サーバーワークスJP:4434

時価総額
¥205.7億
PER
57.2倍
クラウドコンピューティング事業を展開し、AWS導入支援、クラウド基盤構築、アプリケーション開発、運用支援サービス、AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」、ソフトウェアライセンス販売を手がける。

沿革

2000年2月

埼玉県和光市において有限会社ウェブ専科を設立

2001年2月

本店を東京都豊島区東池袋へ移転

2002年4月

株式会社サーバーワークスへ社名・組織変更、本店を東京都文京区音羽へ移転

2003年8月

携帯向けECサイト作成サービス「ケータイ@」を提供開始

2009年9月

本店を東京都新宿区山吹町へ移転

2010年3月

AWSを利用したホスティングサービスの日本語コンソールサービスを提供開始

2011年1月

Amazon Web Services LLC(現Amazon Web Services, Inc.)よりAWSソリューションプロバイダーとして認定

2011年7月

Amazon Web Services LLCとVAR(注3)契約を締結、本格的にクラウド事業に参入

2013年9月

株式会社テラスカイと資本・業務提携(注4)

2014年5月

北海道札幌市中央区にクラウド特化型運用支援サービスを提供する株式会社スカイ365(株式会社テラスカイとの合弁会社)を設立

2014年7月

AWS自動化サービス「Cloud Automator」を提供開始

2014年11月

APN (注5) プレミアコンサルティングパートナー (注6)に選定

2015年3月

株式会社スカイ365において24時間365日対応の運用支援サービスを提供開始

2015年3月

本店を東京都新宿区揚場町へ移転

2015年4月

AWS日本語コンソールサービス「Cloudworks」を廃止

2015年9月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラム (注7) を取得

2015年10月

APN プレミアコンサルティングパートナーに2年連続で選定

2016年6月

AWSリセールサービス「pieCe(ピース)」)」(現「AWS請求代行アドバンスド」)を提供開始 

2016年6月

APN 移行コンピテンシー を取得

2016年10月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラム3.0に認定

2016年11月

APN プレミアコンサルティングパートナーに3年連続で選定

2017年11月

株式会社エヌ・ティ・ティ・データとクラウド導入支援において協業を開始

2017年11月

APN プレミアコンサルティングパートナーに4年連続で選定

2018年7月

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社と資本業務提携

2018年9月

APN プレミアコンサルティングパートナーに5年連続で選定

2018年11月

Amazon Web Services, Inc.とSPA(注8)契約を締結

2019年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2019年6月

APN Well-Architected パートナープログラムに認定

2019年8月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラム4.0に認定

2019年8月

AWS エンドユーザーコンピューティングコンピテンシーに認定

2019年11月

APN プレミアコンサルティングパートナーに6年連続で選定

2020年2月

株式会社モンスター・ラボと資本業務提携

2020年9月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラム4.1に認定

2020年9月

AWSリセールサービス「pieCe」(現「AWS請求代行サービス」)を提供開始 

2020年11月

APNプレミアコンサルティングパートナーに7年連続で選定

2021年1月

東京証券取引所市場第一部に上場市場変更

2021年3月

ウイングアーク1st株式会社と資本業務提携

2021年7月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラム4.2に認定

2021年7月

WiL Strategic Partners I, L.P.へ出資

2021年7月

東京都新宿区に韓国のBespin Global Inc. グループとの合弁により株式会社G-gen(現連結子会社)を設立

2021年8月

AWS請求代行、システム構築から運用までを総合的にサポートする「サーバーワークスマイスターズ」サービスを提供開始

2021年11月

APNプレミアコンサルティングパートナーに8年連続で選定

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の再編により市場第一部からプライム市場へ移行

2022年6月

株式会社トップゲートの株式を取得、完全子会社化

2022年11月

投資目的子会社SXイノベーション・パートナーズを設立

2022年12月

AWS マネージドサービスプロバイダー(MSP)プログラムの認定を更新

2023年4月

AWSと4年間にわたるクラウドインフラ共通基盤の拡大に向けた戦略的協業を開始

事業内容

サーバーワークスは、クラウドコンピューティングサービスの提供を主軸に事業を展開しています。同社は、Amazon Web Services (AWS) のソリューション販売を中心に、2021年からはGoogle Cloudの事業領域にも拡大し、クラウドコンピューティング事業を推進しています。サーバーワークスは、AWS導入支援サービスの提供を通じて、クラウドへの移行コンサルティング、クラウド基盤構築、アプリケーション開発、クラウド移行後の運用支援サービス、運用自動化サービスなどを一貫して提供しています。

また、同社はAWS利用に関する再販売も行っており、AWSの利用料金に手数料を加算した日本円建ての請求書発行を通じて、顧客企業の支払いを容易にしています。さらに、AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」を提供し、クラウド運用の自動化と最適化を実現しています。

サーバーワークスグループは、連結子会社を通じてGoogle Cloud事業も展開しており、Google Cloudのリセラーとして再販売を行っています。これにより、マルチクラウドへの対応を強化しています。

同社グループは、クラウドインテグレーション、リセール、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(SRE)などのサービスを提供し、顧客企業のクラウド導入から運用までをサポートしています。これらのサービスは、主にサブスクリプション型のビジネスモデルに基づき、持続的かつ長期的に安定した収入を見込めるように設計されています。

経営方針

サーバーワークスは、「クラウドで世界をもっとはたらきやすく」をビジョンに掲げ、クラウド基盤構築技術を最大の強みとしています。同社は、顧客の課題解決に注力し、魅力的な就労環境の整備と生産性向上に貢献することを基本方針としています。中長期的な経営戦略として、市場動向や経営環境の変化に対応しながら、企業価値の向上を目指しています。これには、新規事業の開発や他社との協業・業務提携を通じた収益の柱の育成が含まれます。

クラウド市場の拡大に伴い、サーバーワークスはクラウドビジネスの強化・拡大、優秀な人材の確保・育成、自社クラウドサービスの機能向上、事業展開のグローバル化、事業ポートフォリオの拡大、パートナー企業との協業推進及びM&Aによる成長の加速、パートナーエコシステム構築を重要課題として取り組んでいます。特に、AWSプレミアティアサービスパートナーとしての地位を維持しつつ、クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」の提供を通じて、クラウドインテグレーション案件受注率の向上に貢献しています。

また、技術者の人材不足に対応するため、リモートワークや時短勤務制度の導入など、ダイバーシティに対応した施策を推進し、社員の能力開発にも注力しています。グローバル市場への進出や、AWSだけでなくGoogle Cloud事業への拡大も図っており、マルチクラウド対応の必要性にも対応しています。

サーバーワークスは、変化する市場環境と顧客ニーズに迅速に対応することで、企業価値の更なる向上を目指しています。