サイバーセキュリティクラウド (4493) 株価

時価総額
¥181.5億
PER
20.7倍
サイバーセキュリティサービスの日本発新興企業。AI活用のクラウド型WAF「攻撃遮断くん」や脆弱性管理ツール「SIDfm」を20年以上提供。19年2月にAWS WAFマネージドルールセラーに世界7社目として認定。22年11月にAWS Marketplaceでの世界展開を開始。

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事業内容

サイバーセキュリティクラウドは、Webサイトを守るセキュリティサービスを中核事業とする日本発の専門企業です。同社は「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という理念のもと、独自の脅威分析技術を活用したクラウド型のセキュリティ製品を開発・提供しています。主力サービスは「攻撃遮断くん」と呼ばれるクラウド型のWeb防御システムで、サイバー攻撃をリアルタイムで検知・遮断し、攻撃状況を可視化する機能を持ちます。

同社の収益構造は月額課金を基本とする安定性の高いモデルです。企業向けのWebセキュリティサービスが中心で、脆弱性管理ツール「SIDfm」は20年以上にわたって数多くの企業に利用され続けています。また、アマゾンやマイクロソフト、グーグルなど主要クラウド事業者のプラットフォーム向けサービスも展開し、世界市場への販路拡大を図っています。

同社は単一のサイバーセキュリティ事業ながら、多様な製品ラインを持ちます。AWS向けの自動運用サービス「WafCharm」、脆弱性診断サービス、クラウド環境の包括的セキュリティサービス「CloudFastener」、そして新分野となるWebプライバシー保護サービス「webtru」まで幅広く展開し、企業のデジタル環境を総合的に守る体制を構築しています。

経営方針

サイバーセキュリティクラウドは2030年度を最終年度とする新中期経営計画において、売上高200億円、営業利益40億円という野心的な数値目標を掲げています。同社は前回の中期計画で設定した売上高50億円、営業利益10億円の目標を達成し、現在は次の成長フェーズへの移行期にあります。AI時代の到来を追い風として、アプリケーションセキュリティ領域における圧倒的なナンバーワンポジションの確立を目指しており、顧客生涯価値(LTV)の最大化を成長モデルの軸に据えた戦略を推進しています。

同社の差別化戦略は、従来の主力製品であるWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)を起点として、アプリケーション領域内での事業ドメインを大幅に拡張することにあります。プロダクト単体の提供に留まらず、「CloudFastener」を中心とした運用サービスを統合した高付加価値モデルを確立し、顧客単価の向上と継続利用の促進を同時に実現する戦略です。これにより、コア領域からバリューチェーン全域へ提供価値を広げ、顧客の多様なニーズに一気通貫で応える体制を構築しています。

新市場開拓においては、M&Aを重要な成長レバーと位置づけており、戦略的適合性と財務規律を両立させながら顧客基盤の獲得や専門性の強化を図る計画です。また、海外のサイバーセキュリティ市場への本格展開も視野に入れており、日本発の製品として世界市場でのシェア拡大を目指しています。導入企業数の拡大とクロスセルによる単価向上を重視し、持続的な成長基盤の構築に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、AIセキュリティ分野への集中投資を最重要戦略として位置づけています。「AIの安全を守る」および「新たな脅威をAIで守る」という次世代の防衛市場において、AIエージェントの挙動監視やプロンプトインジェクション防御など、AI特有のリスクに対応する製品開発を進めています。同社が保有する膨大なセキュリティデータをAIに学習させることで、未知のサイバー攻撃を発見・検知する技術の確立を目指し、先行者優位の実現に向けた研究開発を加速させています。

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