メドレー (4480) 株価

時価総額
¥739.9億
PER
38.8倍
医療ヘルスケア向けITサービスの有力企業。人材採用システム「ジョブメドレー」と診療支援システム「CLINICS」が主力。24年4月にグッピーズ、25年4月にアクシスルートホールディングスを子会社化。累計登録会員数304万人、利用医療機関数2.2万件を展開。

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事業内容

メドレーは「医療ヘルスケアの未来をつくる」をミッションに掲げ、医療ヘルスケア領域でインターネットサービスを展開している企業です。同社は医療従事者の人材不足や業務効率化といった構造的課題を、テクノロジーで解決することを目指しています。主力サービスは医療・介護分野の求人サイト「ジョブメドレー」と、医療機関向けのクラウド型業務支援システム群です。

同社の顧客は医療機関、介護施設、調剤薬局などで、全国の医療ヘルスケア事業所約115万件のうち約37%にあたる42万事業所が顧客となっています。収益構造は人材採用の成功報酬やシステム利用料が中心で、従来の人材紹介サービスと比べて低価格でサービスを提供することで競争優位性を確保しています。累計登録会員数は約304万人に達し、幅広い医療ヘルスケア職種をカバーしているのが特徴です。

事業は「人材プラットフォーム事業」と「医療プラットフォーム事業」の2つに分かれています。人材事業では成果報酬型の「ジョブメドレー」、閲覧課金型の「グッピー求人」、オンライン研修の「ジョブメドレーアカデミー」を運営しています。医療事業では「MEDLEY AI CLOUD」ブランドの下、診療所向け「CLINICS」、調剤薬局向け「MEDIXS」、歯科向け「DENTIS」、病院向け「MALL」などの電子カルテやレセコンシステムを提供し、AI機能も強化しています。現在約2.2万の医療機関がシステムを利用しており、日本の医療機関全体の約9%に相当します。

経営方針

メドレーは「医療ヘルスケアの未来をつくる」をミッションに掲げ、2029年12月期に売上高1,000億円、EBITDA200億円という野心的な新中期目標を設定しています。同社は長期フリーキャッシュフローの最大化を重視し、その源泉となる売上高を「顧客事業所数」と「顧客当たり売上高(ARPU)」の掛け算で捉え、両要素の最大化に取り組んでいます。現在は増収増益を基本方針としながらも、事業環境の変化への対応や投資機会を優先し、早期の目標達成に挑戦する姿勢を示しています。

同社の差別化戦略は、医療ヘルスケア分野特有の「低単価・多顧客」という市場環境に対応したコストリーダーシップ戦略にあります。主力の人材採用システム「ジョブメドレー」では、従来の人材紹介サービスより大幅に低い料金設定により業界最大級の42.2万事業所の顧客基盤を構築しました。この巨大な顧客基盤を活用し、医療機関向けクラウドシステムの提供や患者向け医療情報サービスを展開することで、医療ヘルスケア領域の事業所と患者双方にアクセスできる独自のポジションを確立しています。

新市場開拓では、オンプレミス型から急速にクラウド型へ移行している医療システム市場への本格参入を進めています。同社は医療システム市場の規模を約4,700億円と推計し、既存顧客基盤を活用して病院、診療所、調剤薬局などに様々なクラウド型システムを提供していく戦略です。また、積極的な事業連携やM&Aを通じてプロダクトラインナップの強化を図り、シナジー効果を重視した収益力強化に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、医療ヘルスケア領域のデジタルトランスフォーメーションを推進し、医療情報の利活用促進に注力しています。システムの安定稼働とセキュリティ強化を継続的に実施するとともに、患者が医療を使いこなせる未来の実現に向けた新規事業開発に積極投資しています。同社は複数の分析指標を用いて投資の費用対効果を厳格に評価し、規律ある成長投資を実行することで持続的な高成長を目指しています。

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