- 日本企業
- サイバーセキュリティクラウド
サイバーセキュリティクラウドJP:4493
沿革
2010年8月 |
東京都渋谷区に「株式会社アミティエ」を設立 |
2013年1月 |
サイバーセキュリティ事業開始 |
2013年12月 |
クラウド型WAF「攻撃遮断くん サーバセキュリティタイプ」提供開始 |
2014年10月 |
商号を「株式会社サイバーセキュリティクラウド」に変更 |
2014年10月 |
クラウド型WAF「攻撃遮断くん WEBセキュリティタイプ」提供開始 |
2016年3月 |
Web改ざん検知サービス「Web改ざん発見くん」提供開始 |
2016年8月 |
DDoS攻撃対策のサービス「攻撃遮断くん DDoSセキュリティタイプ」提供開始 |
2016年10月 |
サイバー保険の自動付帯を開始 |
2017年12月 |
パブリッククラウドの提供するWAFのルール自動運用サービス「WafCharm」提供開始 |
2018年7月 |
クラウド型WAFにおける外部からの攻撃に対する防御ルールに関連する特許「ファイアウォール装置」を取得(特許第6375047号) |
2018年9月 |
Cyber Security Cloud Inc.(米国法人)設立 |
2018年12月 |
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO/IEC 27001」の認証を取得 |
2019年2月 |
Webアプリケーションを保護するルールセットのAWS WAF Managed RulesをAWS Marketplaceにて提供開始 |
2020年3月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2020年12月 |
株式会社ソフテックの株式を100%取得し連結子会社化 |
2021年11月 |
「WafCharm AWS版」を米国にて提供開始 |
2022年4月 |
株式会社ソフテックを吸収合併 |
2022年5月 |
東京都品川区に本店を移転 |
2022年11月 |
「WafCharm for AWS Marketplace」をAWS Marketplaceにて提供開始 |
事業内容
サイバーセキュリティクラウドは、AIを活用したサイバーセキュリティ事業を展開しています。同社は、社内セキュリティとWebセキュリティの2つの領域におけるサービスを提供しており、特にWebセキュリティに注力しています。その主力製品には、クラウド型WAF「攻撃遮断くん」があり、これはWebアプリケーションに対するサイバー攻撃を検知・遮断・可視化するサービスです。AIを用いて、従来のシグネチャでは発見できなかった攻撃や誤検知を発見する技術を持っています。
また、同社はパブリッククラウドのWAFルール自動運用サービス「WafCharm」を提供しており、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3つのクラウドプラットフォームで利用可能です。このサービスは、WAFのルールをAIとビッグデータを用いて自動運用し、新たな脆弱性への対応も自動でアップデートします。
さらに、AWS WAF Managed Rulesの提供も行っており、これはセキュリティ専門のベンダーが作成する厳選されたセキュリティルールセットです。同社の米国子会社を通じてAWS Marketplaceで提供されています。
脆弱性管理ツール「SIDfm」は、20年以上にわたり多くの顧客の脆弱性管理基盤として活用されており、脆弱性専門アナリストが日々の脆弱性を調査し、情報を提供しています。
最後に、脆弱性診断サービスでは、Webアプリケーション脆弱性診断、プラットフォーム診断、サーバー構成診断を提供し、長年の経験を持つシニアセキュリティエンジニアによる深い診断を行っています。これらのサービスを通じて、サイバーセキュリティクラウドは顧客のWeb環境を保護し、安全なサイバー空間の創造に貢献しています。
経営方針
サイバーセキュリティクラウドは、AIを駆使したサイバーセキュリティサービスを提供する企業であり、その成長戦略は技術革新とグローバル展開に重点を置いています。同社は、2025年に向けて売上高50億円、営業利益10億円という財務目標を掲げ、新規顧客の獲得と解約率の低減を通じて持続的な成長を目指しています。技術の進化と新型コロナウイルス感染症の拡大によるオンライン化の加速は、サイバー攻撃の増加を招いており、これに対抗するため、同社はサイバーセキュリティ技術のグローバル展開、ユーザーの声を反映した製品開発、そしてAI技術を用いた新たな製品の創出に力を入れています。
また、サイバーセキュリティ分野における研究開発にも注力しており、攻撃手法の研究やコア技術の開発、大量のデータをAIで分析することで新たな顧客課題の発見に繋げています。これらの技術革新は、多層防御戦略の実行と最新の攻撃手法への迅速な対応を可能にし、サイバーセキュリティクラウドの製品をサブスクリプションモデルで提供することで、顧客の利便性向上にも貢献しています。
人材の確保と育成にも力を入れており、技術者を中心に優秀な人材を集め、能力を最大限発揮できる体制を構築しています。さらに、サービスの認知度向上と新規ユーザーの獲得、セキュリティ対策の認知向上にも取り組んでおり、これらの戦略を通じて、サイバーセキュリティクラウドは安心安全に使えるサイバー空間の創造を目指しています。