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アクリートJP:4395
沿革
2014年5月 |
東京都世田谷区三軒茶屋において、インディゴ株式会社のSMS配信サービス事業を会社分割(新設分割)し、株式会社アクリートを設立(資本金30,000千円) |
2014年9月 |
海外SMSアグリゲーター向けにSMPP国際ゲートウェイサービスを開始 |
2014年11月 |
販社・代理店募集を開始 |
2015年3月 |
配信したSMSに対する返信が可能となる双方向SMSサービスを開始 |
2016年12月 |
東京都世田谷区太子堂に本社を移転 |
2018年7月 |
東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース市場)に株式を上場 |
2019年2月 |
SMSコネクトグローバルサービスを開始 |
2019年3月 |
地方自治体向けSMS配信プラットフォーム開発に関する業務提携 |
2019年5月 |
IR-SMS配信サービス開始 |
2019年9月 |
「アクリートSMSエントリー」サービスを開発 |
2019年12月 |
株式会社NTTドコモの子会社であるMobile Innovation Company Limited(本社タイ王国バンコク都)と協業し、SMS一斉連絡サービスを開始 |
2020年2月 |
3キャリア対応「+メッセージ 」配信サービスのトライアル受付開始 |
2020年7月 |
飲食店向け顧客管理及び予約管理サービス「れすとれ」サービス開始 |
2020年8月 |
東京都千代田区神田小川町「axle御茶ノ水」へ本社移転 |
2020年9月 |
「+メッセージ」公式アカウントサービス「Accrete IR Express」を開始 |
2020年11月 |
崎村夏彦氏 特別顧問就任 |
2021年3月 |
総合行政専用ネットワークLGWANでのSMS送信を可能とする「SMSコネクト for LGWAN」の提供を開始 |
2021年5月 |
+メッセージ導入企業向け特設サイト「アクリートポータル」開設 |
2021年8月 |
Digital Platformer株式会社へ出資 |
2021年9月 |
メール配信サービス会社「株式会社テクノミックス」(現・連結子会社)の全株式を取得 |
2021年10月 |
国際網を使用するSMS配信サービス会社「株式会社Xoxzo」(現・連結子会社)の株式67%を取得 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 |
2022年4月 |
ベトナムのSMS配信サービス会社「VietGuys J.S.C.」(現・連結子会社)の株式51%を取得 |
2022年8月 |
佐藤浩之氏 特別顧問就任 |
2022年11月 |
株式会社stepdaysへ出資 |
事業内容
アクリート及びその子会社4社は、メッセージングサービス事業を中心に展開しています。事業は「国内メッセージングサービス事業」と「海外メッセージングサービス事業」の2つのセグメントに分かれており、アクリート、株式会社Xoxzo、株式会社テクノミックスが国内事業を、VietGuys J.S.C.が海外事業を担当しています。
国内メッセージングサービス事業では、SMS配信サービスが主力で、企業が顧客に対して一斉に短文メッセージを送信できるサービスを提供しています。このサービスは、会員登録やパスワード配信、マーケティングコミュニケーションなど、多岐にわたる用途で利用されています。アクリートは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルとの直接接続により、大量配信を可能にするSMS配信システムを開発し、7つの具体的なサービスを展開しています。これには、SMSコネクト、双方向SMSコネクト、IVR(音声自動応答)、電話deSMS、SMPP国際ゲートウェイ、SMS×α、次世代SMS「+メッセージ」などが含まれます。
また、メール配信サービスも手がけており、「学校安心メール」や「自治体安心メール」など、公的機関や教育機関との連絡手段として採用されています。これらのサービスは、株式会社テクノミックスを通じて提供されています。
海外メッセージングサービス事業では、VietGuys J.S.C.を通じてベトナムでSMS配信サービスを展開しており、国際網接続を利用したSMS配信も行っています。これにより、アクリートは国内外での市場拡大とシェア獲得を目指しています。
経営方針
アクリートは、デジタル社会における「リアルな絆」の創出をビジョンとして掲げ、セキュリティ、コミュニケーション、行動変容を軸に社会課題の解決に取り組んでいます。同社は、メッセージングサービス事業を中心に、国内外でのサービス展開を進めており、国内ではSMS配信サービスとメール配信サービスを提供しています。これらのサービスは、新型コロナウイルス感染症の影響による社会・経済活動の変容の中で、その重要性が再認識され、利用用途の拡大が見込まれています。
特に、SMS配信サービス市場は、今後の拡大余地が大きいとされ、アクリートはこの市場でのシェア拡大を目指しています。同社は、国内企業向けに直接販売及び販社・代理店販売を行い、海外企業向けには海外SMSアグリゲーター経由での配信を行っており、SMS配信プラットフォーム「SMSコネクト」を主力サービスとしています。
海外メッセージングサービス事業においては、アジア圏での事業拡大を目指しており、ベトナムのSMS配信サービス会社VietGuys J.S.C.の子会社化を通じて、アジア市場への進出を果たしています。同社は、日本での事業ノウハウを活かし、アジア圏でのマーケットシェア拡大を目指しています。
アクリートは、国内SMS配信サービスの利用用途拡大、販社・代理店や海外SMSアグリゲーターとの連携強化、新サービス開発や新事業領域への進出、海外市場への展開、人員体制の強化など、事業上及び財務上の課題に対処しながら、成長性と収益性及び企業価値の向上を目指しています。これらの取り組みを通じて、アクリートは、デジタル社会におけるセキュアで最適なプラットフォームの提供を目指しています。