営実践に向けた経営基盤の整備に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、大塚ホールディングスは持続的な成長を目指し、世界の人々の健康に貢献する企業を目標にしています。