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サーバーワークスJP:4434
事業内容
サーバーワークスは、クラウドコンピューティングを中心に事業を展開している企業です。主にAmazon Web Services(AWS)とGoogle Cloudのソリューションを提供しています。AWSの導入支援サービスを早期から開始し、クラウド基盤の構築やアプリケーション開発、運用支援サービスを一貫して提供しています。
サーバーワークスは、クラウドファーストの潮流に対応するため、Google Cloud事業を展開するG-genを子会社として設立し、さらにアプリケーション開発に強みを持つトップゲートをM&Aで連結子会社化しました。これにより、国内トップクラスのGoogle Cloud事業会社となっています。
また、サーバーワークスは、技術・サービスを保有する企業への投資事業を目的に、SXイノベーション・パートナーズを設立しました。この会社は2024年にサーバーワークス・キャピタルに社名変更される予定です。
サーバーワークスのクラウドインテグレーション事業では、企業の基幹業務系システムをクラウド環境へ移行する際の基盤デザインや構築サービスを提供しています。クラウドを活用することで、コスト効果や生産性の向上を図るリフト&シフト戦略を提案しています。
リセール事業では、AWSとGoogle Cloudの再販売を行っています。AWSのリセールでは、課金代行サービスを通じて顧客企業がAWSを利用できるようにし、時間やコストの削減を実現しています。また、Cloud AutomatorというAWS運用自動化サービスも提供しています。
MSP(マネージドサービスプロバイダー)事業では、AWSおよびGoogle Cloud上の仮想サーバーやネットワークの監視・運用・保守を請け負っています。24時間365日体制での運用サービスを提供し、ITILに準拠した運用設計を行っています。
サーバーワークスは、クラウドインテグレーションによるフロー売上と、リセールやMSPによるストック売上を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。これにより、安定した収益を確保しつつ、クラウドサービスの普及を推進しています。
経営方針
サーバーワークスは、「クラウドで世界をもっとはたらきやすく」をビジョンに掲げ、クラウド基盤構築技術を活かしたソリューションを提供しています。顧客の課題を正確に把握し、技術力と顧客視点に基づくサポート体制で企業価値の向上を目指しています。
同社は中長期的な成長戦略として、マネージドセキュリティサービスや生成AI関連、海外展開などの新たな収益源を模索しています。社内開発や他社との協業、M&Aを通じて、経営基盤の強化を図り、変化する市場環境に対応しています。
クラウド市場の成長に伴い、サーバーワークスはハイブリッド/マルチクラウドを活用する大規模ユーザーをターゲットにしています。持続的成長を支えるため、環境変化を見越した事業戦略の立案と実行が求められています。
同社は売上高や利益額の増大を重視し、優秀な人材の確保を最重要課題としています。AWSとの戦略的協業契約を推進し、成長市場での競争力を高めるための先行投資を行っています。
サーバーワークスはクラウドビジネスの強化を目指し、AWSの「プレミアティアサービスパートナー」としての地位を活かし、ストック型ビジネスの強化を図っています。エンタープライズ向けのクラウドインフラ整備や中小企業のDX推進を注力領域としています。
人材確保のため、リモートワークや時短勤務制度を導入し、ダイバーシティに対応した施策を推進しています。技術者の育成にも力を入れ、AWS認定資格取得を支援しています。
自社クラウドサービス「Cloud Automator」の機能強化を進め、他社との差別化を図っています。顧客のクラウド運用を自動化し、コスト削減に貢献しています。
グローバル展開を視野に入れ、アジア太平洋や北米市場への進出を進めています。海外ベンチャーキャピタルへの投資やグローバル企業とのアライアンスを通じて、情報収集と認知度向上を図っています。
事業ポートフォリオの拡大を目指し、IaaSだけでなくプラットフォームサービスの拡充を図っています。クラウドセキュリティや生成AIのニーズに応えるサービスを提供し、成長分野への対応を進めています。
パートナー企業との協業やM&Aを通じて、事業拡大とケイパビリティ強化を図っています。AWSとの「パートナーエコシステム」を構築し、相互成長を目指しています。
サステナビリティ経営を実践し、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させることを目指しています。クラウドを活用した持続可能な社会の実現に取り組んでいます。