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久光製薬JP:4530
沿革
1903年12月 |
売薬製造販売を目的として、久光兄弟合名会社を設立 |
1944年5月 |
医薬品製造を目的として、三養基製薬株式会社を設立 |
1948年2月 |
鉱山機械その他鍛造品の製作販売を目的として、田代鉱機工業株式会社を設立 |
1951年2月 |
久光兄弟合名会社、三養基製薬株式会社、田代鉱機工業株式会社の三社が合併し、商号を久光兄弟株式会社と変更 |
1952年7月 |
大阪出張所開設(現支店) |
1957年3月 |
東京出張所開設(現東京本社・支店) |
1960年11月 |
台湾に久光製薬股份有限公司(合弁会社)を設立 |
1962年9月 |
東京証券取引所市場第二部並びに福岡証券取引所に上場 |
1964年8月 |
大阪証券取引所市場第二部上場 |
1965年4月 |
商号を久光製薬株式会社に変更 |
1966年11月 |
名古屋出張所開設(現支店) |
1970年10月 |
札幌出張所開設(現支店) |
1971年5月 |
鳥栖研究所竣工 |
1971年9月 |
名古屋証券取引所市場第二部上場 |
1972年7月 |
東京証券取引所及び大阪、名古屋証券取引所市場第一部に指定替え |
1975年4月 |
インドネシアにP.T.サロンパスインドネシア(合弁会社)を設立 |
1986年1月 |
ブラジルにヒサミツ ファルマセウティカ ド ブラジル リミターダ(連結子会社)を設立 |
1987年4月 |
アメリカにヒサミツ アメリカ インコーポレイテッド(連結子会社)を設立 |
1987年6月 |
宇都宮工場竣工 |
1989年1月 |
九州支店を福岡市へ移転 |
1990年6月 |
筑波研究所竣工 |
1992年12月 |
東京支店 品川区西五反田へ移転、東京本社設置 |
1994年9月 |
ベトナムにヒサミツ ベトナム ファーマシューティカル カンパニーリミテッド(連結子会社)を設立 |
2000年4月 |
ブラジル(アマゾネス州)にヒサミツ ファルマセウティカ デ マナウス リミターダ(連結子会社)を設立 |
2001年9月 |
ヒサミツ ファルマセウティカ ド ブラジル リミターダは、子会社ヒサミツ ファルマセウティカ デ マナウス リミターダを吸収合併 |
2001年12月 |
東京本社を千代田区丸の内へ移転 |
2002年1月 |
イギリスにヒサミツ ユーケー リミテッド(連結子会社)を設立 |
2003年2月 |
台湾に台北支店を開設 |
2005年4月 |
エスエス製薬株式会社から医療用医薬品事業を分割譲渡された株式会社バイオメディクスの全発行済株式を取得し、久光メディカル株式会社(連結子会社)に商号変更 |
2007年4月 |
久光メディカル株式会社(連結子会社)を吸収合併 |
2009年7月 |
アメリカにヒサミツ ユーエス インコーポレイテッド(連結子会社)を設立 |
2009年8月 |
米国医薬品会社ノーベン ファーマシューティカルスを株式公開買付けにて全発行済株式を取得し、完全子会社化 |
2010年7月 |
大阪証券取引所上場廃止 |
2011年10月 |
中国に久光製薬技術諮詢(北京)有限公司(連結子会社)を設立 |
2013年2月 |
東京本社を丸の内ビルディングへ移転 |
2015年3月 |
フィリピンにマニラ支店を開設 |
2017年8月 |
中国に久光製葯(中国)有限公司(連結子会社)を設立 |
2018年2月 |
香港に久光製藥(香港)有限公司(連結子会社)を設立 |
2019年2月 |
イタリアにヒサミツ イタリア S.r.l.(連結子会社)を設立 |
2020年3月 |
マレーシアにヒサミツ ファーマシューティカル マレーシア Sdn.Bhd.(連結子会社)を設立 |
2020年3月 |
SAGA久光スプリングス株式会社(連結子会社)を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ区分変更(移行) |
事業内容
久光製薬グループは、久光製薬を中心に連結子会社18社、持分法適用関連会社3社で構成されており、主に医薬品事業を展開しています。このグループは、国内外で幅広い医薬品の製造販売を手掛けています。
国内では、久光製薬自身が医薬品の製造販売を行っています。また、持分法適用関連会社である久光-サノフィ株式会社は一般用医薬品(OTC)事業、特にアレルギー関連治療薬の供給を担っています。祐徳薬品工業株式会社も久光製薬から製品の一部を供給され、製造及び販売を行っており、久光製薬に商品を供給しています。
海外では、ヒサミツ アメリカ インコーポレイテッドが米国での販売、ノーベン ファーマシューティカルスが医療用医薬品の製造販売を米国で行っています。ヒサミツ ファルマセウティカ ド ブラジル リミターダはブラジルで製造及び販売、ヒサミツ ユーケー リミテッドは欧州での薬事申請を主とした開発業務を、ヒサミツ イタリア S.r.l.も同様に欧州で開発業務を行っています。その他、ヒサミツ ベトナム、久光製薬技術諮詢(北京)有限公司、久光製葯(中国)有限公司、久光製藥(香港)有限公司、ヒサミツ ファーマシューティカル マレーシア Sdn.Bhd.、P.T.ヒサミツ ファルマ インドネシアがそれぞれの国で製造販売を担当しています。
「その他」のセグメントとしては、国内での有線テレビ放送事業やインターネット接続サービス業、損害保険代理業等が含まれます。これには、㈱CRCCメディア、佐賀シティビジョン㈱、㈱タイヨーが事業を展開しており、SAGA久光スプリングス㈱はバレーボール競技チームの運営、久光エージェンシー㈱は広告の取次業を行っています。また、丸東産業㈱は包装資材の製造販売を手掛けています。
経営方針
久光製薬は、その長い歴史を通じて、特に「サロンパス®」に代表される経皮鎮痛消炎剤の分野で、世界に誇るTDDS(経皮薬物送達システム)に基づく貼付剤の創薬・育薬と製剤技術の向上に努めてきました。同社は、「世界の人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)向上を目指す」という経営理念のもと、健やかな社会の形成に貢献しています。また、「手当て」の文化を大切にし、これを世界へ広めることを企業使命としています。
2021年9月17日に発表された「第7期中期経営方針 HX2025(Hisamitsu Transformation 2025)」では、2025年度に向けての具体的な目標が設定されています。これには、連結売上高のCAGR(年平均成長率)5%以上、ROE(自己資本利益率)8%以上、海外売上高比率50%以上を目指すという野心的な目標が含まれています。新型コロナウイルス感染症の影響からの売上回復と収益性の向上を通じて、変革を遂げる5年間と位置付けています。
国内外での事業展開においては、国内の医療用医薬品事業では、少子高齢化の進展や医療費抑制策の継続など厳しい経営環境の中で、新しい製剤の開発や営業・生産・研究開発機能の強化を図り、収益の向上と成長を目指しています。一方、海外事業では、サロンパス®ブランドを中心に、知的財産や製造技術、品質管理技術を含めたブランドの確立、海外生産工場の充実、臨床試験の強化を図り、海外売上高比率50%以上を目標に掲げています。
さらに、久光製薬は、社会課題の解決と持続的な成長を目指し、ESG(環境・社会・ガバナンス)及びSDGs(持続可能な開発目標)の推進を通じて、社会的責任の果たし、持続可能な社会の構築に貢献することを目指しています。