バリオセキュアJP:4494

時価総額
¥34.5億
PER
企業のネットセキュリティを支える「Vario Ultimate ZERO」や「Vario EDR」などのマネージドセキュリティサービスを提供するインターネットセキュリティ事業。

事業内容

バリオセキュアは、企業のネットセキュリティを支えることをミッションとし、セキュリティ対策の「24/365 WORK」を提供するSecurity BPaaS「Vario Ultimate ZERO」を展開しています。同社は自社開発の国産製品を基に、ネットワークセキュリティの導入・運用管理サービスを提供しています。

バリオセキュアのビジネスモデルは、セキュリティサービスに必要な機器の調達から設置、監視、運用までをワンストップで提供することです。これにより、エンドユーザーは機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、迅速なサポートを受けることができます。

同社の収益モデルは、監視・運用サービスを基本にした月額費用によるリカーリングビジネスです。2025年2月末時点で全国47都道府県に7,670拠点のマネージドセキュリティサービスを提供し、売上収益の87.9%を占めています。

バリオセキュアの販売モデルは、販売代理店を介した間接販売が中心です。通信事業者やインターネットサービス事業者などと契約し、全国をカバーする販売網を構築しています。販売代理店は「OEMパートナー」と「再販売パートナー」に分かれています。

同社の主なサービスには、VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービス、データのバックアップサービス(VDaP)、エンドポイントセキュリティサービス(Vario EDR)、VarioマネージドLAN/Wi-Fiサービスがあります。これらのサービスは、企業のネットワークセキュリティを強化し、業務負担を軽減します。

また、バリオセキュアはインテグレーションサービスも提供しています。中小企業向けの統合セキュリティ機器(VCR)の販売や、ネットワーク機器の調達・構築を行うネットワークインテグレーションサービス(IS)を展開しています。これにより、企業のネットワーク環境全般をサポートしています。

経営方針

バリオセキュアは、企業のネットセキュリティを支えることをミッションに掲げ、成長戦略を推進しています。同社は、マネージドセキュリティサービスの範囲を拡大し、業務プロセスや設定作業の自動化を進めることで、効率的なサービス基盤を構築しています。

また、バリオセキュアは顧客のニーズを把握し、課題を解決する提案型の営業組織への転換を図っています。これにより、顧客に最適なサービスを提供することを目指し、人材育成にも力を入れています。

同社は、セキュリティサービス市場の需要拡大を背景に、ネットワークセキュリティの導入から管理、運用・保守までをワンストップで提供するリカーリングレベニューモデルを採用しています。これにより、安定した収益基盤を確立しています。

バリオセキュアは、販売代理店との関係強化や新規代理店の開拓を通じて、売上の拡大を目指しています。特に中部圏の販売代理店との関係を強化し、専任担当者を配置することで、地域でのシェア拡大を図っています。

さらに、同社は新技術や社会変化に対応したサービス開発を進めています。クラウドサービスの利用拡大やサイバー攻撃の巧妙化に対応するため、セキュリティリスクを検知し、脅威を除去するサービスを提供しています。

バリオセキュアは、人的資本への投資を通じて人材力の強化を図り、経営体制の強化を進めています。これにより、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。