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ランサーズJP:4484
沿革
2008年4月 |
個のエンパワーメントを実現することを目的として株式会社リート(現 当社)を神奈川県川崎市に設立 |
2008年12月 |
クラウドソーシングサービス「Lancers」をリリース |
2009年8月 |
業務拡張のため本社を神奈川県鎌倉市に移転 |
2010年12月 |
簡単な作業を依頼できるサービス「Lancers タスク」をリリース |
2012年5月 |
商号をランサーズ株式会社に変更 |
2013年2月 |
東京大学と自動検知に関する共同研究を実施 |
2013年6月 |
業務拡張のため本社を東京都渋谷区に移転 |
2014年1月 |
法人向けの一括業務委託サービス「Lancers for Business」をリリース |
株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)との業務提携を実施 |
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2014年2月 |
KDDI株式会社との業務提携を実施 |
2015年3月 |
フリーランス実態調査を開始 |
2015年9月 |
地方自治体向けサービス「エリアパートナープログラム」(現「Lancers AREA PARTNER」)を開始 |
2015年12月 |
初の海外現地法人「Lancers Philippine Crowdsourcing Inc.」の営業を開始 |
2016年4月 |
セミナーやフリーランス交流のためのコワーキングスペース「新しい働き方LAB(ラボ)」を渋谷に新設 |
スキルやサービスのECマーケット「ランサーズストア」をリリース |
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2016年6月 |
コンテンツマーケティング(注)1とクリエイターマネジメントシステム(注)2「Quant」をリリース |
2016年8月 |
株式会社セガゲームス セガネットワークス カンパニーと、デジタルマーケティング支援の合弁会社「クロシードデジタル株式会社」を設立 |
2016年12月 |
弊社サービスに関する品質向上委員会を設置 |
2017年4月 |
子会社「クオント株式会社」を新設分割により設立 |
京都大学とAIに関する共同研究を開始 |
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2017年5月 |
副業・兼業に関する「働き方新時代の実態調査」を開始 |
2017年7月 |
一般社団法人シェアリングエコノミー協会の認証を取得 |
2017年10月 |
プロフェッショナルフリーランス向けサービス「Lancers Top」(現「Lancers Agent」)をリリース |
一般社団法人クラウドソーシング協会の優良事業者認定を取得 |
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2017年11月 |
パラフト株式会社(2019年9月、「ランサーズエージェンシー株式会社」に社名変更)を完全子会社化 |
2018年4月 |
クロシードデジタル株式会社に係る合弁を解消 |
2018年5月 |
株式会社新生銀行と連携し、フリーランス向けクレジットカード「FreCa」を開発・発行 |
2018年6月 |
クオント株式会社をグリー株式会社に譲渡 |
確定申告や請求書作成等の会社機能をフリーランスに提供するサービス「Freelance Basics」をリリース |
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2018年7月 |
オンラインアシスタントサービス「Lancers Assistant」をリリース |
2018年11月 |
パーソルホールディングス株式会社と合弁会社を設立し、オンデマンドマッチングプラットフォーム(注)3「シェアフル」をリリース |
2019年5月 |
大企業向けサービス「Lancers Enterprise」をリリース |
シクロマーケティング株式会社を完全子会社化 |
2019年8月 |
KDDI株式会社との業務提携を解消 |
2019年12月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2020年10月 |
子会社「シクロマーケティング株式会社」を吸収合併 |
イリテク株式会社(現 MENTA株式会社)を完全子会社化 |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行 |
2022年6月 |
ハイスキルデジタル人材育成サービス「Lancers Digital Academy」をリリース |
株式会社ワークスタイルラボを完全子会社化 |
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2023年3月 |
シェアフル株式会社に係る合弁を解消 |
2023年4月 |
子会社「ランサーズエージェンシー株式会社」を吸収合併 |
事業内容
ランサーズは、インターネットを通じてクライアントとフリーランス(ランサー)のマッチングを促進するプラットフォームを提供している企業です。同社のミッションは「個のエンパワーメント」であり、ビジョンとして「すべてのビジネスをランサーの力で前進させる」こと、「誰もが自分らしく才能を発揮し、誰かのプロになれる社会をつくる」ことを掲げています。
ランサーズは主に二つの事業セグメントを展開しています。一つ目はマーケットプレイス事業で、主力サービス「Lancers」を通じて、クライアントとフリーランスの直接的なマッチングをサポートしています。このプラットフォームでは、プロジェクト方式、コンペ・タスク方式、パッケージ方式など、様々な依頼方式を提供しており、2023年10月のインボイス制度施行に向けた対応も行っています。
二つ目はエージェント事業で、「Lancers Agent」と「Professionals On Demand」を主力サービスとしています。これらのサービスでは、エンジニアやデザイナー、マーケターなどの専門性の高いIT人材や、経営課題に対応するフリーコンサルタントのマッチングを、ランサーズが介在して行っています。特に「Lancers Agent」では、クライアントとランサー双方の要件に基づいた精度の高いマッチングを実現しています。
これらの事業を通じて、ランサーズは企業に優秀な人材を提供し、個人には時間と場所にとらわれない働き方を促進しています。また、収益モデルとしては、マーケットプレイス事業では依頼金額に基づくシステム手数料及びオプション利用料、エージェント事業では業務委託料とシステム手数料の総額を売上として計上しています。
経営方針
ランサーズは、フリーランスとクライアントのマッチングを促進するプラットフォームを提供する企業です。同社の成長戦略は、個人のエンパワーメントをミッションに掲げ、ビジネスの前進と個人の才能発揮を促す社会の構築を目指しています。ランサーズは、マーケットプレイス事業とエージェント事業の二つのセグメントを中心に展開しており、特にマーケットプレイス事業では、クライアントとフリーランスの直接的なマッチングをサポートしています。
同社は、信頼性の高いプラットフォーム運営を目指し、実名や顔写真の登録を推奨し、信頼ランサーの拡大に注力しています。また、AIを活用したマッチングアルゴリズムの開発や、フリーランスのスキル向上と定着を促すための教育サービスの提供にも力を入れています。
短期的な成長戦略としては、DXニーズの高まりに対応し、マーケットプレイス事業とエージェント事業の成長を加速させることを目指しています。中長期的には、サービス利用を通じて獲得したデータを活用し、新しい報酬機会や価値の提供を拡大すること、プラットフォームの進化によるクライアントLTVの拡大を目指しています。
ランサーズは、フリーランス市場の拡大と業界の健全な発展に貢献し、事業の継続的な成長と発展を図ることを重要な課題として認識しています。これに対応するため、新技術への対応や優秀な人材の採用、企業文化の醸成にも注力しています。