ゼネテックJP:4492

時価総額
¥89.7億
PER
22.2倍
デジタルソリューション事業では組込みシステムの開発、エンジニアリングソリューション事業では「Mastercam」や「Robotmaster」の提供、ココダヨ事業では災害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」を提供。

沿革

1985年7月

東京都新宿区に当社設立

組込みシステム受託開発事業を開始

1990年12月

米国・CNC Software, Inc.(現・CNC Software, LLC)と正規輸入代理店契約を締結、

3次元CAD/CAMソフトウェア「Mastercam」の販売を開始

1998年4月

大阪営業所(現・大阪事業所)を開設

2003年7月

横浜開発センター(現・新横浜事業所)を開設

2005年7月

中四国営業所(現・広島事業所)を開設

アプリハウス株式会社(東京都中野区 現・東京都新宿区)の全株式を取得、子会社化

2005年11月

中部営業所(現・名古屋事業所)を開設

2006年8月

ISO9001(品質マネジメントシステム)認証取得

2007年4月

北九州事業所・九州開発センター(現・福岡事業所)を開設

2010年12月

ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得

2011年11月

本社をビッグス新宿ビル(東京都新宿区)に移転

2015年9月

災害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」サービス開始

2018年8月

米国・FlexSim Software Products, Inc.と日本総代理店契約締結

3次元シミュレーションソフトウェア「FlexSim」の販売を開始

2020年3月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2021年6月

繰越利益剰余金の振替により、資本金を350百万円に増資

監査等委員会設置会社へ移行

2021年9月

普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施

2021年12月

本社を新宿アイランドタワー(東京都新宿区)に移転

新宿グリーンタワーに新宿事業所(東京都新宿区)を開設

2022年1月

株式会社バート(さいたま市見沼区 現・東京都新宿区)の全株式を取得、子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、スタンダード市場に移行

2022年11月

PTCジャパン株式会社とPTCパートナーネットワーク契約を締結

製品ライフサイクルマネジメントソフトウェア「Windchill(R)」等の取扱いを開始

2022年12月

株式会社TOPWELL(大阪府大阪市)の全株式を取得、子会社化

2023年1月

ログイン株式会社(大阪府大阪市)の全株式を取得、子会社化

事業内容

ゼネテックは、デジタルソリューション事業、エンジニアリングソリューション事業、およびココダヨ事業を主軸に展開しています。デジタルソリューション事業では、移動体通信機分野や自動車関連の組込みシステムの設計開発を行っており、特に自動運転システムや安全運転アシストシステムなどの分野での成長が期待されています。また、ERPの導入支援や運用コンサルティング業務も手がけています。

エンジニアリングソリューション事業では、「Mastercam」などの3次元CAD/CAMソフトウェアや、「Robotmaster」によるロボットティーチングソフトウェア、「FlexSim」による3次元シミュレーションソフトウェア、製品ライフサイクル管理ソフトウェアの提供を行っています。これらのソフトウェアは、製造業の効率化や品質向上に貢献しています。

ココダヨ事業では、緊急地震速報を受信した際に家族の居場所を自動配信するスマートフォン用防災アプリ「ココダヨ」を提供しており、NTTドコモの「スゴ得」サービスにも採用されています。このアプリは、高齢者や子供の見守り用サービスとしての拡大や、地震・自然災害の多い地域へのサービス展開を目指しています。

ゼネテックは、これらの事業を通じて、デジタル技術やエンジニアリングソリューションの分野での革新を推進し、社会の安全や生産性向上に貢献しています。

経営方針

ゼネテックは、2023年度から2025年度までの中期経営計画を策定し、売上高、営業利益、営業利益率を重要な経営目標としています。同社は、ソリューションパートナーとしての真価を発揮することを全体方針に掲げ、事業成長戦略と経営基盤戦略の両軸で成長を目指しています。

事業成長戦略では、システムソリューション事業、エンジニアリングソリューション事業、GPS事業の各分野において、事業領域のシフトおよび拡大、ものづくり領域でのソリューション強化、プラットフォーム上へのサービスの拡充を推進します。これらの戦略を通じて、市場ニーズに応える製品・サービスの提供を目指しています。

経営基盤戦略としては、事業戦略遂行の核となる人材の拡充・高度化と、ビジョン実現に向けた機動的・積極的なM&A・アライアンスの実施を掲げています。これにより、ゼネテックは持続的な成長と盤石な経営基盤の確立を目指します。

また、同社はデジタルソリューション事業において自動車関連の組込みシステム開発を強化し、エンジニアリングソリューション事業では製造業の効率化や品質向上に貢献するソフトウェアの提供を行っています。さらに、緊急地震速報アプリ「ココダヨ」を通じて、防災分野への貢献も進めています。

これらの戦略を踏まえ、ゼネテックは技術力と創造力を駆使し、安心・安全な社会づくりと社会の継続的発展に貢献することを目指しています。