HENNGEJP:4475株価

時価総額
¥428.4億
PER
26.3倍
クラウド型セキュリティSaaSの有力企業。企業向け認証・DLP・サイバー対策を統合したワークスタイル向けSaaSを展開。1996年創業、2011年からSaaS提供で25年以上の実績。日本・台湾を中心に展開。

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事業内容

HENNGEは、企業のクラウド活用を安全かつ効率的に進めるためのクラウド型ソフトウェアサービスを主力に提供しています。同社はクラウドサービスへのログイン管理やメール誤送信防止、ファイル共有の管理などを一体でサポートする「HENNGE One」を中心に事業を展開しています。

主要顧客は銀行や自治体を含む中堅・大企業の情報システム部門で、特にセキュリティ要件が高い業種で導入が進んでいます。同社の収益はSaaS型のサブスクリプションによる定額課金が中心で、契約が継続することで年間の継続収入(ARR)が積み上がる安定的な収益構造になっています。

事業は単一セグメントですが売上は「HENNGE One事業」と「プロフェッショナル・サービス及びその他事業」の二区分で管理しています。同社のHENNGE Oneは、ログインや端末の制御によるアクセス管理、メールやファイルの漏えい防止機能、標的型攻撃やランサムウェア対策といったサイバーセキュリティ機能の三本柱で構成され、加えて大量メール配信などのクラウドサービスも取り扱っています。

経営方針

同社は中長期的な成長の指標としてLTV(顧客生涯価値)を重視しており、その中でも特にARR(年間継続収入)の最大化を目指しています。HENNGE OneのARRは前連結会計年度で前期比27.2%増と順調に伸びており、同社は契約企業数の拡大、利用ユーザ数の増加、ユーザ当たり単価(ARPU)の引き上げという三つの要素を通じて将来のARRをさらに押し上げることを目標に掲げています。サブスクリプション型で年払いを原則とする収益構造により、先行投資を行いやすい財務基盤を保持している点も成長戦略の根拠です。

重点投資分野は営業・マーケティング、人材および研究開発で、これらを組み合わせて競合との差別化を図っています。具体的には営業人員の増員、広告宣伝によるブランド向上、販売パートナーとの連携強化を通じて契約企業数を増やす施策を継続するとともに、HENNGE One内の上位プラン(HENNGE One Pro)への移行促進でARPUと収益性を高めています。基盤システムの効率化に投資して利益を研究開発へ再投資することで、運用コストを下げながら機能強化を進める方針です。

新市場開拓ではアジアを中心とした海外展開を重視し、実際の取り組みとして2025年4月に米国合弁会社HENNGE Inc.を設立し、米国の中小企業層をターゲットに活動を開始しました。加えて同年にはアプリケーションセキュリティ管理を手がけるIssueHunt社やメッシュ型ネットワークのRunetale社への出資を実行しており、外部投資や事業提携を通じた機能拡張と市場チャネルの拡大を図っています。これらにより地域カバレッジとサービスラインナップの両面で拡張を進める計画です。

技術革新への取り組みは同社経営の柱であり、新技術を迅速にサービスに取り入れるための体制整備を進めています。研究開発部門はチーム制で柔軟な組織運営を行い、グローバルインターンや英語の社内公用語化などで人材確保と多様性を強化しています。また、AIを含む最新技術やセキュリティニーズを踏まえた新機能開発を継続し、社内開発に加えて外部投資・連携でアプリケーションセキュリティやネットワーク技術を補強することで、顧客にとっての付加価値を向上させています。