- 日本企業
- バリオセキュア
バリオセキュアJP:4494
沿革
2015年9月 |
アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合による投資のための特定目的会社として株式会社BAF5を東京都千代田区に設立 |
2016年6月 |
アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合はウイングアーク1st株式会社から旧バリオセキュア株式会社の株式を株式会社BAF5経由で取得し完全子会社化 |
2016年9月 |
株式会社BAF5が旧バリオセキュア株式会社を吸収合併し、同日、商号をバリオセキュア株式会社(新バリオセキュア株式会社)に変更 |
同 |
本社を東京都渋谷区に移転 |
2016年10月 |
本社を東京都千代田区に移転 |
2019年3月 2020年4月 |
ブルーシフト株式会社からデータバックアップサービスを提供するデータプロテクト事業を譲受 企業の情報システム管理機能を統合した「Vario Network Security Suite」の提供を開始 |
2020年11月 2021年9月 2022年3月 2022年9月 2022年11月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 HEROZ株式会社との間で資本業務提携契約を締結、HEROZ株式会社が当社株を取得し、当社を関連会社化 マネージドセキュリティサービスの統合型インターネットセキュリティアプライアンス(VSR)の通信機器・プラットフォームを刷新した「VSR nシリーズ」の販売開始 HEROZ株式会社との間であらためて資本業務提携契約を締結、HEROZ株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施、HEROZ株式会社が当社を子会社化 「監査役会設置会社」から「監査等委員会設置会社」へ移行 |
2001年6月 |
情報・通信システム及びセキュリティシステムの開発・運用・コンサルティング業務を事業目的とした、アンビシス株式会社を東京都港区に設立 |
2001年9月 |
インターネットサービスプロバイダ及び通信事業者向けセキュリティソリューションとしてファイアウォール等を運用するマネージドセキュリティサービスの提供を開始 |
2002年5月 |
VariOSを搭載した統合型インターネットセキュリティアプライアンス機器を利用したマネージドセキュリティサービスを提供開始 |
2002年7月 |
本社を東京都港区に移転 |
2003年6月 |
アンビシス株式会社から商号を、バリオセキュア・ネットワークス株式会社に変更 |
2003年9月 |
ICSA(International Computer Security Association)によるファイアウォール認定を日本企業で初めて取得 |
2006年6月 |
バリオセキュア・ネットワークス株式会社が大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場 |
2009年12月 |
バリオセキュア・ネットワークス株式会社が大阪証券取引所ヘラクレス市場の上場廃止 |
2010年6月 |
ファンド出資の受け皿として設立されたエー・シー・ピー・ワン・ホールディングス株式会社がバリオセキュア・ネットワークス株式会社を吸収合併し、同日、バリオセキュア・ネットワークス株式会社に商号変更 |
2011年3月 |
1stホールディングス株式会社(現ウイングアーク1st株式会社)はアント・カタライザー3号投資事業有限責任組合からバリオセキュア・ネットワークス株式会社の全株式を取得し完全子会社化 |
2012年7月 |
本社を東京都渋谷区に移転 |
2012年11月 |
Cyberoam Inc.(現SOPHOS Ltd.)からUTM(Unified Threat Management)機器のOEM供給を受け、VCR(Vario Communicate Router)の販売を開始 |
2013年3月 |
商号をバリオセキュア・ネットワークス株式会社からバリオセキュア株式会社(旧バリオセキュア株式会社)に変更 |
2013年12月 |
VSRを利用したネットワークインフラの構築及び運用に加え、ネットワークにおける機器の調達や、LAN構築・サーバー構築等をサポートするVario Plus(現IS)サービスの提供開始 |
2014年1月 |
データバックアップサービスVDaP(Vario Data Protect)の提供開始 |
事業内容
バリオセキュアは、インターネットセキュリティサービスを提供する企業であり、その事業内容は主にマネージドセキュリティサービス、インテグレーションサービスの二つのセグメントに分かれています。
同社のマネージドセキュリティサービスでは、統合型インターネットセキュリティサービス、データのバックアップサービス(VDaP)、エンドポイントセキュリティサービス(Vario EDR)を提供しています。これらのサービスは、インターネットからの攻撃やウィルスの感染など、様々な脅威から企業のネットワークを保護することを目的としています。特に、自社開発のネットワークセキュリティ機器VSRを用いた統合型セキュリティサービスは、多様なセキュリティ機能を一台に統合し、ユーザー企業に対して総合的なネットワークセキュリティを提供しています。
一方、インテグレーションサービスでは、中小企業向け統合セキュリティ機器(UTM)であるVCR(Vario Communicate Router)の販売と、ネットワーク機器の調達や構築を行うネットワークインテグレーションサービスを提供しています。これにより、同社は企業のネットワークセキュリティの導入から管理、運用・保守までをワンストップでサポートしています。
バリオセキュアは、独自のビジネスモデルとリカーリングレベニューの構造を持ち、販売代理店モデルを通じて日本全国にサービスを提供しています。これにより、同社は問題が発生した際の迅速な対応や、継続的な収益の安定化を実現しています。
経営方針
バリオセキュアは、インターネットセキュリティサービス市場において、企業のネットワークを保護するための総合的なソリューションを提供しています。同社は、マネージドセキュリティサービスの範囲を拡大し、効率的なサービス提供を目指しています。これには、業務プロセスや設定作業の自動化を通じたマネージドサービス基盤の刷新が含まれます。
また、バリオセキュアは、お客様のニーズを把握し、課題を解決する提案型の営業組織への転換を図っています。これにより、各顧客に必要なサービスを最適なタイミングで提供することを目指しています。さらに、未来に向けた人材育成にも力を入れており、テクノロジーを理解し事業を推進できる人材の育成を目指しています。
セキュリティサービス市場の需要は、ランサムウェア被害など多様化するサイバー攻撃により拡大しています。バリオセキュアは、この市場環境の中で、ネットワークセキュリティの導入から管理、運用・保守までをワンストップで提供するリカーリングレベニューモデルを採用しています。これにより、安定した収益基盤を有しています。
具体的な成長戦略として、バリオセキュアは販売代理店との関係強化、新規販売代理店の開拓、そして継続的な新規サービス開発に注力しています。これらの戦略を通じて、同社はセキュリティ環境の変化に応じたサービス及び製品の充実を図り、一層の収益向上を目指しています。