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日華化学JP:4463
沿革
1941年9月 |
日華化学工業株式会社を設立。(合資会社日華化学工業所を株式会社組織に変更。) |
1958年11月 |
クリーニング用粉末石鹸を開発。クリーニング分野に進出。 |
1963年7月 |
株式会社日華化学輸送部を設立。(1990年6月、株式会社ニッカエンタープライズに商号変更。) |
1964年4月 |
金属用洗浄剤を開発。金属工業分野に進出。 |
1965年5月 |
製紙用消泡剤を開発。紙パルプ分野に進出。 |
1968年5月 |
台湾に合弁会社 台湾日華化学工業股份有限公司を設立。 |
1971年5月 |
大韓民国に合弁会社 三慶日華化学株式会社を設立。(1974年1月、韓国精密化学株式会社に商号変更、2002年1月、NICCA KOREA CO.,LTD.に商号変更。) |
1974年1月 |
タイ王国に合弁会社 SIAM TEXTILE CHEMICAL CO.,LTD.を設立。(2009年5月、STC NICCA CO.,LTD.に商号変更。) |
1974年10月 |
インドネシア共和国に合弁会社 PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALSを設立。 |
1980年4月 |
殺菌消毒剤を開発。医薬品分野に進出。 |
1982年8月 |
デミ化粧品製造所を完成。頭髪化粧品分野に進出。 |
1987年12月 |
紙パルプ関連事業強化のため株式会社サンファイバーを設立。 |
1988年4月 |
アメリカ合衆国に合弁会社 NICCA U.S.A.,INC.を設立。 |
1988年5月 |
中華人民共和国香港特別行政区に香港日華化学有限公司を設立。 |
1988年6月 |
商号を日華化学株式会社に変更。 中華人民共和国香港特別行政区に香港日華化学有限公司出資による合弁会社 UJT NIKKA CHEMICALS CO.,LTD.を設立。 |
1989年4月 |
日華化学株式会社関東工場(1959年11月設立)、日華化学株式会社大阪工場(1981年5月設立)を吸収合併。 |
1989年10月 |
福井県福井市に総合研究所を開設。 |
1993年3月 |
福井県坂井郡坂井町に日華バイオ研究所を開設。 |
1993年4月 |
中華人民共和国に合弁会社 広州日華化学有限公司を設立。 |
1993年9月 |
名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1995年7月 |
中華人民共和国に合弁会社 杭州日華化学有限公司を設立。 |
1995年10月 |
医薬品及びヘアケア化粧品メーカーである山田製薬株式会社の全株式を取得し子会社化。 |
1996年3月 |
ブラジル連邦共和国のエロキミカ染料化成有限会社に資本参加し、合弁事業として開始。 |
1996年11月 |
ローヌ・プーラン日華株式会社を設立。(1998年4月、ローディア日華株式会社に商号変更、2014年1月、ソルベイ日華株式会社に商号変更。) |
2002年7月 |
福井県福井市にコスメラボ株式会社を設立。 |
2002年8月 |
中華人民共和国に日華化学技術諮詢(上海)有限公司を設立。(2009年5月、日華化学研発(上海)有限公司に商号変更。) |
2002年9月 |
中華人民共和国に合弁会社 浙江日華化学有限公司を設立。(2017年5月、日華化学(中国)有限公司に商号変更。) |
2003年2月 |
アメリカ合衆国にDEMI HAIRCARE SYSTEMS,INC.を設立。 株式会社ニッカエンタープライズを吸収合併。 ブラジル連邦共和国のエロキミカ染料化成有限会社の全株式を売却。 |
2003年8月 |
UJT NIKKA CHEMICALS CO.,LTD.を解散。 |
2004年5月 |
株式会社サンファイバーを解散。 |
2004年6月 |
ベトナム社会主義共和国に合弁会社 NICCA VIETNAM CO.,LTD.を設立。 |
2005年8月 |
DEMI HAIRCARE SYSTEMS,INC.を解散。 |
2006年6月 |
杭州日華化学有限公司を解散。 |
2007年2月 2010年2月 |
当社アグリ事業を譲渡。 東京都港区にイーラル株式会社を設立。 |
2010年11月 |
茨城県神栖市に鹿島工場を開設。 |
2011年3月 |
中華人民共和国にDEMI(BEIJING)INTERNATIONAL TRADING CO.,LTD.を設立。 |
2012年8月 |
大韓民国にDEMI KOREA CO.,LTD.を設立。 |
2015年6月 2015年12月 2016年12月 2017年11月 2019年5月 2020年9月 2022年4月 |
関連会社の江守エンジニアリング株式会社の株式を追加取得し子会社化。 石油化学製品メーカーである大智化学産業株式会社の全株式を取得し子会社化。 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に指定。 福井県福井市にNICCA イノベーションセンターを開設。 ヘアケア化粧品メーカーである株式会社レラコスメチックの全株式を取得し子会社化。 インド共和国にNICCA INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行 |
事業内容
日華化学株式会社とそのグループ企業(子会社21社及び関連会社2社を含む)は、複数の事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、界面活性剤等の化学品の製造・販売であり、このセグメントにおける主要製品には繊維化学品、特殊化学品、クリーニング・メディカル用薬剤、機能化学品、先端材料が含まれます。これらの製品は、日華化学をはじめ、大智化学産業株式会社、香港日華化学有限公司、NICCA INDIA PRIVATE LIMITED、NICCA U.S.A., INC.、NICCA KOREA CO., LTD.、PT. INDONESIA NIKKA CHEMICALS、日華化学(中国)有限公司、台湾日華化学工業股份有限公司、STC NICCA CO., LTD.、NICCA VIETNAM CO., LTD.、広州日華化学有限公司、東莞日華新材料有限公司、ソルベイ日華株式会社など、国内外の多数の企業によって提供されています。
また、化粧品事業も重要なセグメントであり、ヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ剤、スキャルプケア剤、スタイリング剤などの製品を展開しています。この事業は、日華化学のほか、山田製薬株式会社、イーラル株式会社、株式会社レラコスメチック、DEMI KOREA CO., LTD.などが担っています。
さらに、工事請負というセグメントも存在し、設備請負工事を手掛ける江守エンジニアリング株式会社がこの分野を担当しています。
これらの事業セグメントを通じて、日華化学グループは化学品から化粧品、さらには工事請負に至るまで、幅広い分野で事業を展開しており、国内外で多岐にわたる製品とサービスを提供しています。
経営方針
日華化学株式会社は、不透明な経営環境の中で、質的成長を優先する戦略を掲げています。同社は、企業パーパスを「Activate Your Life」と定義し直し、「世界中のお客様から最も信頼されるイノベーション・カンパニー」を目指しています。このビジョンの実現に向け、激変する経営環境をビジネスチャンスに変え、社会から必要とされる価値を提供することで収益性の向上を目指しています。
2025年に向けた中期経営計画「INNOVATION25」をアップデートし、新たな経営目標を設定。この計画では、「環境」「健康・衛生」「先端材料」の3つの領域に注力し、事業ポートフォリオの大転換を図っています。これらの領域への集中投資により、持続可能な社会と循環型経済の実現、人々の健康促進や衛生環境の進化、スマート社会の実現に貢献することを目指しています。
また、同社はメリハリのある投資戦略を採用し、成長事業への投資と投下資本収益性の向上に努めています。デジタルトランスフォーメーションを積極的に推進し、生産性の大幅な向上を目指すとともに、サステナブル経営を推進し、持続可能な社会への貢献を目標としています。これには、2030年までにグループ全体のCO2実質排出量を30%削減することが含まれます。
さらに、社員エンゲージメントの向上とダイバーシティの推進を通じて、多様な人材が高いモチベーションで能力を発揮できる企業集団を目指しています。これらの戦略を通じて、日華化学は新しい成長スパイラルを固め、さらなる持続的成長を目指しています。