クラシコJP:442A株価

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医療従事者向けメディカルアパレル事業の有力企業。白衣・スクラブ・患者衣など高機能でデザイン性の高い商品を展開。入院セットサービスのパイオニアと共同開発、2024年1月に中東代理店契約を更新。日本全国のEC・直営店と中国、台湾、東南アジア、中東6カ国で展開。

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事業内容

クラシコは、医療従事者向けのメディカルアパレルを企画・開発・販売しており、白衣やスクラブ、患者衣や周辺小物まで一貫して手がけています。同社は糸や素材の段階から品質を設計し、機能性・着心地・耐久性・デザイン性を両立させたユニフォームを提供しています。

同社の主要顧客は医師や看護師などの医療従事者で、公式オンラインストアや直営店舗での直接販売を行う一方、病院向けにはリネンサプライ事業者を通じたリースや法人向け販売を実施しています。さらに患者衣は入院セット事業者に販売し、海外では直営ECや中国のモール、各国の代理店を通じて収益を確保しています。

事業構成は単一のメディカルアパレル事業で、主力ブランドClassicoはテーラード技術を生かした「クラシコテーラー」やLUXE、DECO、通気性重視のCOOL TECH、低価格のPACKなど複数のラインを展開しています。患者向けブランドlifteはペイシェントウェアやウェルウェア、マタニティなど入院生活を意識したラインを揃え、コラボ商品や国内外の多様な販路を通じて顧客の声を取り入れた商品改良を続けています。

経営方針

同社はブランド力の強化と売上・利益の両立を成長の中心目標としています。国内メディカルアパレル市場は約588億円、グローバル市場は現時点で約551億USDと推計され、2030年には約890億USD(年平均成長率9.2%)に成長すると見込まれており、この成長機会を捉えて売上高、売上高成長率、売上総利益率およびGlobal会員数を主要指標に据えて事業拡大を図ります。直近ではGlobal会員数が8.2万人、2024年10月期の売上総利益率は52.4%であり、これらを改善・拡大することを通じて企業価値の向上を目指しています。

重点投資分野としては、価格障壁を下げ新規顧客を獲得するエントリーモデル「PACKシリーズ」への戦略的在庫投資と、高付加価値商品の素材開発に注力しています。PACKシリーズは軽量性、伸縮性、吸水速乾性、アイロン不要といった機能を維持しつつ競合同水準の手に取りやすい価格を実現するもので、全販路へ安定供給するための在庫基盤を整備し機会損失を抑えます。一方で同社は日本の繊維メーカーと連携し糸の段階から素材を設計することで耐久性・着心地・デザイン性を両立させる「Japan Quality」を差別化の核にしています。現状の累積リピート率は51.9%を確保しており、低価格帯から高価格帯へのステップアップを促す施策も実行しています。

新市場開拓では、患者衣「lifte」の展開加速と医療周辺領域への拡大を進めています。lifteは資本業務提携先の株式会社エランと共同開発した製品で、導入施設が拡大中(導入施設数は252施設の公表事例あり)です。海外では台湾での越境ECと代理店による病院導入の成功を踏まえ、2024年11月に香港および東南アジア4か国向けのECサイトを開設し、現地代理店を組み合わせた「消費者向けと法人向けの混合(toC/toB mix)」モデルでアジア中心に市場参入を加速します。これにより新規販路の獲得と病院単位の導入を両立させ、グローバル会員の増加と売上拡大を図ります。

技術革新への取り組みとしては、顧客データと購買データの蓄積・分析による顧客生涯価値(LTV)の最大化を重視しています。具体的には需給予測の高度化、顧客属性に応じた個別コミュニケーション、オンラインと実店舗を融合した施策の強化、公式ユーザーコミュニティ「Classico Collective」を通じた顧客参加型の商品開発などを実行します。また原価低減と品質維持の両立のため、MNインターファッション社との提携により海外検品や現地倉庫の活用、仕入れ先の集約、計画生産・早期発注、第三国生産の拡大といった生産・物流面の改革を進め、売上総利益率のさらなる向上を目指しています。