エクスモーションJP:4394

時価総額
¥25億
PER
375.8倍
自動車業界向けにモデリング技術やリファクタリングを駆使したコンサルティング、組込みソフトウェアの品質改善、トレーニング教材開発とオンライン学習プラットフォーム「Eureka Box」の提供。

沿革

2008年9月

東京都港区芝において株式会社エクスモーション(資本金9,000千円)設立

2010年10月

開発ツール「mtrip」販売開始

2017年5月

東京都品川区大崎に本社を移転

2018年7月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得

2021年1月

実践型ナレッジ提供サービス「Eureka Box(ユーリカボックス)」提供開始

2021年6月

プライバシーマーク認証を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

2023年3月

日の出ソフト株式会社(現 株式会社bubo)の株式取得 100%子会社とする

事業内容

エクスモーションは、ソフトウェア開発におけるモデリング技術やリファクタリングなどの技術を駆使し、自動車業界を中心にコンサルティングサービスを提供する企業です。同社は、提案から課題解決までをワンストップで手掛ける実践的なアプローチを特徴としています。特に、組込みソフトウェアの品質改善に特化し、自動車やロボット、デジタル機器などの製品開発を支援しています。

エクスモーションのコンサルティングサービスは、モデリング技術を中心に、組込みソフトウェア開発に有効な多くの技術を得意としており、自動車分野においては、モデルベース開発の導入や機能安全への対応など、上流工程を中心とした開発技術の導入を支援しています。

また、同社はエンジニアリング手法の技術習得用トレーニング教材を独自に開発し、これをコンサルティング時の技術導入に活用するとともに、人材育成用トレーニングサービスやオンライン学習プラットフォーム「Eureka Box」を通じて、顧客に提供しています。これにより、エクスモーションは、技術的な知見の提供だけでなく、顧客自身が技術を習得し、活用できる環境を整えることにも貢献しています。

経営方針

エクスモーションは、組込みシステム開発の変革を目指し、その分野でのプロフェッショナル集団として位置づけています。同社は、AIやIoTによる第4次産業革命の波に対応し、高品質なソフトウェアの提供を通じて、自動車分野をはじめとする産業の最先端製品開発を支援しています。これにより、顧客企業の製品競争力の向上に貢献し、結果として同社の事業展開と利害関係者への利益還元を目指しています。

経営環境の変化に対応するため、エクスモーションは、データ駆動型社会への移行や、組込み機器の重要性の増大など、新たな技術開発の需要が高まる中で、ソフトウェア開発の品質確保に注力しています。特に、自動車分野では、高度運転支援システムや自動運転技術、電気自動車などの新機能開発が加速しており、これらを実現するためのソフトウェアの品質がより一層重要視されています。

同社は、優秀な人材の確保や収益基盤の拡充、コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化を優先的に対処すべき課題としています。人材確保には、知名度向上のための取り組みや積極的な採用活動を行い、収益基盤の拡充には、自動車分野以外への事業展開やオンライン学習プラットフォーム「Eureka Box」の拡販に注力しています。また、経営の効率化と健全性を確保するため、コーポレート・ガバナンス機能と内部管理体制の強化にも取り組んでいます。

エクスモーションの成長戦略は、技術革新の波に乗り、組込みソフトウェア開発の品質向上を通じて産業界の変革を支援することにあります。同社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、収益力の強化と経営効率化に努めています。