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ウイングアーク1stJP:4432
事業内容
ウイングアーク1stは、データを「新しい資源」として捉え、企業や社会に価値をもたらすソフトウェアとサービスを提供しています。同社は「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとし、売上収益を「帳票・文書管理ソリューション」と「データエンパワーメントソリューション」の2つに区分しています。
帳票・文書管理ソリューションでは、主に「SVF」と「invoiceAgent」を提供しています。「SVF」は帳票の作成や出力を効率化するソフトウェアで、85%の帳票出力がデジタル化されています。「invoiceAgent」は帳票の電子化と一元管理を実現し、法的要件にも対応しています。
データエンパワーメントソリューションでは、「Dr.Sum」と「MotionBoard」を提供しています。「Dr.Sum」はデータの収集、蓄積、分析を行い、企業の意思決定を支援します。「MotionBoard」はデータを可視化し、企業にイノベーションをもたらすダッシュボードです。これらのソリューションは、企業の生産性向上や業務プロセスの効率化を支援します。
ウイングアーク1stは、これらのソフトウェアとサービスを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、業務効率化や内部統制の強化に貢献しています。また、クラウドサービスとの連携やリアルタイム性を重視したソリューションも提供しています。
経営方針
ウイングアーク1stは、データを活用して企業のイノベーションを促進し、より良い社会の実現を目指しています。同社は、データを「新しい資源」として捉え、これを活用するソフトウェアとサービスを提供しています。特に、クラウドビジネスの成長を重視し、データプラットフォームの実現を目指しています。
同社の成長戦略は、クラウドビジネスの拡大に重点を置いています。2022年に発表した中期経営方針では、クラウド売上の年平均成長率40%を目標に掲げています。また、クラウドサービスの強化を進め、2027年までにクラウド売上比率を40%に引き上げる計画です。
ウイングアーク1stは、リカーリングビジネスの拡大にも注力しています。継続的な契約を基盤とした収益モデルを推進し、安定した収益基盤を構築しています。契約継続率の維持向上をKPIとし、顧客との長期的な関係構築を目指しています。
さらに、同社は公共・自治体領域への進出を図っています。自治体向けソリューションを提供し、自治体職員の業務負荷軽減やサービス向上に貢献することを目指しています。これにより、公共領域でのIT投資の活発化に対応しています。